様々な価値がある世界のカバン約550点収蔵する博物館です。東京都台東区駒形にあるエース(株)東京店の7Fにあります。8Fはエース(株)創業者の「新川柳作記念館」で、どちらも入館無料です。
1975年に「世界のカバン館」という名称で企業内博物館として開館。2010年にリニューアルを行い「世界のカバン博物館」に発展しました。
日本博物館協会に加盟している博物館です。8Fの「新川柳作記念館」は、創業者生誕100年目の2015年に開館しました。
アクセスは都営地下鉄浅草線の浅草駅A1出口から50ⅿの案内で、銀座線の浅草駅と田原町駅、大江戸線の蔵前駅からも徒歩圏内です。来館者用の駐車場はありませんが、近隣にはコインパーキングやパーキングメーターが数多くあります。
江戸通りに面する「世界のカバン博物館」のエントランスは4段の階段で段差回避スロープはありません。車椅子では別の通用口から館内に入ります。
段差の無い通用口はエントランスを正面からみてビルの右横側にあります。博物館に事前に問い合わせたところ、通常は通用口を閉めているので、来館予定日時を事前に連絡していただければ、スムーズに案内ができるように準備をしておきます、ということでした。今回の取材前に予定を連絡したところ、車椅子をみたスタッフが外に出て誘導していただくなど、とても丁寧で親切な対応をしていただきました。
通用口にある小さな段差には、段差解消スロープが用意されていました。車椅子への細やかな配慮です。
館内に入ればバリアフリーな博物館です。受付は1Fで、エレベーターで7Fへ移動します。
7Fの世界のカバン博物館はフリーWi‐Fiがあり、展示の解説を聞ける音声ガイドアプリがダウンロードできます。
7Fのエレベーターホールから展示が始まります。
「カバンの歴史」展示コーナーには、カバンの壁があります。
展示コーナーは「カバンのひみつ」、「世界のカバンコレクション」と展開します。
スーツケースがどのような部品で製造されているのか、その秘密がわかる展示です。
世界のカバンの展示が始まります。コレクションからその都度セレクションして展示されるそうです。
もの凄い数の世界のカバンが展示されています。
古き時代の貴重で高価な旅行カバンです。
世界中から価値の高いカバンが集められたコレクションです。
その中にはマジソンバックがあります。
「わたしのカバン」のコーナーに入ります。ゴルフの世界の青木氏のカバンと、サッカーの香川真司選手のカバンです。他にも有名人から寄贈されたカバンが展示されています。
柔道の山下泰裕氏のカバン。
ミスター長嶋氏のカバン。
世界一強い男アントニオ猪木氏のカバン。
羽生結弦さんのカバンにはプーさんがついています。
(株)エースの歴史的なポスターの展示があります。
7Fにトイレがありますが、バリアフリートイレはありません。
エレベーターで8Fへ上がります。8Fにエレベーターホールにも貴重なカバンの展示があります。8Fも全く段差の無いバリアフリーなフロアです。
8Fにビューラウンジがあります。飲料の自販機が設置されています。
大きな窓から隅田川方面の下町を眺望します。
ビューラウンジから「新川柳作記念館」へ入館します。
新川柳作氏の人生史を紹介する展示です。
新川氏が制作した日本初のナイロンバックが展示されています。
ハイテク系の展示もあります。
世界の著名人の名言が次々に浮かび上がります。
「新川柳作記念館」はフラットでスペースに余裕がある施設です。
世界のカバン博物館は、エントランスに段差がありますが通用口から車椅子で入館できます。館内は車椅子で観覧できるバリアフリーな博物館です。
(本稿は2022年5月に執筆しました)