2020年4月1日から道の駅登録となった栃木県高根沢町の「元気あっぷむら」。新設された「情報提供施設」も含めて、施設全体のバリアフリー状況を紹介します。
新旧交わる複合施設「道の駅たかねざわ」の主な施設を紹介します。
お城のような外観の「本館」は、日帰り温泉です。館内は土足禁止で、入口で靴を脱いで利用します。車椅子はタイヤを拭くか、または館内用に乗り換え、スロープを上がり館内に入ります。館内にはレストラン、売店などがあります。

本館の横には別荘スタイルの宿泊棟「妖精たちの森」があります。この施設は段差があり、バリアフリー仕様ではありません。
本館の周辺には、24時間トイレ棟がある「情報提供施設」、レストラン、ショップ、アイス店、トレーラーハウスの軽食店、そして飛び地にキャンプ施設「トレーラーベース」があります。
アクセスは車が便利です。小高い丘を利用した傾斜地に建つ施設です。一般道路から坂道を上がり施設へ向かいます。
最初にある身障者用駐車区画は「情報提供施設」の前で、一部が屋根付きで3台分あります。ここは「本館」やショップよりも少し低地になるので、ショップに行くには傾斜路を少し上がります。ただしそれほど急な坂ではありません。

新しくできた綺麗なバリアフリートイレは、この身障者用駐車区画の隣です。トイレの利用はこの駐車場からが便利です。
敷地内の坂道をもう少し上がると、「本館」入口横に身障者用駐車区画が3台分あります。ここからはショップなどへ、ほぼフラットに移動できます。

情報提供施設のバリアフリー状況です。有人の観光案内所で、2フロア構造ですが階段しかありません。1F内にフリーテーブル席があり飲食可能です。新しい施設なので綺麗です。高根沢周辺の観光情報を教えていただけるそうです。

直売所のバリアフリー状況です。ショップの名称は「農産物直売所ここにしかないいちば」。ウッディな内装のお洒落なショップです。お店はそれほど大きくはなく、店内通路の幅は一般的なサイズです。混雑していなければ車椅子で買い物が出来ます。

ショップの横にテイクアウト店「高根沢ジェラート」があります。車椅子で利用できるお店です。

イタリア食堂のバリアフリー状況です。独立棟レストラン「カンパーニャ」があります。テーブル席のお店ですが、フロアとテーブル席に5cm程度の段差があります。段差のない席はありません。車椅子でこの段差を乗り越えて利用する運用です。テーブル席は一般的な可動式タイプです。
店内のトイレは一般用のみでバリアフリートイレはありません。別に手洗い洗面台がありますが、車椅子が台の下に入らない一般的な構造の洗面台です。
大きな窓、高い天井、ウッディな内装の、素敵なレストランです。
トレーラーハウスレストランのバリアフリー状況です。施設の中央部に円形広場があり、その横にトレーラーハウスミニレストラン「カーニバル」があります。テイクアウトして屋外ベンチでいただく軽食店です。メニューはホットドックやレモネード。車椅子で利用できます。

キャンプ施設のバリアフリー状況です。キャンプ施設「トレーラーベース」は、池の周囲に米国製のラグジュアリーなトレーラーハウスが並ぶ、グランピングを楽しむ施設です。BBQなどが楽しめます。施設内やハウスは段差があり、バリアフリー仕様ではありません。

また宿泊者専用施設なので、一般利用者は敷地内に入れません。現地には池の周囲が「親水公園」である表記と案内がありますが、柵の外側からながめるだけになります。施設内の駐車場も宿泊者以外は利用できません。

施設内の散策路の状況です。施設内の散策路はアップダウンや未舗装路面、段差箇所があり、車椅子で散策できる範囲は限られます。ショップからイタリア食堂、そしてトレーラーハウスの周辺は散策可能です。
「本館」の周囲は未舗装路で一部段差があるので、車椅子での移動は苦戦します。また宿泊棟「妖精たちの森」の先に続く路は段差路です。
キャンプ施設「トレーラーベース」は、他の施設とは離れた低地の飛び地にあります。丘の上の施設敷地から向かうと、急坂を下ります。

道の駅としては2020年の登録ですが、「たかねざわ元気あっぷむら」は新旧の施設が混在し、段差構造の施設や通路がある、バリアフリー面では複雑な状況の施設です。ご自身やご家族の障がいの状況に応じて、利用の可否を判断してください。
栃木県の道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2020年4月に執筆しました)