国営ひたち海浜公園 車椅子からみたバリアフリー情報

国営ひたち海浜公園 車椅子からみたバリアフリー情報

茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」はバリアフリー公園ですが、部分的には車椅子での利用に注意すべきエリアがあります。現地の状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2017年9月の取材に基づいています。

国営ひたち海浜公園

・「ネモフィラ」と「コキア」の見頃は大混雑

2010年代になって「ネモフィラ」と「コキア」で大ブレークしました。

春と秋の見頃の時期の混雑は半端ではありません。駐車場は満車、「みはらしの丘」周辺の園内通路は人で溢れます。

「ネモフィラ」と「コキア」

この事態を受け公園を管轄する国土交通省は、施設の拡充など混雑対策を推進中です。車椅子でのトップシーズンの来園は、夕方を狙うなどピークズラシをお薦めします。

国営ひたち海浜公園

・「みはらしの丘」は急坂

混雑以外の車椅子利用での注意点です。

「ネモフィラ」と「コキア」の栽培地「みはらしの丘」。人工的に造られた小山で山頂部まで散策路が続きます。

この坂は車椅子ではかなりキツイ傾斜で、山頂までの距離もかなりあります。

体力自慢の人、元気な介助者が同伴している人以外は、車椅子での登頂はお薦めしません。

国営ひたち海浜公園

・「樹林エリア」の散策路はオフロード

公園の西部「樹林エリア」の散策路はオフロードです。一部は傾斜のキツイ箇所もあります。

また「沢田遊水地」方面は一本橋があります。

車椅子では行けるところまで、無理のない範囲での散策をお薦めします。

「古民家」「みはらしの里」一帯も未舗装路ですが、ここはフラットに近い未舗装路面で、車椅子でもなんとか通行できます。

多少のデコボコなら頑張れる車椅子利用者なら「みはらしの里」の花畑の中に入ることも可能です。

国営ひたち海浜公園

・各種の障害者減免措置あり

以上のエリア以外は、ほぼ全域車椅子での散策が可能です。基本的にはバリアフリー公園です。

障害者用トイレの整備は進んでいます。増築、改装などにより綺麗なトイレが増えているので、新しそうなトイレを借りてください。公園のトイレとしてはハイレベルです。

障害者手帳の提示で、駐車料金は無料に減免。入園料は本人と介助者1名が無料に減免。園内トレインと各種有料遊具は、本人は有料ですが介助者1名は無料という設定です。上手に障害者減免措置をご利用ください。

国営ひたち海浜公園

・「歴史ギャラリー」はお薦めです

バリアフリーインドア施設でお薦めなのは「歴史ギャラリー」。「記念の森レストハウス」に併設されている公園の歴史を紹介する施設です。

この地は旧日本軍の飛行場。そして敗戦でGHQに接収され、米空軍の爆撃訓練場になってしまいました。返還されたのは昭和47年。その間、民間人の死傷者を出す誤爆事故などが複数回発生。日米地位協定により米軍の加害責任は追及できません。沖縄と同様の問題がこの地にありました。その歴史を知るギャラリー。公園で回収された不発弾の展示もあります。

茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園

・そして国際観光地に

年々来園者数は増加中ということ。とくにこの数年で目立つのは世界からの観光客です。今や国際的な観光地。園内は多言語が飛び交います。

国営ひたち海浜公園 車椅子からみたバリアフリー情報

「国営ひたち海浜公園」は、一部を除けばバリアフリー公園です。車椅子での利用は、混雑に気をつけてください