笑う埴輪が展示される 藤岡歴史館 車椅子バリアフリー情報

群馬県藤岡市の「埋蔵文化財収蔵庫」は、収蔵品を一般公開する展示室があり、「藤岡歴史館」として無料で観覧できます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

藤岡市の郊外、七輿山古墳と白石稲荷山古墳の中間にある施設です。開館は2004年。周辺は現在道路整備が進められています。

アクセスは車です。普通車両84台、バス4台を収容する広い無料駐車場があります。身障者用駐車区画は、エントランス前ではなく、駐車場の中央部に屋根無しで3台分用意されています。

笑う埴輪が展示される 藤岡歴史館 車椅子バリアフリー情報

歴史館はワンフロア構造で、エントランス周辺に段差はありません。自動ドアを通り入館すると、自動音声で「いらっしゃいませ」とアナウンスが流れます。入館手続きは特にありません。そのまま館内に入ります。

笑う埴輪が展示される 藤岡歴史館 車椅子バリアフリー情報

館内に入ると左側が展示室、右側がロビー空間です。

バリアフリートイレは右側にあります。広くて綺麗なトイレです。ユニバーサルベッドはありません。

笑う埴輪が展示される 藤岡歴史館 車椅子バリアフリー情報

展示室のバリアフリー状況です。展示室内もフラットで通路幅は余裕があります。車椅子での展示観覧は問題なく出来ます。

群馬の埴輪グランプリで優勝した「笑う埴輪」などが展示されています。

笑う埴輪が展示される 藤岡歴史館 車椅子バリアフリー情報

藤岡歴史館は車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

古墳大国群馬の歴史を学ぶことができる「群馬県立歴史博物館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年12月の取材に基づいています)

稲田石の資料館 石の百年館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

石の産地、茨城県笠間市稲田地区。石のブランドは「稲田石」または「稲田みかげ石」。「石の百年館」は稲田石に関する資料が展示解説されます。車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

現施設は2014年に再開業しました。館内はフラットでバリアフリー仕様。車椅子での利用に大きな問題はありません。とても小さな科学館で、総床面積は約144㎡=43坪ほど。中には3つの展示室があります。

車椅子でのアクセス方法です。JR水戸線稲田駅に隣接しています。2013年に建替えられて新駅舎に生まれ変わっているバリアフリー駅です。

駅前の有料駐車場内に5台分「石の百年館」利用者専用の無料駐車区画があります。

稲田石の資料館 石の百年館

ゲートもフラップ板もなにもない有料駐車場で、駐車料金支払い方法は「稲田駅窓口にお支払ください」と掲示されています。

利用方法に戸惑いましたが「石の百年館」利用者専用の無料駐車区画に自由に停めて利用すればよいそうです。

「石の百年館」の入口ドアは、幅に余裕はありませんが自動ドアで、一般的な車椅子なら出入りに問題はありません。

稲田石の資料館 石の百年館

建物は平屋構造のシンプルなデザインで、外壁は稲田石仕上げです

入館無料の施設です。館内に入り、受付で簡単な記帳をします。

車椅子での見学に何の問題もありません。ただし館内にトイレはなく、駅と共用の外のバリアフリートイレを利用します。

稲田石の資料館 石の百年館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

展示内容は大きく3つに分かれます。

最初のコーナーは、「稲田石」の紹介。石が生まれる過程、世界の石との比較、加工技術などが展示解説されます。

次のコーナーは、「稲田石」最大の特徴である「粒」の謎と正体を解説。

最後のコーナーは、稲田地区で産出される、水晶などのいろいろな石の展示です。

一般的な人なら、全体をゆっくり見て30分程度のボリュームです。

稲田石の資料館 石の百年館

「稲田石」の概説です。約6000万年前に地下深くに貫入したマグマが冷えて固まった花崗岩の一種。白く光沢があり、耐久性にも優れた素材。採掘がはじまったのが1888年。最高裁判所の外壁に用いられたのが1974年。石材関係企業が造った「旧・石の百年館」の竣工が1995年。そして「旧・石の百年館」が閉館したのが2010年。この「新・石の百年館」の誕生は2014年です。

