千葉県 道の駅和田浦WA・O!車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県南房総市の和田浦にある道の駅です。開業は2012年。バリアフリー設計の施設です。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

太平洋に面する和田浦。海岸の近くにある道の駅です。和田浦駅にも近く、電車でのアクセスも可能です。駅の横にはクジラの広場とくじら資料館があります。

身障者用駐車区画は屋根なしで2台分用意されています。場所は一般駐車場とは離れた、24時間トイレ棟の隣です。

道の駅和田浦WA・O!

メイン棟とトイレ棟で構成される施設です。駐車場からメイン棟エントランス周辺にかけて、段差のないフラット設計です。

道の駅和田浦WA・O!

ただしトイレ棟への出入りはスロープを利用します。

道の駅和田浦WA・O!

メイン棟の出入口は自動ドア。車椅子で問題なく利用できます。

道の駅和田浦WA・O!

メインエントランスから館内に入ると、そこはWA・Oアトリウム。シンボルの万祝くじらが出迎えます。

道の駅和田浦WA・O!

アトリウムにはくじらに関する資料展示コーナーがあります。

道の駅和田浦WA・O!

屋内バリアフリートイレは、アトリウムの横にあります。設備の良い綺麗なトイレです。ユニバーサルベッドはありません。

道の駅和田浦WA・O!

アトリウムを中心にウイングが広がる構造の建物です。駅側が直売所「みなみや」。農産物や海産物、くじら関連商品などが並びます。お花の栽培も盛んなエリアで、花卉コーナーも充実しています。問題なく車椅子で買い物が出来るお店です。レジ周辺の通路がやや狭くなりますが、それでも車椅子で通行可能です。

道の駅和田浦WA・O!

アトリウムの反対側は、セルフサービスの食事処「和田浜」です。店内はフラットで可動式のテーブル席なので、車椅子で利用できます。看板メニューは「くじら給食」。ソフトクリームなどのテイクアウトコーナーもあります。

道の駅和田浦WA・O!

和田浦周辺にはバリアフリーな施設はあまりありません。道の駅和田浦WA・O!は、車椅子での休憩、食事、買い物に利用できる、希少な施設です。

(本稿は2021年2月に執筆しました)

「道の駅ローズマリー公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

千葉県 道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県南房総市、旧丸山町にある道の駅です。この施設は「ローズマリー公園」として1991年に開園。「シェイクスピアカントリーパーク」として1997年に営業を開始しました。

道の駅ローズマリー公園

道の駅登録は1998年。2012年に産直ショップ「はなまる市場」が誕生しました。現在では公園及びテーマパーク機能は事実上なく、「はなまる市場」がある道の駅です。

道の駅ローズマリー公園

公園、そしてテーマパーク時代につくられた駐車場が複数個所ありますが、「はなまる市場」を利用する目的なら、施設前の駐車場を利用するのが便利です。エントランスに近い場所に、身障者用駐車区画が屋根なしで2台分用意されています。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

はなまる市場は施設全般段差のないフラット構造です。店内通路は一般的な幅で、混雑していなければ車椅子での移動は可能です。

店内にバリアフリートイレが1つ用意されています。ウォシュレット付きのトイレですが、ユニバーサルベッドはありません。

農産物の売り場はそれほど大きくはありません。むしろ「びわゾーン」「落花生ゾーン」など地元物産品の売り場が目立つ構成です。園芸花木コーナーは、エントランスの外側です。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

店舗外向きにアイスや軽食を提供するスタンドがあり、その周辺にフリーテーブルが置かれています。はなまる市場は、車椅子で問題なく利用できる施設です。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

敷地内には24時間トイレ棟があり、バリアフリートイレが用意されています。

はなまる市場の周囲には、ローズマリー公園、そしてシェイクスピアカントリーパーク時代の施設が、ほぼそのままの姿で残されています。これが英国風の洋館です。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

ここはイングリッシュガーデン。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

シェイクスピアまたは作品登場人物の石像があります。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

フラットな舗装路面を選びながら、車椅子でこれらを見学することができます。

道の駅ローズマリー公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

元はテーマパークである「道の駅ローズマリー公園」は、現在ではバリアフリーな農産物直売所がある施設になっています。

(本稿は2023年1月に加筆しました)

千葉県にあるすべての道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。

千葉県 道の駅ちくら潮風王国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県南房総市、千倉の千田海岸に面した場所にある道の駅です。

道の駅ちくら潮風王国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅登録は2002年ですが、施設の供用は1997年から。施設全般やや老朽化が目立ち、テナントの撤退もあります。

道の駅ちくら潮風王国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

それでも本館内には鮮魚店など海産物の店舗、アクセサリーや雑貨、お土産店、カフェなどが営業。レストランも1店舗営業しています。車椅子から見た現地のバリアフリー状況を紹介します。

道の駅ちくら潮風王国

現在では駐車場は一つです。普通車用と大型バス専用駐車場に分かれます。身障者用駐車区画は、本館に最も近い場所に屋根なしで2台分用意されます。その横から段差解消スロープを通り、本館や広場の高さに上がることができます。

道の駅ちくら潮風王国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

本館はワンフロア構造で、7店舗が営業しています。中央部に巨大な「鮮魚いけす」があります。

道の駅ちくら潮風王国

バリアフリートイレは本館の外側から利用できる場所に1つあります。出入口は狭い構造ですが一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

道の駅ちくら潮風王国

1Fの海鮮レストランは営業しています。2Fは多目的ホールです。

道の駅ちくら潮風王国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

レストラン棟の横、中庭はフラットな舗装広場で、フリーテーブルが置かれています。

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本館からレストラン棟へは段差なく移動できますが、そこから中庭や大型バス駐車場側に出る箇所などには、一部に段差があります。

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シンボルである第一千倉丸は変わりありません。車椅子では無理ですが、ブリッジに上がり遊ぶことが出来ます。

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その横の海は、磯遊びができる「千田海岸」です。ここも車椅子では行けません。

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芝生広場はデコボコが少ない路面です。その気になれば車椅子での移動は可能です。

道の駅ちくら潮風王国 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

名称通り、ここに来ると潮風の匂いがします。「道の駅ちくら潮風王国」は、海産物のショップと、海鮮レストランがある道の駅です。

千葉県にある道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2023年1月に加筆しました)