アクトシティ浜松 車椅子からみたバリアフリー情報

アクトシティ浜松 車椅子からみたバリアフリー情報

静岡県浜松市の「アクトシティ浜松」は車椅子で利用できる複合施設です。バリアフリー面を中心に現地の状況を紹介します。

なお本稿は2015年8月の取材に基づいています。

 

○施設の全体概要

1994年から1995年に開業した複合商業施設です。

A棟からD棟まで、4つの建物からなる複合施設です。

A棟は文化ホール。立派なコンサートホールなどがあります。大ホールは四面舞台、中ホールはシャンデリア、パイプオルガンがあります。

B棟は中層階まではレストランなどの商業店舗、高層階はホテルオークラです。

C棟は展示イベントホール。

D棟は「楽器博物館」と研修センターです。

施設の全体概要

○浜松駅からのバリアフリー状況

浜松駅からA棟、B棟、C棟、D棟まで、全ての2階部を繋いでいる歩行者用デッキがあります。

ところどころに「動く歩道」が設置されています。車椅子での利用も無理ではありません。

車椅子で移動する際の3つの注意点です。

駅ビル「メイワン」からデッキにつながるスロープは、車椅子には傾斜がきついスロープです。

A棟からB棟に抜ける通路は屋根がありません。雨天は注意して下さい。

B棟への入口付近がビアホールで、お客さんが大勢いると車椅子では通りぬけが難くなります。

浜松駅からのバリアフリー状況

○駐車場のバリアフリー状況

アクトシティの地下駐車場は4つの棟それぞれにあり、更に一部はB1とB2の2フロアあります。

どこに停めたのか解らなくなる人が多いようで、プラットフォームに「お客様が駐車された場所は、B2Fの赤色ゾーンです。お帰りの際は○○エレベーターを利用してください」と駐車箇所が記された「チラシ」が置いてあります。利用してください。

駐車場のバリアフリー状況

今回の取材では、A棟B2にある障害者用駐車区画を利用しました。4台分のスペースが設置されています。

このスペースは横の広さは余裕があり過ぎるくらい。通常の一般駐車区分の2倍はあります。後付設置の障害者用駐車スペースのようなので、一般駐車スペースの2台分を1台分に変えたのかもしれません。

駐車場のバリアフリー状況

○施設内のバリアフリー概況

設備のメンテナンスは実施されています。また部分改修でバリアフリー面も強化が進んでいます。

ただし施設の規模に比べると、障害者用トイレの数は多くはありません。

アクトプラザの飲食店は、確認できた限り車椅子で利用出来る、段差の無いテーブル席のお店が多いようです。浜松餃子をいただけるグルメ店もあります。

アクトタワー最上階は有料の展望回廊で車椅子利用できます。結婚式などで貸し切りになることもあります。

施設内のバリアフリー概況

○アクトシティの歴史と現状

浜松の貨物駅の跡地を核にして建設された複合商業施設です。バブル期に企画された複合商業施設で、完成した時にはバブルは崩壊していました。 コンセプトは「音楽の街 文化都市 浜松」です。

郊外の商業施設に顧客を奪われて、中心部が空洞化したドーナッツ現象の典型例として語られてきた浜松駅周辺部ですが、高層マンションの建設などにより、人の動きが戻ってきているようです。

そのような環境もあり、情報によると長い低迷期を脱して、近年少しずつですが、レストランやショップの売上、ホテル稼働率、オフィス入居率などが向上しているようです。

ただ、ホールなどの文化施設の稼働状況は、まだ苦戦している模様です。

アクトシティの歴史と現状

アクトシティ浜松は1995年開業の施設ですが、メンテナンスされて車椅子で利用出来る施設になっています。