茨城 あけのひまわりフェスティバル2019 バリアフリー情報

茨城県筑西市で開催される毎年恒例のイベントです。2019年の会場は「宮山地区」。筑波山をバックにひまわり畑が広がります。期間は8月24日から9月1日。現地のバリアフリー状況を紹介します。

会場は「宮山ふるさとふれあい公園」から徒歩1分の案内。特定日には下館駅などから無料シャトルバスの運行もあります。車椅子利用者のアクセスは車が便利です。

公園の駐車場は約70台を収用。他に臨時駐車場が用意されます。最終日の昼過ぎに取材に行ったところ、会場の1.5km手前から道路が渋滞し、そこから会場まで約40分かかりました。帰り時間には渋滞は半減していたので、おそらく混雑のピークであったと思われます。

混雑ピーク時の駐車場の状況です。最寄りの「宮山ふるさとふれあい公園」の駐車場は満車で、イベントスタッフが臨時駐車場へ誘導しています。スタッフに車椅子利用を相談すると、公園の駐車場へ誘導していただけました。

公園の駐車場には身障者用駐車区画が1台分あります。今回はそこが使用中だったので、場内スタッフの誘導で空いている一般区画に駐車しました。

あけのひまわりフェスティバル2019 

公園駐車場から100万本のひまわりが咲く会場へのアクセス状況です。公園から道路に出るまでの路面は舗装路で、大きな段差はありません。

道路の歩道から横断歩道を渡ります。歩道と車道に多少の段差はありますが、一般的な車椅子利用者なら通行可能です。

会場まで50mほど下り斜面の舗装歩道を進みます。最初の会場入口からのルートは、車椅子では危険な角度と荒れた路面の未舗装路です。

車椅子では危険な角度と荒れた路面の未舗装路

車椅子ではそのまま直進して2つ目の会場入口を利用します。このルートは緩やかな傾斜の舗装路です。

2つ目の会場入口

2つ目の会場入口近くに、イベントガイドには掲載されていない駐車場がありました。今回取材時は満車でスタッフが車を入場させないようにしていましたが、ここを利用できれば坂道の歩道を移動する距離が短くなります。

会場のバリアフリー状況です。ひまわり畑は約4ha。会場入口からしばらくは舗装路があります。この舗装区間の車椅子での移動は問題ありません。

有料の切り花の受付などがあるテントの周辺は未舗装路面です。場所にもよりますが、かなり激しいデコボコがあります。

さらにひまわり畑に近づくと、路面の荒れ方はひどくなります。車椅子で切り花園のひまわりに手が届くところまで近づくのは困難です。

さらにひまわり畑に近づくと、路面の荒れ方はひどくなります

会場内に低い展望台が用意されていますが、そこまでが悪路で車椅子での通行は困難で、展望台は階段を上がります。

あけのひまわりフェスティバル2019 

宮山ふるさとふれあい公園のバリアフリー状況です。2019年のイベント拠点になる公園は、駐車場の周囲に直売所やイベントルームなどがあります。

直売所はフラット構造ですが、店内は狭く、通路は車椅子での移動がギリギリの幅です。店内に一般トイレはあります。

公園のトイレは管理施設の外側から利用する構造で、靴を脱いで利用するトイレのようでした。他に屋台テントなどが出店しています。

宮山ふるさとふれあい公園

2019年「宮山地区」で開催された「あけのひまわりフェスティバル」は、車椅子で会場に行き、100万本のひまわりを鑑賞することが出来ました。

筑西市の「日本ハム下館工房」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

しもだて美術館「江口寿史イラストレーション展 彼女」バリアフリー情報

茨城県筑西市の「しもだて美術館」で、2019年7月13日から9月16日の開催「彼女」を車椅子で観覧しました。現地のバリアフリー状況を紹介します。

しもだて美術館

美術館は「アルテリオ」の3Fにあります。下館駅からは徒歩8分の案内です。

美術館利用者は無料で利用出来る地下駐車場があり、身障者用駐車区画は2か所に計4台分用意されます。地下駐車場を利用すると雨天でも濡れずに利用できる美術館です。

無料で利用出来る地下駐車場

「アルテリオ」内には2系統のエレベーターがあり、3Fの美術館へは1系統2基のエレベーターが通じています。地下駐車場から別系統のエレベーターを利用した場合は、1Fで3Fへ行く系統のエレベーターに乗り換えます。

アルテリオ」内には2系統のエレベーター

館内は広々としてフラットな構造、車椅子での利用の問題のないバリアフリー施設です。

 館内は広々としてフラットな構造

バリアフリートイレは館内に複数用意されます。美術館内にも男女別トイレの入口にそれぞれバリアフリートイレがあります。

 館内は広々としてフラットな構造

企画展、常設展とも、障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。3F美術館受付で障害者手帳等を提示して、入館カードを受け取ります。展示室入口でカードをスタッフに渡して入館します。

