千葉の枝垂れ桜 東金 願成就寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

創建は1280年。千葉県東金市の同夢山(どうむさん)願成就寺(がんじょうじゅじ)は、願いが叶うお寺、そして枝垂れ桜が美しい花のお寺です。本堂には段差迂回スロープがあり、車椅子でお参りができます。

アクセスは車が便利です。住所はお寺の名称がつく「東金市松之郷字願成寺」。10台ほど収容できる参拝者用の舗装駐車場があります。

同夢山願成就寺

駐車場よりも少し低い場所から上がる山門は階段で、車椅子では通行できません。

同夢山願成就寺

駐車場の横の舗装路面を通り本堂に向かうことができ、舗装路だけを通行して段差迂回スロープを上がることができます。

同夢山願成就寺

本堂へ向かう舗装路の横は未舗装のエリアがあり、そこに「北條三介之墓」、市の指定文化財である五輪塔があります。未舗装ですが路面の状況が良ければ、車椅子で近づくことができます。

同夢山願成就寺

五輪塔は供養塔または墓塔として造立されます。願成就寺の五輪塔は、全国的にも珍しい特殊な形態ということです。

同夢山願成就寺

境内の枝垂れ桜の状況です。駐車場から多くの枝垂れ桜を楽しめます。

同夢山願成就寺

枝垂れ桜の先に本堂を拝むことができます。

同夢山願成就寺

境内は枝垂れ桜の園です。

同夢山願成就寺

墓地の周囲にも数多くの枝垂れ桜が咲いています。

同夢山願成就寺

墓地の裏山を山桜が彩ります。

同夢山願成就寺

千葉東金の願成就寺は、車でアクセスすれば、車椅子でお参りができて、無理なく枝垂れ桜を楽しむことができる名刹です。

(本稿は2022年3月に執筆しました)

東金市にある「道の駅みのりの郷東金」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

梅のお寺 千駄ヶ谷 瑞円寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

国立競技場から近い、東京都渋谷区千駄ヶ谷の高台に建つ曹洞宗のお寺です。開山は1670年頃で、千駄ヶ谷の総鎮守、鳩森八幡宮の別当寺でした。瑞円寺は梅林があり、春先には観梅が楽しめます。

周辺はアップダウンがある地形で、国立競技場方面からは観音坂を上がり、そして榎坂を上がり、山門に向かいます。千駄ヶ谷駅方面からアクセスしたほうが、緩やかな傾斜路を通りお参りができます。

山門への道は車椅子で通行できない階段路です。

千駄ヶ谷瑞円寺

階段路の手前の榎坂から最初の観梅ができます。階段路の横に、しだれ紅梅と白梅が咲いていました。

千駄ヶ谷瑞円寺

榎坂をもう少し上がると「参拝者駐車場」への入口があります。車椅子ではここから境内に進んでください。

千駄ヶ谷瑞円寺

境内までは坂道を上がります。

千駄ヶ谷瑞円寺

この坂を上がり切れば、本堂の横に出ます。境内はほぼフラットな地形で、数多くの梅の木があります。

千駄ヶ谷瑞円寺

梅の花をみながら、ほぼフラットな舗装路面を通り、本堂へ進みます。

千駄ヶ谷瑞円寺

しだれ白梅が咲いています。

千駄ヶ谷瑞円寺

本堂の前まで車椅子で移動できます。

千駄ヶ谷瑞円寺

本堂のお賽銭箱は4段の上です。車椅子では段の手前からのお参りになります。

千駄ヶ谷瑞円寺

本堂の近くに梅林があります。舗装路面から車椅子で観梅できます。今回は紅梅白梅ともに、まだ三部咲き程度でした。

千駄ヶ谷瑞円寺

梅林にはヒツジにみえる石像が置かれています。

千駄ヶ谷瑞円寺

梅林から山門方面へ、緩やかな傾斜の石畳舗装路を通り、車椅子で移動できます。

千駄ヶ谷瑞円寺

山門の近くに石塔石仏群があります。壮観です。車椅子でここまで行けるので、お参りしてください。

千駄ヶ谷瑞円寺

山門は段差路なので、車椅子では梅をみながら、駐車場方面へ引き返します。

千駄ヶ谷瑞円寺

千駄ヶ谷の瑞円寺は、アップダウンがあるルートを通行しますが、静かな環境で車椅子から観梅ができるお寺です。

千駄ヶ谷一帯の総鎮守「鳩森八幡神社」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年3月に執筆しました)

