埼玉県環境科学国際センター 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

埼玉県加須市にある環境問題を考える施設で、屋外施設「種足ふれあいの森」と「生態園」、屋内有料施設「展示館彩かんかん」があります。

埼玉県環境科学国際センター

アクセスは車が便利で、来館者用無料駐車場があります。身障者用駐車スペースは2か所に分かれて設けられています。

埼玉県環境科学国際センター

駐車場から屋外施設にかけては、フラットな舗装路面です。

埼玉県環境科学国際センター

「種足ふれあいの森」は里山を再現した施設で、散策路はほとんどが未舗装路面ですが、硬くて凸凹が少ない路面なので、どこか懐かしい風景の中、車椅子で一周散策できます。

埼玉県環境科学国際センター

生態園は埼玉県東部の平野の自然を再現した施設です。

埼玉県環境科学国際センター

園内は階段路や未舗装段差路があるので、車椅子での移動可能範囲は限られます。上の池から下の池にかけての散策はできます。

埼玉県環境科学国際センター

屋内施設「展示館彩かんかん」のエントランスは階段ですが、段差回避スロープが設置されています。

埼玉県環境科学国際センター

「展示館彩かんかん」の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

展示館内はバリアフリーです。「楽しみながら環境問題を理解し、環境にやさしい行動につながるきっかけとなることを目的」にしている施設です。展示内容は小学校中学年向けです。

埼玉県環境科学国際センター

館内には2か所のエレベーターがあり2Fの環境情報プラザも車椅子で利用できます。バリアフリートイレは1Fに2か所設置されています。一般的なサイズの個室で、シンプルな設備のトイレでした。

埼玉県環境科学国際センター

埼玉県環境科学国際センターは「環境学習」「国際貢献」「試験研究」「情報発信」の4つの機能をもつセンターです。

プラネタリウム、天体観測室、科学実験室などがある「加須未来館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年11月に執筆しました)

加須はなさき水上公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

埼玉県加須市にある「加須はなさき水上公園」は、夏季は大きなプールが営業するファミリーパークで、園内の周回路と「自然観察園」は車椅子で散策できます。

加須はなさき水上公園

アクセスは車が便利です。来園者用の無料駐車場があり身障者用駐車スペースが設けられています。夏季は有料になります。

加須はなさき水上公園

駐車場には銀杏並木があり、秋には黄葉が楽しめます。

加須はなさき水上公園

園内の大きな芝生広場で皆さん元気に遊んでいました。

加須はなさき水上公園

ユニークなのは「自然観察園」です。細長いエリアを車椅子で散策できます。

加須はなさき水上公園

路面は完全にフラットではなく、一部は未舗装路面で、また一部の舗装路は路面に小さな凹凸があります。それでもそれほど無理をすることなく、車椅子で散策できました。

加須はなさき水上公園

バードウォッチングができる施設まで、車椅子で移動できます。

加須はなさき水上公園

加須はなさき水上公園は、車椅子で散策できます。あまりバリアフリーではない、自然観察園の散策が面白い公園です。

ロールスロイス・ベントレーの往年の名車が鑑賞できる入館無料の博物館、加須市の「ワク井ミュージアム」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年11月に執筆しました)

騎西城・キャッスルきさい 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

埼玉県加須市騎西にある復元された天守閣です。このお城は1975年に開館した「郷土資料展示室」。この地から発掘された出土品や旧騎西町の歴史民俗資料が展示されています。ただし1Fエントランスまでは長い階段路で、車椅子での利用はできません。また現在では「藤まつり」の期間など、年に数回、数日間しか開館しない展示室です。

騎西城・キャッスルきさい

中世にあった騎西城は平城で、このような天守閣はありませんでした。本物の城址としては、土塁や空堀の跡が残されています。

騎西城・キャッスルきさい

中世に城が本当にあった場所に、旧騎西町の町制20周年を記念して、無かった天守閣が建設されたという面白い施設です。

騎西城・キャッスルきさい

隣接して図書館などが入る公共施設「キャッスルきさい」があります。来館者用の無料駐車場が整備され、騎西城側の駐車スペースに、身障者用駐車スペースが2台分用意されています。

騎西城・キャッスルきさい

「キャッスルきさい」はバリアフリー施設です。エントランスは段差のないフラット構造で、問題なく車椅子で利用できます。

騎西城・キャッスルきさい

1Fと2Fにバリアフリートイレがあります。下の写真は1Fのトイレです。スペースに余裕がある綺麗なトイレです。

騎西城・キャッスルきさい

ユニバーサルベッドはありませんが、設備はフル装備です。オストメイトはこのような形状でした。

騎西城・キャッスルきさい

騎西に建つ天守閣の正体は、年に数日しか開館しない郷土資料展示室です。騎西城の外観だけなら「キャッスルきさい」を拠点にしてバリアフリーに見学可能です。

(本稿は2021年6月に執筆しました)