群馬の菖蒲園「あずま水生植物公園」車椅子バリアフリー情報

群馬県伊勢崎市にある、車椅子でカキツバタや花菖蒲が楽しめる、入園無料の小規模な水生植物園です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

土地勘がないとわかり難い場所にある公園です。住所は「東小保方町3300番地」です。公園に近づくと、案内看板が何か所か設置されています。

駐車場は神社の横で、一見神社の駐車場に見えます。隣接する「大東神社」は、段差のある神社で、車椅子で境内に立ち入ることは困難です。

舗装路面の無料駐車場は広く、整列すれば50台くらいは収容可能です。身障者用の駐車区画はありません。

駐車場からフラットな路面の移動で、水生植物公園へ向かうことができます。その途中に仮設の公衆トイレがあり、仮設のバリアフリートイレがありました。

群馬の菖蒲園「あずま水生植物公園」車椅子バリアフリー情報

水生植物公園の状況です。カキツバタが1万5千株で、見ごろは5月。

花菖蒲は1万株で、見ごろは5月下旬から6月。最盛期は5月下旬で、2万株超のお花の競演になります。開花ピーク時には「あやめまつり」が開催されます。

群馬の菖蒲園「あずま水生植物公園」車椅子バリアフリー情報

大きく2つの植栽ゾーンに分かれ、それぞれ木製の歩行路が設置され、花畑の中を散策できます。この木製歩行路は、出入り箇所に段差があるため、車椅子での利用は厳しい通路です。

それほど広い公園ではなく、パッと全体が見渡せる程度の規模ですが、手入れが行き届いている公園で、園内はとても綺麗です。

あずま水生植物公園は、車椅子でお花を楽しめる穴場的な菖蒲園です。

薄紅色の中国蓮の大輪が開花する「あかぼり蓮園」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2016年6月の取材に基づいています)

群馬の産直 ファーマーズマーケットからかーぜ 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

群馬県伊勢崎市にある、JA佐波伊勢崎が運営する群馬県内最大級の農産物直売所です。スペースに余裕があるフラット構造で、車椅子で気持ちよく買い物ができるお店です。2014年の開業で、駐車場から店内まで、全く段差のないバリアフリー設計の施設です。

敷地が8,274㎡、売り場面積は660㎡、駐車場は166台を収容。JA佐波伊勢崎の直営店です。

からかーぜ伊勢崎

身障者用駐車区画は、店前の横に屋根無しで2台分あります。

からかーぜ伊勢崎

身障者用駐車スペースに、モデルさんの写真が貼られた案内板があります。

からかーぜ伊勢崎

写真は2バージョンありました。

からかーぜ伊勢崎

バリアフリートイレは、建物の外部から利用するタイプです。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

からかーぜ伊勢崎

店舗の出入口は自動ドアで、店内は広く、店内通路幅は余裕の広さがあります。

からかーぜ伊勢崎

平台什器が主力で、高さは車椅子から手が届く低さ。壁面沿いの棚型什器もそれほど高さはなく、上段の商品でも、そのほとんどは車椅子から手が届きます。農産物に加え、生花を豊富に扱っているのが特徴です。

レジ前の通路は、車椅子での精算に問題の無いレベルの幅が確保されています。

からかーぜ伊勢崎

北関東最大級のJA直売所「ファーマーズマーケットからかーぜ」は、段差のないバリアフリーな農産物直売所です。

姉妹店「からかーぜたまむら店」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2022年7月に加筆修正しました)

いせさき明治館 旧時報鐘楼 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

群馬県伊勢崎市指定文化財である明治45年建造の医院が、現在地へと100m曳家移転されて公開されています。

伊勢崎駅の近くで無料公開されているのは、明治45年建造の木造洋風医院建築「黒羽根内科医院旧館」で、公募で名づけられた名称が「いせさき明治館」です。

建物横に10台ほどが収容できる無料駐車場があります。身障者用駐車区画の設定はありませんが、駐車スペースに余裕があるので、車椅子で乗降しやすい場所を選べるはずです。

いせさき明治館

内部も一般公開されていますが、玄関内部から先は段差構造で、車椅子では外観だけを鑑賞する文化財です。

いせさき明治館

いせさき明治館の見どころは外観です。中に入れないからといって、車椅子で立ち寄らないのはもったいない施設です。車椅子から外観を見学してください。建物正面の意匠性が見ものです。

以下、やや長くなりますが観光ガイドから引用すると「正面中央に車寄せ風の玄関ポーチを構え、独立柱の柱頭飾りや唐草様の持ち送り、その上のテラス開口部まわりの付け柱の柱頭飾り、さらにその上の櫛形の飾り破風や燭台風の木彫りなど、もっとも手の込んだ洋風建築としての装飾が施されています。また外壁の箱目地の下見(ドイツ下見)板張り、1、2階中間部の胴蛇腹(飾り小壁)、軒下部の軒蛇腹、唐草様の軒を支える持ち送り、外部コーナー化粧柱と柱頭飾り、正面洋風建築部分の上げ下げ窓の山形や櫛形風の化粧破風等、洋風建築としての様式が各所に組み込まれています。さらに中央玄関の両側の壁がわずかに張り出した左右対称の形式は、明治期の洋風公共建築で好んで採用された格式を象徴する外観と言えます。このような質の高い洋風建築としての設えが一民間の医院建築で成されていることは特筆すべきことと思われます。」となります。

2002年に市に寄贈され、伊勢崎市の重要文化財の指定を受け、100m曳家されて現在の場所に移転されました。100mを曳くのに、丸二日間かかったということ。また移転後に、極力建築当初の状態へ復元する改修工事が行われました。これらの努力により、堂々とした明治の建築物を楽しむことができます。

内部の一般開放時間帯はガイドさんが常駐し、「いせさき明治館」の説明をしていただけます。

今回取材時、車椅子で外観を見学していると、わざわざガイドさんが外に出てきて、建物の説明をしていただけました。建物の中には、文化財として価値のある数多くの着物が展示されているそうです。

またガイドさんの説明によると、この医院の主であった黒羽根先生は、貧乏な人からは診療費をとらない「赤ひげ先生」であったそうです。

「いせさき明治館」は車椅子で外観の見学が出来る重要文化財です。

いせさき明治館

「いせさき明治館」から約200mの場所には、大正5年に竣工した「旧時報鐘楼」があります。

旧時報鐘楼

群馬県内最古の鉄筋コンクリート構造の建造物で、高さは14.56メートル、煉瓦が張壁として用いられれいます。大正ロマンを今に伝える市の重要文化財です。周囲はフラットな舗装路面なので、車椅子で近づいて見学できます。

旧時報鐘楼

「旧時報鐘楼」は伊勢崎市立北小学校の敷地内にあり、駐車場が用意されています。

旧時報鐘楼

駐車場の横には明治15年に建てられた学校の門柱が保存展示されています。

旧時報鐘楼

北小学校は明治6年に開校しました。現地にはその歴史を解説する掲示版があります。

旧時報鐘楼

「いせさき明治館」と「旧時報鐘楼」は、車椅子で外観見学ができる重要文化財です。

2万4千株の菖蒲が咲き誇る伊勢崎市の「赤堀花しょうぶ園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年7月に加筆修正しました)