千葉県南房総市、千倉の千田海岸に面した場所にある道の駅です。
道の駅登録は2002年ですが、施設の供用は1997年から。施設全般やや老朽化が目立ち、テナントの撤退もあります。
それでも本館内には鮮魚店など海産物の店舗、アクセサリーや雑貨、お土産店、カフェなどが営業。レストランも1店舗営業しています。車椅子から見た現地のバリアフリー状況を紹介します。
現在では駐車場は一つです。普通車用と大型バス専用駐車場に分かれます。身障者用駐車区画は、本館に最も近い場所に屋根なしで2台分用意されます。その横から段差解消スロープを通り、本館や広場の高さに上がることができます。
本館はワンフロア構造で、7店舗が営業しています。中央部に巨大な「鮮魚いけす」があります。
バリアフリートイレは本館の外側から利用できる場所に1つあります。出入口は狭い構造ですが一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。
1Fの海鮮レストランは営業しています。2Fは多目的ホールです。
レストラン棟の横、中庭はフラットな舗装広場で、フリーテーブルが置かれています。
本館からレストラン棟へは段差なく移動できますが、そこから中庭や大型バス駐車場側に出る箇所などには、一部に段差があります。
シンボルである第一千倉丸は変わりありません。車椅子では無理ですが、ブリッジに上がり遊ぶことが出来ます。
その横の海は、磯遊びができる「千田海岸」です。ここも車椅子では行けません。
芝生広場はデコボコが少ない路面です。その気になれば車椅子での移動は可能です。
名称通り、ここに来ると潮風の匂いがします。「道の駅ちくら潮風王国」は、海産物のショップと、海鮮レストランがある道の駅です。
千葉県にある道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2023年1月に加筆しました)