群馬県 道の駅六合(くに)車椅子利用ガイド バリアフリー情報

旧六合村、現在は中之条町にある道の駅です。開業は1996年。温泉施設もある複合的な商業施設です。施設の古さもあり、車椅子での利用は簡単ではありません。現地のバリアフリー状況を紹介します。

道の駅六合を構成する施設の全体を紹介します。駐車場は上部と下部の2カ所あり、身障者用駐車区画は上部駐車場に屋根なしで1台分設定があります。

上部駐車場の高さに、バリアフリートイレが1つある独立トイレ棟、ショップ棟、食事処棟、軽食喫茶棟が並びます。そしてやや奥に温泉宿があります。

下部駐車場の高さには、日帰り温泉と無料で利用できる足湯があります。

以下、それぞれのバリアフリー状況を紹介します。

道の駅六合

六合観光物産センターのバリアフリー状況です。農産物直売所兼物産品販売所です。狭い施設ですが、店内はフラット構造で、車椅子で通行できる通路幅は確保されています。混雑していなければ車椅子での買い物は可能です。

六合の郷しらすな・休憩所・観光案内所のバリアフリー状況です。食事処です。構造的には休憩所、観光案内所と一体になっています。バリアフリー仕様とはいえませんが、テーブル席があるので、良い場所を選べれば、車椅子で利用できないことはありません。

お休み処くにのバリアフリー状況です。喫茶軽食のお店です。決定的な段差はありませんが、小規模な店舗で店内は狭く、車椅子での利用はやや苦戦します。店の前にフリーテーブルが配置されています。良い季節であれば、テイクアウトして外でいただくほうが、車椅子では快適かもしれません。

道の駅六合

お宿花まめのバリアフリー状況です。本格的な温泉宿です。エントランスまでがデコボコ路で、内部は和式、玄関は段差があり、靴を脱いで利用します。基本的には車椅子利用には不向きです。

道の駅六合

日帰り温泉「応徳温泉くつろぎの湯」のバリアフリー状況です。「お宿花まめ」の付属施設のような日帰り温泉で、通常の利用ルートは、「お宿花まめ」の玄関から入り、外階段を下りて「くつろぎの湯」に向かいます。

道の駅六合

その階段を下りた地点、下部駐車場の高さに「体の不自由な方は呼び出してください」という掲示がある入口があります。車椅子のままでの利用は困難ですが、階段を避ければ何とかなるレベルの人であれば、下部駐車場からこの入口経由で日帰り温泉を利用できる可能性があります。「くつろぎの湯」自体は、特別なバリアフリー設備はありません。一般的な段差のあるお風呂です。

道の駅六合

足湯のバリアフリー状況です。下部駐車場の片隅にある、屋根付きのシンプルな足湯です。駐車場から舗装路面を進み足湯槽に車椅子で近づけます。槽の高さは地面に近い程度なので、つかまり立ちが出来て、背もたれがなくても座位がとれる人なら、介助者の協力があれば足湯を楽しめる可能性があります。屋根はありますが、壁はありません。冬季は寒い屋外型足湯です。

道の駅六合

道の駅六合は、今どきの一般的な道の駅とは違うタイプの施設です。障がいの状況に応じて、無理なく利用してください。

標高1000mに広がる入園無料のボタニックガーデン「中之条山の上庭園」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)

群馬県 道の駅霊山たけやま 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県中之条町にある道の駅です。開業は2008年。正面に古社、裏側に霊山を仰ぐ神聖な地に建つ施設で、参拝、登山の拠点にもなります。施設全般、未舗装路面やデコボコがある通路があります。現地のバリアフリー状況、車椅子での利用ポイントを紹介します。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

施設を紹介する前に、霊山嵩山の歴史を紹介します。

古代から死者の霊が集まる山として、我妻盆地で信仰を集める山です。麓の親都(ちかと)神社は、嵩山をご神体とする神社で、神が宿る山、そして天狗が住む山とされています。

戦国時代には、この山にあった城が落城し、一族郎党が自決。その供養のために江戸時代に山内に石仏がつくられました。近年、平成の大修復が行われ、嵩山観音群として登山をして参拝ができるルートが整備されています。もちろん登山ルートはバリアフリーではなく、車椅子での参拝は出来ません。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

施設の全体構成です。ショップが入るメイン棟、茅葺きの古民家をリノベーションしたそば処、多目的広場と大型遊具がある「ぼうけん砦」、独立トイレ棟などで構成される施設です。

