日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」車椅子観覧ガイド

東京都千代田区、日比谷公園内の千代田区立日比谷図書文化館で開催される特別展です。会期は2020年10月16日から12月16日まで。荒俣氏が人生をかけて蒐集しているコレクションや創作物を楽しめる企画展です。

千代田区立日比谷図書文化館の正面入口は階段です。

日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」

車椅子では正面から左側に進み、その先にあるスロープを利用します。スロープの傾斜角度は緩く、一般的な車椅子利用者なら通行可能です。

日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」

スロープの先にある館内へのドアは、通常ロックされています。ドアの横にあるインターフォンで、車椅子で来館したことを連絡して下さい。スタッフが開錠して館内に誘導していただけます。これまでの経験では、館内のスタッフがすぐに気が付いて、インターフォンを利用する前に出迎えていただける場合がほとんどです。

日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」

日比谷図書文化館の館内は、改修されてバリアフリー仕様です。車椅子での移動、トイレ、休憩などに問題はありません。

「荒俣宏の大大マンガラクタ館」の会場は、1F特別展示室です。観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。会場入口で障害者手帳を提示して減免措置を受けます。

日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」

展示会場内は、フラットでスペースに余裕がある設定です。車椅子からの鑑賞で、気になるところはありません。箱の中を上からのぞき込む展示がありますが、車椅子からでも鑑賞できる高さです。

展示は7つのテーマがあります。展示されているコレクションを荒俣氏が解説する映像が、会場中央のモニターで放映されています。

会場の出口にはゲートがあり、横幅がやや狭くなっていますが、通常サイズの車椅子なら通過できます。

日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」

日比谷図書文化館から外に出るルートは、来館時と同じです。館内スタッフに退館を申告し、スロープに出るドアを開錠していただきます。スロープは緩い傾斜なので、車椅子を後ろ向きにする必要はありません。

日比谷図書文化館「荒俣宏の大大マンガラクタ館」

建物に出入りするスロープ路さえ分かれば、日比谷図書文化館の「荒俣宏の大大マンガラクタ館」展は、車椅子で観覧できます。

日比谷公園のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ご参照ください。 

桶川べに花ふるさと館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

埼玉県桶川市にある明治後期の民家を改築した文化施設です。食事処は常設店。他に体験施設や市民向け貸し出し施設などがある、地域創造施設です。キャッチコピーは「やすらぎとなつかしさを感じるふるさとの風景」。桶川の原風景をイメージする中庭は、車椅子で散策できます。施設全体のバリアフリー状況を紹介します。

桶川べに花ふるさと館

アクセスは車が便利です。場所は桶川加納ICの近く。ICから車で2分の案内です。無料駐車場があり、身障者用駐車区画が1台分用意されています。

桶川べに花ふるさと館

もう1区画、管理用通路を進んだ倉庫の横にも用意されています。

桶川べに花ふるさと館

駐車場から施設入口に建つ「長屋門」までは、舗装通路が整備され、車椅子での移動は可能です。

桶川べに花ふるさと館

門の下に段差はありません。中庭は舗装路と未舗装路面が交差しています。敷地内はほぼ全域を車椅子で移動できます。

桶川べに花ふるさと館

事務所の横のトイレと、母屋内のトイレに、バリアフリートイレが用意されています。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

桶川べに花ふるさと館

桶川べに花ふるさと館のメイン施設は、母屋の1Fと2Fで営業する食事処です。メニューは蕎麦とうどんが自慢の人気店です。

桶川べに花ふるさと館

母屋の正面入口は段差構造ですが、正面からみて右側にスロープがあります。車椅子で1Fエントランスに入りことはできます。

桶川べに花ふるさと館

エントランスからみて店内の右側がテーブル席です。利用しやすい席を確保できれば、一般的な車椅子利用者なら食事ができます。ちょっとしたお土産コーナーもあります。1Fの半分は座敷席で2Fへは階段のみです。

