千葉の農村指導者 大原幽学記念館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

大原幽学記念館

千葉県旭市にある国指定史跡「大原幽学遺跡史跡公園」内にある施設です。大原幽学は江戸時代の農村指導者。独自の学問「性学」を説き、現在の旭市で農村改革を行った偉人で、その活動拠点が昭和27年に国の史跡指定を受け、大原幽学遺跡史跡公園として整備されています。

大原幽学記念館

史跡公園はバリアフリーではありません。昔のままの景観を残しているので、未舗装で坂や段差、急斜面があります。史跡公園の車椅子での散策は困難です。

大原幽学記念館

大原幽学記念館はバリアフリー施設です。しかしアップダウンがある史跡公園内にあるので、来館者用の一般駐車場からは急坂を上がりアクセスします。車椅子では記念館横の身障者用駐車スペースを利用します。

大原幽学記念館

周辺には案内看板が複数個所設置されています。バス10台、普通車70台を収容する大駐車場ではなく、普通車15台程度を収容するスペースがある小駐車場を目指します。小駐車場を通り抜け、そのまま急坂を進むと大原幽学記念館のエントランス横に着きます。エントランス横にある車一台分のスペースが身障者用駐車スペースです。周囲のスペースに余裕がないので、車庫入れが難しい駐車スペースです。ここに駐車できれば、エントランスまでフラットな舗装路面を通り移動できます。

大原幽学記念館

大原幽学記念館の出入口はフラットな自動ドア。有料の施設ですが入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。1Fは郷土資料室、2Fが幽学展示室でエレベーターが設置されています。最初に1Fエントランスホールで大原幽学を紹介する映像コンテンツを鑑賞できます。

大原幽学記念館

館内はバリアフリー仕様で、1Fと2Fの展示室は車椅子で観覧できます。大原幽学が活躍した時代、この地は「長部村」。郷土の歴史と大原幽学の思想と農村改革の内容を学ぶことができます。

大原幽学記念館

バリアフリートイレは1Fにあります。やや狭いスペースの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

大原幽学記念館

大原幽学記念館は車でアクセスして身障者用駐車スペースを利用できれば、車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。

(本稿は2023年9月に執筆しました)

旭市にある「道の駅季楽里あさひ」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。