駐車場は6ブロックあり、身障者用駐車区画は最も奥のトイレ棟前のブロックに屋根なしで用意されています。

施設内に合計3つのバリアフリートイレが用意されています。24時間利用できる独立トイレ棟内に1つ。設備はシンプルですが、一般的な広さがある個室です。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

ショップが入る「たけやま館」内に1つ。ウォシュレット付きトイレですが、スペースは狭く、一般的なサイズの車椅子は入りません。

もう一つは「そば処けやき」のトイレで、外側から利用します。バリアフリートイレを兼ねた広い個室トイレが蕎麦屋に1つあるという状況で、使用中の場合は屋外で並んで待つことになります。設備はシンプルです。蕎麦屋の営業時間中は、だれでも利用できます。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

ショップが入るメイン棟の「たけやま館」中はバリアフリーです。床面はフラットで店内通路幅は余裕があります。問題なく車椅子で買い物ができます。

館内にはそば打ち体験施設があります。2F は集会室で、階段のみの畳敷き広間です。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

そば処けやきのバリアフリー状況です。茅葺き農家を移築改造したお店です。土間を活用したテーブル席と、座敷席があります。多少の段差とデコボコを乗り越えることが出来れば、土間のテーブル席なら車椅子で利用できないことはありません。

外観はもちろん、内装も雰囲気があります。そういう雰囲気が好きな人はチャレンジする価値があります。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

メイン棟周辺、蕎麦屋周辺は、ほとんどが未舗装路面、デコボコ通路です。また「ぼうけん広場」方面への通路も同様です。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

未舗装路やデコボコ路を避けて施設を一周するには、メイン棟の裏側を通る舗装路を進み、そのまま舗装路だけを通行して、親都神社前の車道まで出ます。そして車道を通り、道の駅の駐車場に戻ることは出来ます。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

霊山嵩山の東登山道入口手前にある「お花見広場」までは舗装路がありますが、かなりの急坂なので車での通行は困難です。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

車椅子で快適に移動し、利用できる範囲は限られますが、仰ぎ見る霊山の威容や茅葺き古民家、道の駅霊山たけやまは、独特の魅力がある道の駅です。

中之条町にあるもう一つの道の駅「道の駅六合(くに)」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)

群馬県 道の駅おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

キャチコピーは「小野子山の恵みをおすそ分け」。群馬県渋川市小野子にある道の駅です。開業は1996年の施設で、2006年にトイレ棟の新設と駐車場の増設が行われました。平成の大合併で渋川市になり、2012年から民間に運営委託されています。古い施設なので今どきのバリアフリー水準ではありません。現地の状況を紹介します。

シンプルな構成の道の駅です。メイン棟にはショップとお食事処が入ります。

トイレは独立棟で、バリアフリートイレは1つ。2020年4月現在では、ウォシュレットは付いていません。正面は段差があるので、横から段差回避スロープを上がり利用するトイレです。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

メイン棟の周囲とトイレ棟の前にそれぞれ駐車場があり、身障者用駐車区画はどちらも屋根なしで、メイン棟横に1台分、トイレ棟側に3台分が用意されています。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

ショップと食事処が入るメイン棟への正面入口は階段です。正面から見て左側に段差回避スロープが用意されています。幅が狭くて傾斜角度があるスロープですが、一般的な力のある車椅子利用者あるいは元気な介助者であれば、クリアできるスロープです。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

スロープの先は引き戸の木製手動ドアで、全開にすると一般的な車椅子で通過できる幅は確保されます。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

メイン棟の内部はフラット構造で、車椅子で移動できない段差はありません。

店名はとくにない農産物直売所です。中規模サイズの売り場で、通路幅は一般的なサイズは確保されています。混雑していなければ車椅子での買い物は可能です。

季節にもよりますが、施設コンセプト通りに「山の恵み」が楽しめる品ぞろえです。地元の産物、とくにキノコ類が豊富にある印象です。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

食事処もとくに店名はありません。自販機で食券を購入するセルフサービス店です。そば、うどんが中心のメニューです。冬場は郷土料理の「おっきりこみ」が味わえます。

席は座敷、カウンター、そして可動式のテーブル席もあります。よい席が確保できれば、車椅子で食事が出来ます。

ショップで買った弁当やお菓子を食事処で食べることは出来ません、と掲示されています。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

シンプルで古い造りの道の駅ですが、車椅子で利用できないことはありません。一般的な今どきの道の駅にはない、素朴で自然な雰囲気が魅力的です。

近隣の旧子持村にある「道の駅こもち」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)