大震災の被災地千葉 旭市防災資料館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

旭市防災資料館

千葉県旭市は東日本大震災で死者14人、行方不明者2人という人的被害がでた被災地です。午後5時26分で止まった時計は「忘れじの時計」。旭市に最大波が押し寄せた時刻で止まっています。

旭市防災資料館

旭市防災資料館は「旭市に甚大な被害をもたらした東日本大震災の記憶を後世へと伝え、悲劇を繰り返さぬよう防災の知識を身につけていただくため」の施設で、無料公開されています。津波避難施設「いいおか潮騒ホテル」の1Fにある車椅子で観覧できる施設で、ホテルと共用の無料駐車場があり、ホテルの入口とは別に段差回避スロープが設けられた専用の出入口があります。

旭市防災資料館

旭市防災資料館の出入口は、車椅子では介助者がいると助かる構造の開閉式の手動ドアです。段差はありません。

旭市防災資料館

展示室は約100㎡。令和2年にリニューアルオープンしました。展示室内はフラットな構造で、車椅子から見難い気になる展示はありません。スタッフの方が展示の説明をしてくださいました。津波による人的被害のほかに「液状化現象による道路や建物の損壊、原発事故による風評被害が旭市を襲った」と説明されています。その状況を伝える写真や映像、復興への取り組みと、寄せられた支援の史実を学ぶことができます。

旭市防災資料館

(本稿は2023年9月に執筆しました)

旭市の博物館「大原幽学記念館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。