霞ヶ浦のアトリエ 吉﨑美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

吉﨑美術館

茨城県行方市の「霞ヶ浦を見下ろす小高い山に囲まれた森の中に」ある画家の吉﨑才兵衛氏と奥様のたか子氏ご夫妻が運営する私設の美術館です。アクセスは車が便利で、来館者用駐車場はエントランス前の坂の下にあります。車椅子利用者は坂の傾斜がきついので、車で坂を上がった地点にあるスペースに駐車してかまわないそうです。

吉﨑美術館

エントランスの階段には段差迂回スロープが設置されています。

吉﨑美術館

吉﨑美術館は入口で靴を脱いで上がります。車椅子は軽くタイヤを拭いて入館するので、出来れば雑巾等を持参することをお薦めします。入口で入館料を支払います。館内のトイレは一般トイレのみです。

美術館と併設のカフェフォンテーヌは1Fにあります。展示室は2室。両展示室はフラットでスペースに余裕があるので、車椅子で問題なく鑑賞できます。コンパクトな展示室ですが、上質なアートスペースです。吉﨑美術館では、記念展やコンサートなどが企画開催されます。

カフェフォンテーヌはあまりスペースに余裕がありませんが、フラットなスペースに可動式テーブル席が置かれたお店なので、席を選べれば車椅子で利用可能です。美味しいコーヒーやケーキをいただけるお洒落なカフェです。カフェフォンテーヌ内にも幾つものコレクションが展示されています。

吉﨑美術館のエントランス付近から、霞ヶ浦に落ちる夕陽が楽しめます。季節によってはダイヤモンド富士を観ることができるそうです。

吉﨑美術館

ご夫妻は吉﨑美術館のお庭で養蜂もされていて、ハチの巣箱が設置されています。未舗装路面なので車椅子でお庭内に入るのは無理のない範囲に限られますが、多種多様な花木があるお庭を眺めるのも吉﨑美術館の楽しみです。

吉﨑美術館は小さな私設美術館ですが、車椅子で観覧できる美術館です。

(本稿は2024年1月に執筆しました)

霞ヶ浦に面した歩崎公園内にある「かすみがうら市水族館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。