日本大通りの「横浜情報文化センター」にある「ニュースパーク(日本新聞博物館)」と「放送ライブラリー」。車椅子からみた両施設のバリアフリー状況を紹介します。

〇「横浜情報文化センター」のバリアフリー概況
「横浜情報文化センター」は駅の真上にあり、両施設専用の駐車場はありません。近隣の市営駐車場は駐車料金の障がい者減免制度があります。
「横浜情報文化センター」はバリアフリー構造で、車椅子での利用に大きな問題はありません。
パブリックスペースのバリアフリートイレは、1Fと2Fにあります。どちらも男女別トイレの入口付近にありますが、異性介護でも利用できる位置です。

〇「ニュースパーク(日本新聞博物館)」のバリアフリー状況
ニュースパークは「横浜情報文化センター」の2Fと3Fに入ります。2Fへ上がる前に「横浜情報文化センター」1Fの「モニュメント輪転機」を見学してください。
静岡新聞社で実際に使われていたオフセット輪転機で、重さが78.7トンもあります。プロジェクションマッピングで印刷シーンを再現しています。

ニュースパークの受付は2Fです。エレベーターで上がります。
有料の施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。受付で入館手続きを行ってください。

受付を通ると正面にあるのは「ウェルカム展示」。日本各地の新聞が飾られています。正面からみて右手が「イベントルーム」。ここで一言記事と顔写真の「マイ新聞」が製作できます。予約は不要です。正面左手は「企画展示室」です。

常設展は3Fです。一般来場者はエスカレーターで3Fへ移動します。車椅子利用者はスタッフ同行でエレベーターを利用して3Fへ向かいます。
利用するエレベーターは1Fから利用した自由に使えるエレベーターと同一ですが、3Fでニュースパーク常設展に入る箇所が柵で施錠されています。スタッフに開錠していただき、スロープで常設展へ向かいます。
スロープの手前に新聞閲覧室があり、全国の新聞を読むことができます。

2016年にリニューアルした常設展示は良く出来たハイテク系です。新聞の歴史、技術、情報化社会の課題、そして横浜の歴史にも触れます。日本初の日刊新聞は「横浜毎日新聞」で創刊は1871年です。
いずれの展示も、車椅子での見学に大きな問題はありません。「新聞配達ゲーム」は、自転車にまたがり、ペダルをこぐ必要があります。
3Fから帰る際も、柵を開錠していただく必要があるのでスタッフが同行します。

〇「放送ライブラリー」のバリアフリー状況
「放送ライブラリー」は、公益財団法人放送番組センターが運営する入場無料の施設。「横浜情報文化センター」の8Fと9Fに入ります。放送ライブラリーの受付は8Fです。
8Fは過去の放送3万本を無料で視聴できる「視聴ホール」。視聴を希望する場合は総合受付で手続きをしてください。名作CMの視聴も可能です。

9Fは「展示ホール」。常設展示コーナーと企画展示コーナーがあります。
通常8Fと9Fはエスカレーターの利用です。エレベーターで9Fに降りても、その先のドアが施錠されていて利用できません。車椅子利用者は8Fでスタッフに9F利用を申告します。するとスタッフが先回りをして、ドアを開けて待っていてくれます。
9Fから帰るときも、同じようにスタッフに申告してください。ドアを開けていただけます。

放送ライブラリー内のバリアフリートイレは8Fと9Fにあります。9Fのトイレ利用は申告制です。手動ドアを通りトイレへ行くと、バリアフリートイレには鍵がかかっています。先にスタッフに声をかけて利用する運用です。

各種の展示がある9F「展示ホール」内は、基本的にバリアフリー仕様で、車椅子での利用に大きな問題はありません。
放送局それぞれに公開施設はありますが、局の枠を超えた施設はここだけです。昔の番組を紹介する「プレイバックシアター」は、その時代を知る大人が楽しい展示。「きみはTVディレクター」など子供向きの展示企画もあります。「展示ホール」は様々な年代の人が楽しめる施設です。

「ニュースパーク(日本新聞博物館)」と「放送ライブラリー」は、上下階移動にスタッフの手助けが必要ですが、車椅子で利用できる施設です。
「横浜ユーラシア文化館」と「横浜都市発展記念館」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2018年の取材に基づいています)