松戸市立博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

千葉県松戸市の「松戸市立博物館」は、身障者専用駐車場があり、スロープが整備された、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「21世紀の森と広場」公園内にある「松戸市立博物館」へは、車椅子利用者は車の利用が便利です。「21世紀の森と広場」公園の駐車場は複数箇所ありますが、公園は広く、かつ公園内ルートは完全なフラットルートではありません。

松戸市立博物館には、身障者専用駐車場があります。現地には大きな案内板が掲示されています。博物館の北側で左折進入のみ、右折では入れません。

駐車場の利用は、事前連絡が推奨されています。利用日時と氏名を博物館に連絡してください。万全の態勢で迎えていただけます。

車椅子での専用駐車場から館内へのルートは、スロープの利用になります。やや急ですが、一般的な車椅子利用者なら通行可能です。

通用門から館内へ入ります。手動ドアですが、スタッフが開閉して下さいました。この箇所に小さな段差があるので注意してください。

通用門から館内を進み、1F受付に向かいます。松戸市立博物館は有料の施設ですが、観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

博物館の展示フロアは1Fと2Fの2フロアです。1Fは企画展示室、2Fが常設展示室で、バリアフリートイレは両フロアに用意されています。

企画展示室は1Fですが、実際は半地下部にあります。健常者は階段ルートで移動します。車椅子利用者はスロープに案内されます。展示室内部はフラット構造で、車椅子での観覧に問題はありません。

2F常設展示室へは、健常者も1Fからスロープで移動します。長く緩やかなスロープを上がり常設展示室へ入ります。常設展示室を見終ってからの2Fから1Fへの帰りルートは、エレベーターを利用します。

常設展示室内はフラットでバリアフリーです。車椅子で観覧が出来ない展示はありません。ゾーン7の「都市へのあゆみ」の展示で、昭和30年代の「常盤平団地」を再現したセットがあります。このお部屋へは、車椅子は昇降機の利用になります。スタッフに操作を依頼してください。

博物館には縄文時代の竪穴住居を再現した野外展示「縄文の森」があります。中に入ることが出来る展示ですが、入口は梯子で車椅子での内部観覧は出来ません。

1993年に開館した博物館ですが、スロープが整備されて館内はバリアフリーです。松戸市立博物館は車椅子で観覧できます。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)

東京国立博物館「顔真卿」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

トーハク特別展「顔真卿(がんしんけい) 王義之(おうぎし)を越えた名筆」は、2019年1月16日から2月24日の開催。会場の平成館はバリアフリー。観覧料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

唐の時代の「顔真卿」を中心に、紀元前13世紀の殷時代の甲骨文から19世紀の清時代の書までを展示。書の歴史や変遷を俯瞰する企画展です。

今回、台北の国立博物館から初来日した書の一つが「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」。唐の時代、反乱軍に立ち向かった顔一族。その多くが非業の死を遂げたそうです。「祭姪文稿」は「顔真卿」がその事実を書いた文で、肉親の死の記述には感情がそのまま書に表れています。1Fの企画展ガイダンス映像で、その詳しい解説を観ることができます。

日本人の書の展示もあります。最澄、空海、嵯峨天皇、小野道風など、国宝、重文の数々。これだけでも貴重な展示です。

会場内はフラットで、通路幅は余裕のある設定です。展示方法は、壁掛け方式や車椅子からでも見える傾斜展示などが主流。空いていれば車椅子での鑑賞は可能です。

会期最初の日曜日の午後に訪れました。会場は大混雑。ほとんどの展示は人垣ができるほど。通路幅はあるので車椅子での会場内移動は可能ですが、展示品をしっかり鑑賞するのは難しい状況でした。

来場者の過半は中国語の方でした。トーハクのスタッフは、中国語で書かれたボードで撮影禁止、飲食禁止などをアピールしています。平成館2Fのお土産コーナーは、熱気に包まれています。

会期の短い特別展ですが、車椅子利用者はなるべく空いている日時を狙って利用されることをお薦めします。

別稿で「東京国立博物館 平成館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

東京国立博物館「雷神風神のウラ」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

トーハク東洋館のB1にある「ミュージアムシアター」で、昨年上演されて好評だった作品の再上演が始まりました。「雷神風神のウラ」は2019年1月2日から3月24日の間上演。トーハク入館料とは別に鑑賞券が必要ですが、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

プログラムは1時間毎に上演されます。鑑賞の申し込みは、トーハク正面チケット売り場か「ミュージアムシアター」窓口です。障害者手帳を提示して、希望する上演時間を申告してください。席に余裕があれば鑑賞券を発行していただけます。

入場は開演5分前から。車椅子利用者は最初に場内に誘導されるので、遅れずに「ミュージアムシアター」に向かいます。車椅子席は最前列に1席用意されています。

東洋館B1へは、2系統3基のエレベーターで下りることが出来ます。東洋館のバリアフリートイレは1Fで、B1にはありません。また原則として上演中の途中退席はできません。

屏風の表裏となる、尾形光琳の「風神雷神図」と酒井抱一の「夏秋草図屏風」を詳しく解説するプログラムです。2018年1月から「ミュージアムシアター」リニューアルオープン第一弾作品として上演されました。

細密な画像により両作品の細部まで、ズームアップした映像で鑑賞できます。また絵が描かれた当時の色彩にデジタルで補正。画家の意図がより明快に理解できます。この映像美とデジタル補正がこのプログラムの見どころです。

「ミュージアムシアター」の上演は、上映ではなく、ナビゲーターによるライブ解説です。作品のズームアップはナビゲーターが手動操作で行います。上演時間は約25分間。その後約10分間、映像をバックにした記念撮影の時間があります。

再演の希望が多かった作品です。トーハク東洋館B1「ミュージアムシアター」は、車椅子で鑑賞できます。

別稿で「東京国立博物館 東洋館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。