館山の坂東観音巡礼結願寺 那古寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

創建は717年という南房の古社、千葉県館山市にある坂東三十三所観音巡礼の三十三番目の結願寺です。読み方は「なごじ」。江戸時代に造営された「観音堂」と「多宝塔」が現存する、千手観世音菩薩を本尊とする真言宗の山寺です。山頂には紫式部の墓と伝承される「式部塚」がありますが、そこまでの登山路は一部が階段路です。

那古寺

那古山山頂は標高83ⅿ。那古寺から自然林を通り、展望台まで続くハイキングコースが整備されています。もちろん車椅子では散策できない未舗装段差路です。

那古寺

那古寺はバリアフリーな寺院ではありませんが、決定的な段差を回避するスロープが設置されています。無理をすれば車椅子で多宝塔まで近づくことが出来、もうひと踏ん張りすれば、本尊の千手観音像が祀られる観音堂にお参りが出来ないこともありません。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

参拝者用の無料駐車場があります。未舗装路面の駐車場ですが、薄く砂利が撒かれた固い路面なので、少し頑張れば車椅子が動きます。

駐車場と同じ高さに「本坊」があり、その前には有形指定文化財の巨木「大蘇鉄」があります。本坊と大蘇鉄は、車椅子で見学できます。

那古寺

観音堂へ上がる一つの参道は階段路です。もう一つ、駐車場の横から「仁王門」へ上がる坂道があります。舗装路面ですが急坂で、一般的な車椅子での自走は困難な傾斜角度です。介助者1名でも厳しいかもしれません。2名以上の介助者がいれば、車椅子で何とか通行できます。帰りは、車椅子は後ろ向きのジグザク走行をお薦めします。

那古寺

坂を上がり仁王門に近づきます。決定的な段差は回避できるスロープ路がありますが、その先は未舗装のデコボコが激しい悪路です。

那古寺

仁王門の下は段差があるので、車椅子では未舗装悪路を走破して、門の横を通行します。

那古寺

仁王門の先から、観音堂へ向かう石畳参道に車椅子で乗り上げます。段差は10㎝弱です。

那古寺

正面左側に手水舎があります。小さな段差と狭い石路面があるので、車椅子から手を浄めるのは苦戦する構造です。

那古寺

石畳参道を進むと、その先に鐘楼があります。現存するのは昭和51年に造営された鐘楼と梵鐘です。

那古寺

その先の右側に江戸時代中期に造営された多宝塔があり、石畳参道から車椅子で見上げることができます。多宝塔の中には、多宝如来と釈迦如来が安置されています。

那古寺

多宝塔の横から観音堂へは、正面左側の段差解消スロープに進みます。ただしスロープは深い砂利路面の先にあり、その手前にある溝には車椅子が何とか通過できるように、段差を塞ぐ石が置かれています。

那古寺

深い砂利路面の移動距離を最短にして、かつ溝に落ちることを避けるには、溝に石が置かれた観音堂に近い地点で、石畳参道から砂利路面に車椅子で移動します。

那古寺

しかしながら砂利は深く、段差解消スロープは急角度です。ここを通過できれば、車椅子で観音堂の正面からお参りができます。帰りもすべて同じルートです。

那古寺

那古寺参道の状況は以上です。車椅子ではかなり苦戦しますが、お参りが出来ないことはありません。

(本稿は2022年3月に執筆しました)