横須賀 くりはま花の国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

神奈川県横須賀市久里浜の「くりはま花の国」は、コスモス・ポピーの花畑がある入園無料の公園です。園内は車椅子で散策できる箇所、難しい箇所があります。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「くりはま花の国」は丘陵の公園で、公園内の高低差が最大で90mあります。したがって園内ほぼ全域が傾斜面。車椅子で坂道を上り下りする必要があります。

入園無料の公園ですが、アーチェリーやエアーライフル、パークゴルフなどの施設利用は有料です。公園専用の有料駐車場の駐車料金は障がい者減免制度があり無料に減免されます。管理棟や売店、レストランなど、スタッフがいる施設に行き、駐車券と障害者手帳等を提示して減免手続きを受けます。

公園は大きく3つのエリアに分けることが出来ます。

正面入口の先からが「コスモス・ポピー園」。最高地点付近は、大型遊具がある「冒険ランド」。第二駐車場側はアーチェリーやエアーライフルの施設とロング滑り台などのエリアです。

車椅子で「くりはま花の国」を楽しむなら、開花の季節に「コスモス・ポピー園」を眺めるのがお薦めです。

アクセスは車が便利です。「コスモス・ポピー園」に行くなら第一駐車場を目指します。収容台数は180台。身障者用駐車区画の設定はありません。斜面にある駐車場なので、駐車スペースが上下2段に分かれ、周回しながら駐車スペースを探します。逆戻りは出来ない一方通行なので、乗降しやすい場所を判断して、駐車場所を決めてください。

駐車場内の移動および駐車場の出入口は、車椅子でも何とかなりますが、快適なバリアフリー路ではありません。デコボコや傾斜、一部狭い箇所を通ります。

駐車場から出て公園へ向かいます。この付近は上り坂で、歩道は少し狭く、ところどころにデコボコがあります。車両の通行がない状況なら、むしろ車道を通行する方が楽です。公園の門を通過し園内に入ってからも、ずっと上り坂が続きます。

公園に入ると左手にレストラン、右手に売店があります。どちらでも駐車料金の減免手続きが出来ます。

「レストランうおくに」は階段で向かいます。横に車用のスロープ路がありますが、急坂なので車椅子での通行は困難です。

売店「コスモス館」は平屋構造で、入口には簡易的な段差解消版が置かれています。この段差解消版は、一般的な車椅子利用者は通行できないタイプです。介助者がいて車椅子の前輪を高く持ち上げれば、なんとか館内へ入ることが出来るかもしれません。

売店「コスモス館」の先に「コスモス・ポピー園」が広がります。園内に舗装された散策路が2本あり、その内の1本は滑り止め効果を狙った路面に凹凸がある道です。車椅子で通行できますが、ガタガタと衝撃がきます。2本の散策路とも傾斜はきついので、車椅子利用者は元気な介助者との同行をお薦めします。

バリアフリートイレは、売店「コスモス館」の先にある公衆トイレに併設されています。トイレのレベルは、一般的な公園の公衆トイレのレベルです。

コスモス、ポピーの開花時は、大変混みあいます。駐車場が満車になることも多く、その場合は臨時駐車場が開設されます。臨時駐車場は第一駐車場よりも公園に近く、坂道の距離が短くて済みます。駐車区画がアバウトなため、誘導スタッフに車椅子利用を相談すると、乗降しやすい場所に駐車させていただけることもあります。

車椅子利用者の場合、臨時駐車場が利用できると、むしろ便利です。ただし臨時駐車場まで満車になると、停めるところがなくなります。

園内の傾斜はきつく、施設のバリアフリーレベルも高くはありませんが「くりはま花の国」は、頑張れば車椅子でコスモスやポピーを楽しめます。

横須賀市営公園「長井海の手公園ソレイユの丘」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年10月の取材に基づいています)

横須賀久里浜 ペリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

神奈川県横須賀市久里浜の「ペリー公園」は、記念碑と記念館があるペリー上陸を記念する公園で、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

1853年にペリーが久里浜に上陸しました。そのことを記念した公園です。場所は久里浜海岸の近くで公園専用の駐車場はありません。近くにコインパーキングはあります。

入園無料の小さな公園です。公園内は未舗装で薄い砂利路面ですが、車椅子で通行できるレベルです。記念碑周辺は一部舗装路面があります。

トイレは公園の公衆トイレで、バリアフリートイレはありません。

公園の奥に「ペリー記念館」があります。2階建ての小さな博物館で入館無料。入口はスロープがあり、出入口は手動ドアです。1Fの展示は上陸時の様子のジオラマ模型の展示で、2Fは関係資料の展示です、階段のみでエレベーターはありません。

目を引くのは巨大な記念碑。明治34年に建立されたそうで、碑文は伊藤博文の筆です。明治34年は1901年。この記念碑の除幕式には、当時の桂首相以下多くの日本閣僚が参加、米国からは海軍関係者などが参加、総勢約1,000人が集まり、沖合では日米両国の軍艦が祝砲を放ったとのことです。20世紀初頭では、ペリー上陸はそのように評価されていました。

江戸時代のペリー上陸だけではなく、明治政府の対米外交政策を知る公園です。巨大な記念碑は明治のモニュメントとして見る価値があります。

横須賀市久里浜の「くりはま花の国」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年10月の取材に基づいています)

横須賀 観音崎パークセンター 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

神奈川県横須賀市の景勝地「観音崎公園」内に2016年に誕生した「観音崎パークセンター」には、とても綺麗なバリアフリートイレがあります。現地のバリアフリー状況を紹介します。

東京湾に突き出した「神奈川県立観音崎公園」の公園管理事務所が「観音崎パークセンター」です。一般利用できる多目的室とトイレがあり、屋内にバリアフリートイレがあります。とても綺麗で広いトイレで、オストメイト、ユニバーサルベッドを備えています。観音崎でお薦めできるバリアフリートイレです。

アクセスは車が便利です。「観音崎パークセンター」に最も近い駐車場は「第2駐車場」で、身障者用駐車区画があります。休日は有料ですが、スタッフに障害者手帳を提示すると駐車料金が無料に減免されます。

「第2駐車場」から「観音崎パークセンター」までは、50mほどの上り坂。一部傾斜がきつく、歩道は狭く、路面にはデコボコがありますが、頑張れば車椅子で通行できます。

「観音崎パークセンター」には広い前庭スペースがありますが、現在のところ、身障者車両も含めて車の乗り入れは禁止されています。

前庭スペースの一角は、花木を配した鑑賞用の庭として整備されています。この庭には複数の動物の置物があり、見て楽しい。車椅子から鑑賞できます。

「観音崎パークセンター」の正面入口は階段です。車椅子用のスロープは建物の裏にあります。正面からは見えないので、分からずに引き返す車椅子利用者がいるということ。正面から見て建物右手から裏に回り込んでください。

スロープを上がると建物裏口があります。ドアは引き戸で手動です。ここから入るとすぐ左手に、広くて綺麗なバリアフリートイレがあります。

「観音崎パークセンター」は、レンガ造りの外観が特徴的。この建物は明治31年築の歴史的建造物である旧陸軍火薬庫を再生しました。11万個超のレンガが積まれています。周囲には未整備の同建築物が2棟あります。

観音崎公園でトイレに困ったら、「観音崎パークセンター」の利用をお薦めします。

横須賀市立「横須賀しょうぶ園」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年10月の取材に基づいています)