桶川べに花ふるさと館

母屋の横に、貸出施設の離れ「和心庵」があります。離れはアプローチに段差があり、屋内はお座敷の施設です。

桶川べに花ふるさと館

長屋門の横にある新鮮野菜と駄菓子の店とギャラリーは、手前に細長い砂利路面があり、ギャラリーの入口は段差があります。車椅子向きではありません。

桶川べに花ふるさと館

各施設内はあまり車椅子向きではありませんが、車椅子で中庭散策は可能で、バリアフリートイレは用意されています。車椅子で施設を散策しながら「やすらぎとなつかしさを感じるふるさとの風景」を楽しむ利用方法がお薦めです。

桶川べに花ふるさと館

(本稿は2020年11月に執筆しました)

岩槻人形博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

埼玉県さいたま市岩槻区、人形の町岩槻に2020年2月開館した施設です。元市役所があった場所に、総事業費18億円超をかけて建設されました。同一敷地内に「にぎわい交流館いわつき」が併設されています。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

岩槻駅から徒歩10分の案内です。来館者用の無料駐車場があり、普通車28台、大型バス2台、そして身障者用駐車区画が2台分屋根付きで用意されます。

岩槻人形博物館

身障者用駐車区画から博物館までは、雨の日でも濡れずに移動できます。「にぎわい交流館いわつき」へは、途中に屋根がない区間があります。

岩槻人形博物館

博物館エントランスの周囲は、一部に石が置かれた路面があり、ところどころにスロープが架けられています。身障者用駐車区画以外の場所からでも、車椅子でアクセスできます。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

エントランスから館内にかけて、段差がまったくないバリアフリー仕様です。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

岩槻人形博物館は観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。受付で障害者手帳等を提示して入館手続きを行います。

岩槻人形博物館

館内からの眺めがデザインされています。

岩槻人形博物館

博物館の延べ面積は2,029㎡ですが、展示室のスペースはその約30%程度です。建物の規模に比べて、展示室のスペースは広くはありません。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

第一展示室は人形作りの紹介、第二展示室がコレクション展示。ここまでが常設展です。そして第三展示室が企画展の部屋。3つの展示室は連続して配置されます。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

すべての展示室はフラット構造で、車椅子での観覧に大きな問題はありません。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

収蔵資料は人形が約3,500点で、人形に関わる浮世絵や古典本、人形制作道具などを加えると約5,000点あるそうです。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

博物館はワンフロア構造で、バリアフリートイレは館内の無料エリアに1つあります。

岩槻人形博物館

トイレのスペースは一般的なサイズで、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、折り畳み式のユニバーサルベッドが備えられています。

岩槻人形博物館

駐車場を中心にして博物館の反対側が、市民のための交流施設「にぎわい交流館いわつき」です。2フロア構造でエレベーターがあり、1Fにはバリアフリートイレが1つあります。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

商業施設は「ヨロ研カフェ&ショップ」。入口を入ると左側に小さなショップがあり、岩槻産の野菜、物産品などが販売されています。入口の右側はカフェ。席数は35席です。

岩槻人形博物館

フロアはフラット構造で、車椅子で利用できます。ショップは狭いながらも車椅子で通行できる幅はあります。カフェは可動式のテーブル席もあるので、車椅子で利用できます。テラス席も用意されています。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

江戸時代、岩槻は歴代将軍が日光東照宮を社参する際に通行した、日光御成道の宿場町でした。中庭には、江戸・日本橋に使われる「稲田石」と、日光東照宮大鳥居に使われる「可也石」が配されています。

岩槻人形博物館 車椅子バリアフリー情報

岩槻人形博物館は、問題なく車椅子で観覧できるバリアフリー博物館です。「にぎわい交流館いわつき」の「ヨロ研カフェ&ショップ」も、車椅子で利用できます。

大宮区にあるユニークな美術館「大宮盆栽美術館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年8月に執筆しました)