「石の百年館」とは、100年を超える採掘の歴史と、これからの100年の発展を祈念したネーミングです。

稲田石の資料館 石の百年館

もう一つ大きなテーマとしてあるのが「筑波山地域ジオパーク構想」。霞ヶ浦から筑波山流域を広大な「大地の公園」と位置づける構想です。このジオパーク構想の拠点施設として「石の百年館」は位置づけられています。

「石の百年館」は建築、内装、展示内容など、全てにわたってハイクオリティなミニ科学館です。お近くにおいでの際の、車椅子での立ち寄り先として、お薦めできます。

笠間市にある「筑波海軍航空隊記念館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年7月に加筆修正しました)

鹿島灘 大野潮騒はまなす公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県鹿嶋市の旧大野村にある「大野潮騒はまなす公園」は、1990年に開園した鹿島灘を見渡す入園無料の公園です。

開園当初は「大野村」の村営公園でした。大野村は「はまなす」の自生南限の地。園内に「はまなす」の花壇などを整備して「大野潮騒はまなす公園」としました。

大野潮騒はまなす公園

最寄駅は鹿島臨海鉄道の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」です。公園の開園に併せて駅名を改名した当時は、日本一長い駅名の駅でした。また鹿島灘に向って滑るローラー滑り台の長さは、開園当時は日本一でした。

5年後の1995年に大野村は鹿島町と合併し「鹿嶋市」になり現在に至ります。

大野潮騒はまなす公園

アクセスは車が便利です。普通車205台を収容する無料駐車場がありますが、身障者用駐車区画の設定はありません。

大野潮騒はまなす公園

園内には展望塔、郷土資料館、プラネタリウムがある有料の「宇宙展望塔」があります。入館料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

大野潮騒はまなす公園

鹿島灘を望む高台の公園です。起伏の激しい立地で園内の散策路はアップダウンがあります。坂道に強い車椅子利用者であれば園内を散策できますが、一般的な車椅子利用者は、宇宙展望塔およびその周辺を無理のない範囲で散策することをお薦めします。

駐車場から宇宙展望塔への移動箇所は段差解消されています。

大野潮騒はまなす公園

有料の展望塔館への入口はスロープがあります。緩やかな傾斜なので、車椅子での通行に問題はありません。

大野潮騒はまなす公園

エントランスは段差のない自動ドアです。車椅子で問題なく入館できます。

大野潮騒はまなす公園

1Fに受付があります。ここで障害者手帳を提示して入館手続きを行います。1Fの美術館エリアは無料で利用できます。

バリアフリートイレは1Fにあります。設備は古くかつシンプルなトイレです。他の階にはバリアフリートイレはありません。エレベーターは1基あります。

展望塔施設の1Fと2Fに「郷土資料館」があります。旧大野村の民俗と文化、現在に続くお祭りなどが紹介されています。

大野潮騒はまなす公園 車椅子利用ガイド 

「郷土資料館」内の上下階移動は階段を利用する設定です。車椅子での上下階移動は一般とは異なる動線になります。

2Fのプラネタリウムでは1日数回、1回30分程度の番組が放映されます。展望塔への入館料金だけでプラネタリウムが鑑賞できます。

エレベーターでは3F表示になる「展望室」は、海抜77mの高さから360度の眺望が楽しめます。ただし展望塔の「展望室」の窓の高さは、床面から1.5m上にある構造で、車椅子からの目線では空しか見えません。展望窓には手すりが付いているので、つかまり立ちが出来る人なら眺望を楽しめます。

1995年に大野村は鹿島町と合併し「鹿嶋市」になり、大野村の名称は消滅しました。「鹿島町」から「鹿嶋市」へ漢字表記が変わったのは、佐賀県に鹿島市があったからということです。公園の入口には大野村時代からの立像やアートオブジェが飾られています。

大野潮騒はまなす公園

大野潮騒はまなす公園はアップダウンがある公園です。展望室の構造は車椅子向きではありません。園内の散策路は整備されていますがアップダウンがあるので、車椅子では無理のない範囲での散策をお薦めします。

「ジーコ広場」がある鹿嶋市のショッピングセンター「SCチェリオ」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年6月に加筆修正しました)