千葉県立美術館 車椅子からみたバリアフリー情報

千葉県千葉市の千葉港に建つ「千葉県立美術館」は、平屋構造で段差が無い車椅子で利用しやすい施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2016年10月の取材に基づいています。

千葉県立美術館

○美術館の概要

1974年に開館した美術館です。2013年から耐震補強などの改修工事を行い、2015年にリニューアルオープンしました。

約1万坪の広い敷地に、全8室の展示室が配置されています。

「千葉県立美術館」の所蔵作品は、千葉県出身の画家の作品など、千葉にゆかりのある作品がほとんどです。

「ミュージアムショップ」には、千葉に関わる商品が並びます。

 

○アクセスの状況

千葉都市モノレールの千葉みなと駅から徒歩10分の案内です。

78台収容の無料駐車場があり、障害者用駐車区画が2台分用意されています。

障害者用駐車区画は建物入口に一番近い場所にあります。車椅子マークの付いたパイロンが置かれ、さらには駐車場の誘導スタッフがいるので、健常者は停めにくい区画です。

ただし一般駐車区画を、ほぼそのまま障害者用に転用しているので、駐車スペースは広くありません。

 

○館内のバリアフリー状況

観覧料金はその企画展によって変わりますが、障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。

エントランスから館内に入ると、すぐに受付があります。その右奥がミュージアムショップです。

エントランスから直線的に通路が伸びて、左右に展示室が並びます。

館内はフラットな構造でスペースは余裕があります。

障害者用トイレは建物奥のレストランの近くにあります。ちょっとした空間を改装して、障害者用トイレを設置しています。トイレの中はスペースの余裕があり、設備は更新されています。

 

○屋外展示の状況

千葉県立美術館の敷地内には、触って鑑賞できる「野外彫刻」が多数展示されています。駐車場の周辺、展示棟のまわり、アトリエ等の裏側などに、20体以上あります。「野外彫刻」が展示されているのは無料エリアです。

 

敷地内には他に、講堂とアトリエ3室などがある「県民アトリエ棟」、「管理棟」があります。

 

千葉県立美術館は、古い施設ながら館内に段差はありません。1万坪の余裕あるスペースに建つバリアフリー美術館です。

千葉 稲毛海浜公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県千葉市の「稲毛海浜公園」は、長さが3kmある大規模公園で、広い園内のほぼ全域を車椅子で散策できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2016年10月の取材で初稿を執筆し、2019年10月に加筆しました。

 

○公園の全体概要

「稲毛海浜公園」は、1970年代後半から1980年代にかけて整備された公園です。

総面積は83ha。公園は3ブロックに分かれます。

西側はヨットハーバーとその関連施設。

東側はプール、競技場、テニスコートなど。

そして中央部が芝生広場や散策路、各種施設などがあるエリアです。この中央部だけでも公園の約半分の広さがあり、車椅子での散策には広過ぎるほどです。

 

○駐車場の状況

徒歩圏に駅はありません。車の利用が便利です。

駐車場はヨットハーバー用と、一般用が公園中央部に2か所あります。東寄りが「第一駐車場」、西寄りが「第二駐車場」です。「第二駐車場」の方が、障害者用駐車スペースが数多く用意されています。

駐車料金は障害者減免制度があり無料に減免されます。

減免申請方法は、駐車券をもって「稲毛民間航空記念館」など指定の場所に行き、障害者手帳を提示して減免処理をしていただきます。

手続きが出来る指定の場所は、休館日などによって変わるので、駐車場入口に掲示されている指定場所の案内板を確認してください。

 

