医ケア児者に衛生用品を配布 補正予算案に9.4億円計上

国会に提出された令和2年第二次補正予算案の中に、「医療的ケア児者の人工呼吸器に必要となる衛生用品等の優先配布事業」が盛り込まれ、9.4億円の予算が計上されています。

公表された厚生労働省の資料によると以下の事業スキームです。

・医療的ケア児者からアルコール綿等の必要数を把握する。

・厚生労働省において必要数を集計し、メーカーから一括で購入する。

・購入したアルコール綿等を医療的ケア児者に配送する。

事業の詳細は現時点では不明で「国においてアルコール綿等を一括して買い上げ、医療的ケア児者が優先的に確保できるようなスキームを構築し、必要な衛生用品等を配送する。」としています。

《生きるちから舎ニュース 2020年6月9日付》

福祉施設職員にコロナ慰労金5万円支給 感染施設は20万円

令和2年5月27日、政府は第二次補正予算案を閣議決定しました。その中で、福祉施設の職員全員を対象にした慰労金の支給が計画されています。

支給金額は職員1人につき5万円。新型コロナウイルス感染者または濃厚接触者が発生した施設の職員には1人につき20万円が支給されます。

対象施設は高齢者または障がい者を支える全ての施設とされ、特別養護老人ホーム、デイサービス、障害者入所通所施設などが対象です。

今回の予算案では、乳児院や保育所など「こども分野」の施設は対象外です。厚生労働省の見解では、子供は重症化リスクが低く、クラスターの発生も少ないので支給対象から外したそうです。

この福祉施設職員へのコロナ慰労金の予算額は5,500億円~6,000億円程度とみられます。国の100%負担で、実施は各都道府県です。同様の慰労金は、別に医療従事者にも支給されます。

具体的な支給方法は現在調整中ということ。

介護保険と障がい福祉のすべてのサービス事業者が対象。

利用者と直接接する現場で働く人なら職種を問わずに一律支給。例えば地域包括支援センターの一部の職種も対象にする方針です。

そして正規・非正規も問わずに支給対象とします。

支給対象者の特定、支給ルート・方法、支給時期などの詳細は、二次補正予算が国会で成立した後に、厚生労働省から発出される予定です。

《生きるちから舎ニュース 2020年6月2日付》

福祉法人へのマスク、ガウンなど防護具の配布に関する国からの連絡

令和2年5月29日付で、厚生労働省から事務連絡「新型コロナウイルス感染症に関連した感染症拡大防止のための衛生・防護用品の都道府県等における備蓄の推奨と体制整備について」が発出されました。この中で6月下旬以後に、社会福祉法人での新型コロナウイルス感染拡大防止用の防護具を国が購入し、都道府県に配布することが書かれています。その内容を分かりやすく紹介します。なお事務連絡の原文から一部意訳した表現に変えています。ご承知おきください。

〇感染が発生した福祉法人支援

サージカルマスク、アイソレーションガウン、フェイスシールド、それぞれを約100万程度国で購入します。

それを都道府県別に人口比で案分して、6月下旬以降から配送します。配送は一括になるとは限りません。

想定している福祉法人は「高齢者・障害児者・児童・生活困窮者向けの福祉施策のうち、入所施設や居住系サービス、濃厚接触者等に対してもサービス継続を行う必要がある訪問系サービス等感染者が発生してもなおサービスを継続して行う」法人です。

 

〇全ての社会福祉法人支援

第1弾として約4,000 万枚のサージカルマスクを国が購入し、第2弾以降は不織布マスクを順次購入する予定 です。

それを都道府県別に人口比で案分して、6月下旬以降から配送します。詳細は後日の連絡になります。

 

〇都道府県が行うこと

備防護具を蓄する倉庫の確保、管理体制の整備、市町村との調整、緊急性の高い福祉法人へ迅速に供給ができる体制を検討してください。

また都道府県でも独自に必要な防護具の確保、備蓄につとめ、必要に応じて適切に放出してください。

《生きるちから舎ニュース 2020年6月1日付》