しもだて美術館のバリアフリー

展示室内はワンフロアのフラット構造。スペースに余裕のある展示室です。

「江口寿史イラストレーション展 彼女」は、壁掛け展示と平台ケース展示の併用で、すべての展示を車椅子から鑑賞できます。車椅子からの鑑賞に大きな問題はありません。

江口寿史イラストレーション展 彼女

「彼女」は展示作品の撮影が許可されています。300点以上の展示がありますが、熱心な方はほぼ全作品をアップで撮影しています。

彼女」は展示作品の撮影が許可されています

展示はテーマ別ですが、それがほぼ製作年代順になります。1980年の「すすめパイレーツ」から、2019年の「吉祥寺サンロード夏キャンペーン」まで、江口氏が描く彼女のイラストレーションが展示されます。

吉祥寺サンロード夏キャンペーン

常設コーナーのコレクション展も観覧できます。常設展示室も広くてフラット。車椅子での鑑賞に問題はありません。

下館ゆかりの芸術家

「しもだて美術館」は、車椅子で利用しやすいバリアフリー美術館です。

別稿で「茨城県しもだて美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

茨城県 道の駅グランテラス筑西 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県筑西市の「道の駅 グランテラス筑西」は、車椅子で利用しやすい施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

道の駅 グランテラス筑西

2019年7月のオープン。直売所と食事処が中心の従来型の道の駅ではなく、多様なニーズに高い品質で応える複合的なサービスの提供を目指した、4棟構成の施設です。

有料のキッズスペースやドッグラン、収穫体験コースがあるBBQ施設、コインランドリーやコインシャワーがあるリラクゼーションルーム、スポーツ施設スラックラインパーク、地元の伝統工芸販売コーナー、2軒のレストランとフードコートにスタバ、CVSなどがあります。

道の駅グランテラス筑西

 

施設全域、段差はありません。唯一BBQ施設へのアプローチに段差がありますが、横にスロープが用意されています。

段差のないフラット設計

2F部にあり筑波山を見晴らす「渡り廊下デッキ」へは、CVSの横からエレベーターで上ることができます。

CVSの横からエレベーター

渡り廊下デッキ」へは、CVSに横からエレベーターで上ることができます。

渡り廊下デッキ」へは、CVSに横からエレベーターで

渡り廊下デッキ」へは、CVSに横からエレベーターで

駐車場は360台以上を収容。満車の場合は施設の外側にある未舗装の臨時駐車場も利用できます。

身障者用駐車区画は「トイレ・情報提供施設棟」の前に屋根付きで6台分あります。屋根は施設内にある4棟すべてにつながります。身障者用駐車区画を利用できれば、雨天でも普通の雨なら心配はありません。

屋根付きの障害者用駐車区画

屋根付きの障害者用駐車区画

屋根付きの障害者用駐車区画

バリアフリートイレの状況です。「トイレ・情報提供施設棟」の中に独立室で1つ。男女別トイレの中に、車椅子が入るサイズのトイレがそれぞれ1つあります。

道の駅グランテラス筑西

独立室のバリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルベッドが備えられています。

道の駅グランテラス筑西

直売所などが入るメイン棟のなかにあるインドアトイレにも1つ。

トイレ・情報提供施設棟

スタバの裏側の外側から利用するトイレにも1つ。

スタバの裏側の外側から利用するトイレ

合計で5つのバリアフリートイレがあります。ベビーコーナーは「トイレ・情報提供施設棟」内にあります。

トイレ・情報提供施設棟

「芝生広場」を中心にした屋外スペースは、フラットで開放感あふれる空間です。中央部にはステージがあり、イベント会場としての利用が可能です。施設よりのフラット通路場にはフリーテーブルやベンチが置かれ、休憩や飲食に利用できます。

広々とした屋外スペース

広々とした屋外スペース

広々とした屋外スペース

広々とした屋外スペース

農産物やお菓子など物産品売場、フードコート、レストランが入るメイン棟の状況です。

農産物の販売コーナーは面積としては大きくありません。むしろ惣菜やパン、加工品、物産品のコーナーに比重が置かれています。

店内の通路幅は一般的なサイズで、車椅子での移動は可能ですが、混雑すると一部の通路は移動に苦戦します。

フードコートとレストランのスペースも一般的なもので、特別に余裕のある状況ではありません。フードコート側の出入口は自動ドアですが、通路幅が少し狭く、人が1人立っていると車椅子での通行に苦労します。

メイン棟は大きな建物ですが、内部は混雑すると車椅子での移動はやや苦戦するスペース設定です。

グランテラス筑西

グランテラス筑西は、これまでの道の駅を超えた施設を目指しています。混雑以外は車椅子での利用に問題がないバリアフリー施設です。

茨城県にあるすべての道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年9月の取材に基づいています)