伊勢 山田奉行所記念館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

大岡越前が4年間勤務したことがある、三重県伊勢市にある江戸時代の奉行所を再現した無料公開施設です。場所は伊勢神宮からは少し離れた御薗町、伊勢湾に近い宮川沿いです。山田奉行所は海上保安庁のような機能も有していました。約40台を収容する来館者用の無料駐車場があります。

正面出入口は段差構造です。車椅子では横のバリアフリールートから入館します。

山田奉行所記念館

記念館横の駐車場がバリアフリールートの入口です。

山田奉行所記念館

身障者用駐車スペースに指定されている箇所にある、裏木戸門のような入口から入ります。閉まっている場合は、正面入口からスタッフに声をかけてください。

山田奉行所記念館

記念館の裏側に段差解消スロープが用意されています。

山田奉行所記念館

スロープは緩やかな傾斜で、車椅子で問題なく利用できます。

山田奉行所記念館

スロープを上がると建物裏の入口があります。館内は土足禁止です。今回取材時は管理スタッフがこの付近にシートを広げて、車椅子での入館をサポートしてくださいました。

山田奉行所記念館

館内には数多くの興味深い資料が展示されています。

山田奉行所記念館

江戸時代の奉行所とは畳敷きの部屋が広がる構造でした。

山田奉行所記念館

車椅子で屋外からの見学も可能です。

山田奉行所記念館

バリアフリートイレは、正面出入口近くにあるトイレ棟にあります。やや狭い個室で且つ固定バーが設置されているので、車椅子1台が入るかどうかギリギリのトイレです。ウォシュレット付き便器が備えられています。

山田奉行所記念館

伊勢市の山田奉行所記念館は、裏木戸門からアクセスすれば車椅子で見学できる施設です。

(本稿は2023年6月に執筆しました)

三重の大規模商業リゾート「VISON」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

三重の大規模商業リゾート VISON 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

2021年に三重県多気町に誕生した「三重故郷創生プロジェクト」による「SDGs」を切り口にした観光施設です。総事業費は約200億円。119haの敷地にホテル、温泉、ショップ、レストラン、農園などが展開される大規模なプロジェクトで「ナショナルチェーン店の出店をゼロとし、食をテーマとし圧倒的な専門性を持つことで、他にない唯一無二の商業リゾート施設を目指」す、としています。

丘陵地に建設された施設でアップダウンが多いのが特徴です。車椅子で利用する上で、知っていると役立つ現地の状況を紹介します。

VISON

アクセスは車が便利です。「ホテルヴィソン」を利用する場合は宿泊者専用駐車場の利用が便利です。ホテルは丘陵の高い場所にあり、ホテルからVISONの他エリアに移動する通常ルートは屋外エスカレーター路です。アップダウンがあるので、ホテルを起点にして車椅子でVISON全域の散策することは困難です。

VISON

一般来場者用の有料駐車場が複数個所あります。最初にあるP1は、マルシェヴィソンまでエスカレーターで上がる未舗装路面の駐車場です。

次にあるP2は、マルシェヴィソンの裏側にある未舗装路面の駐車場です。

VISONのショップ&レストランエリアを広域に利用したい場合、車椅子利用者はスゥイーツヴィレッジ裏にあるP3駐車場の利用が便利だと思います。一般駐車区画は未舗装路面ですが、舗装路面の身障者用駐車区画が多数用意されています。ここからでも他エリアに移動するにはアップダウンを通行しますが、他の駐車場からよりは高低差が少ない移動ですみます。和ヴィソンやサンセバスチャン通りがあるエリアへは「まほろ橋」を通行して移動できます。ただしある程度のアップダウンがあるルートです。

VISON

P3からアトリエヴィソンに進み、そこから横断歩道を渡り和ヴィソンエリアに移動することもできます。このルートもそれなりのアップダウンがありますが、車椅子で和ヴィソンの中心エリアに行くなら「まほろ橋」経由よりも楽に移動できます。