○公園全体のバリアフリー状況

園内の歩道は車椅子で通行可能ですが、完全なフラット路面ではなく、小さなデコボコがある箇所が多い歩道です。また段差をスロープで解消している箇所が多々あります。

園内の各所にあるほとんどの公衆トイレには、障害者用トイレが用意されています。

最も混み合うのは、プールが営業している夏休み期間です。

いなげの浜

○「いなげの浜」のバリアフリー状況

日本初の人工海浜である「いなげの浜」は、全長1,200mの人口の砂浜です。

砂を綺麗にして2019年10月にリニューアルオープンしました。

「いなげの浜」のほぼ中央部に、歩道から砂浜に向かうスロープが設置されていますが、砂浜ですから車椅子では無理のない範囲での散策になります。

いなげの浜

○三陽メディアフラワーミュージアムのバリアフリー状況

千葉市の施設でネーミングライツを導入している植物園です。

1996年オープンした施設で、スロープやエレベーターを利用して、全館車椅子で見学は可能です。

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。

第一駐車場の近くで、駐車場から施設敷地まではバリアフリールートです。

三陽メディアフラワーミュージアムのバリアフリー状況

前庭は花が咲き乱れています。後庭はバラ園です。前庭と後庭は、車椅子で散策可能な無料エリアです。その途中には「脇庭」とよばれるボーダーガーデンもあります。

エントランスは、段差の横のスロープを上ります。エントランスのドアはそれほど広くはありません。

エントランスの脇には売店があり、多彩なお花関係商品が売られています。この売店は通路が狭く車椅子では利用難いお店です。

売店の奥にトイレがあり、障害者用トイレあります。このトイレへの通路の幅は狭いのですが、トイレの中は最低限の広さは確保されています。

障害者用トイレは、1Fの奥にもう一か所あります。

受付の先は「アトリウムフラワーガーデン」。2Fまでの吹き抜けの空間に、季節のお花が飾られています。

「アトリウムフラワーガーデン」は、段差箇所にはスロープがあり車椅子で移動できます。お花の企画型展示コーナーが次々に現れます。

その先に「温室」があります。「温室」内の通路はフラットですが、通路幅は狭く、混雑時は車椅子での「温室」内鑑賞は苦戦します。

エレベーターで「温室」の2Fへ上ります。そこから「アトリウムフラワーガーデン」の吹抜部の横に幾つもの展示スペースが並び、それぞれ企画型のお花の展示があります。

バルコニーを利用した「屋上庭園」「バルコニーガーデン」「日本庭園」なども配置。「フラワー発見ギャラリー」「フラワー体験カフェ」などもあります。

三陽メディアフラワーミュージアムのバリアフリー状況

ただし2Fの通路は狭く。車椅子での移動は可能ですが、混雑時は苦戦します。

エレベーターはエントランス寄りにもう1基あるので、車椅子でも効率的な動線で1Fに戻ることができます。

「アトリウムフラワーガーデン」の横の屋外に「中庭」があります。施設からの出入口は手動ドアです。

「中庭」の横にイタリアンレストランがあります。車椅子での利用は可能です。

他に、「モネサロン」「うさぎの花屋」「花工房」などの企画展示コーナーや「図書室」があります。

 

○稲毛民間航空記念館のバリアフリー状況

稲毛海岸は、明治45年に日本で最初に民間飛行場が出来た場所です。そのことを記念した施設で、当時の飛行機の復元モデルの展示などがあります。

入館無料で、屋内に障害者用トイレがあります。

車椅子での見学は可能です。

似た名称で「稲劇記念館」という施設がありますが、これは会議室などがある施設で、見学をする施設ではありません。

そこに隣接して「海星庵」というお茶室がありますが、これは貸し出し用の施設です。

稲毛海浜公園は、経年劣化を感じる箇所もありますが、広い園内を車椅子で散策できます。駐車場と植物園は、障害者減免制度があります。

産直ショップ しょいかーご千葉店 バリアフリー情報

千葉県千葉市のJA千葉みらい農産物直売所「しょいかーご千葉店」は、車椅子で買い物が出来る産直ショップです。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2015年11月の取材に基づいています。

 

○店舗の概要

2005年に開業した大型産直ショップです。

駐車場の収用台数は約300台で、施設内は段差のない構造です。

年間を通じて豊富な地場産品があるのが千葉。野菜類を中心に生鮮、加工品、お米などが並びます。

大型産直ショップ

○障害者用駐車区画の状況

アクセスは車が便利です。

障害者用駐車スペースが、店舗の正面と横側の2か所に用意されています。混雑時は駐車場に誘導スタッフが立つので、車椅子利用を相談して誘導を受けて下さい。

 

○障害者用トイレの状況

トイレは店舗の外から利用するタイプです。綺麗な障害者用トイレが1つあります。

トイレは店舗の外から利用するタイプ

○店内のバリアフリー状況

店舗の出入口は幅の広い自動ドアで、気になるような段差はありません。

店内はフラットで、通路は余裕があるサイズ。車椅子でゆっくり移動できます。

 

「しょいかーご千葉店」は、車椅子で利用しやすい産直ショップです。18時まで営業しています。