VISON

VISONの各ショップ&レストランエリア内も、アップダウンがあります。特に注意すべきなのは、マルシェヴィソンです。スゥイーツヴィレッジからマルシェヴィソンまでは、大きなアップダウンがありません。

VISON

マルシェヴィソンは密閉型の施設ではなく、20年に一度のサイクルで木を張り替える計画がある屋根と部分的な壁がある構造物です。

VISON

マルシェヴィソンは傾斜地に建っています。外側がスロープ路で、内部は階段がある構造です。車椅子では階段を迂回してスロープ路を利用して移動します。

VISON

和ヴィソンやサンセバスチャン通りがあるエリアもアップダウンがあり、一部には急な傾斜路が用意されています。車椅子ではなるべく緩い傾斜路を選び移動する必要があります。

VISON

和ヴィソンやサンセバスチャン通りにある店舗の多くは、車椅子で利用できるバリアフリー構造です。

VISON

しかしほとんどの店舗は傾斜に建つため、隣の店舗に移動するにも、アップダウンがあることが多いエリアです。

VISON

一棟の中に段差があり、2店舗が営業しているお店もあります。車椅子ではそれぞれの出入口から店舗を利用します。

VISON

最後にバリアフリートイレの状況を紹介します。大規模な施設ですが、トイレの数は多くはありません。トイレはマルシェヴィソンに2か所、スゥイーツヴィレッジの店舗内に1つ、そして和ヴィソンに1つです。いずれのトイレにもバリアフリートイレがあります。下記の写真は和ヴィソンのバリアフリートイレです。広いスペースの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

VISON

VISONは類を見ない大型施設です。車椅子で利用する場合は、駐車場の選択、アップダウン路や段差路、エスカレーター路に注意してください。

(本稿は2023年6月に執筆しました)

津市にあるバリアフリーな温泉旅館「榊原温泉湯の瀬」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

三重県のバリアフリー温泉旅館 榊原温泉湯の瀬 車椅子宿泊情報

清少納言の「枕草子」にも詠われた三重県津市の名湯榊原温泉に、2022年バリアフリーな温泉旅館「湯の瀬」が開業しました。レストランがある日帰り温泉に併設された施設で、宿泊施設は「障がい者・高齢者とそのご家族・支援者(施設職員等)のみのご利用」で「福祉棟」とされています。

宿泊施設は3F構造で、貸切部屋を含む16の客室と2つの貸切家族風呂があり、介護用ベッドやリフトなどの福祉用具を完備し、また介護資格を持つスタッフが常駐し有料の介助サービスを受けることができます。本格的なバリアフリー温泉旅館です。

宿泊施設の受付は日帰り温泉の受付が兼ねています。宿泊施設の利用者が日帰り温泉を利用する場合は、別途に利用料を支払います。また貸切家族風呂の利用は有料です。

「福祉棟」内は段差のないバリアフリー仕様です。貸切家族風呂は様々な福祉器具の利用が可能です。障がいの状況に応じて、スタッフに相談して利用してください。名湯榊原温泉が源泉かけ流しで楽しめます。

榊原温泉湯の瀬

食事の会場は、夕食はジンギスカン鍋でBBQを楽しめる食堂です。フラットなお店で一般的な可動式テーブル席なので、車椅子で利用できます。

榊原温泉湯の瀬

朝食は土足を脱いで利用する食堂でした。ここも段差なく車椅子で移動できます。ラットなお店で一般的な可動式テーブル席です。

榊原温泉湯の瀬

歴史ある榊原温泉の「湯の瀬」は、福祉事業を展開している会社が運営する、豊かな自然に囲まれた本格的なバリアフリー温泉旅館です。

榊原温泉湯の瀬

 (本稿は2023年6月に執筆しました)

三重県の歴史、文化、自然を紹介する「三重県総合博物館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。