バリアフリーな佐野ラーメンの名店 らーめん大金 車椅子利用ガイド

栃木県佐野市は140軒以上のラーメン店が営業しているラーメンの町です。その中でも「万里」や「日向屋」「おぐら屋」など人気店は行列必至。週末のランチタイムは1時間待ちも珍しくありません。

行列必至の人気店の中で、HPで「全館バリアフリーを導入」と案内しているのが「らーめん大金(おおがね)」さんです。実際に車椅子で利用した状況を紹介します。

週末のお昼に行きましたが混雑していました。らーめん大金では、「EPARK」の席予約システムを導入しています。満席の場合、初回は店舗入口の発券機で受付をして、待ち順番号が記載されたシートを受け取ります。シートにあるQRコードから「EPARK」の席予約システムに入りメンバー登録をすると、順番が近づくとメール連絡が来ます。メールは20分前、10分前、5分前にきます。またマイ店舗登録をすると、次回から「EPARK」から席予約ができます。

したがって同行者がいる場合は、代表1名が店舗入口に行き、発券機で受付をします。メール連絡がくるまで車で待機、あるいは近隣の別のショップなどに行っていることも可能です。次回からは先に席予約を入れて、状況に応じて来店することができます。

アクセスは車が便利。駐車場の状況です。店舗前の駐車場は未舗装路面です。店舗裏側の臨時駐車場は舗装路面です。

らーめん大金

店舗入口前に1台分車椅子マークがペイントされた舗装路面の駐車区画があります。車中で待機して、順番が近づいたら身障者用駐車スペースに移動して乗降するのが、車椅子での最善のアクセス方法です。

らーめん大金

店舗の出入口に段差はありません。車椅子で入店できます。入店時に検温と手指消毒を行います。

らーめん大金

店内の席は、一部が座敷席ですが、ほとんどが車椅子で利用できるタイプの可動式テーブル席です。店内の通路幅は車椅子で移動できる余裕があります。

食券制ではなく、スタッフにオーダーします。もちろんセルフサービスではありません。

店舗出入口近くに、大きなサイズの個室トイレが用意されています。一般的なバリアフリートイレよりは狭い個室ですが、普通サイズの車椅子なら入ります。手すりがあり、ウォシュレット付き便器が備えられています。

らーめん大金

佐野ラーメンの名店、らーめん大金さんは、車椅子で美味しいラーメンと餃子がいただけるお店です。

「佐野厄除け大師」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年3月に執筆しました)

みなとオアシス 渚の駅たてやま 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

千葉県館山市の海沿いにある人気観光スポットです。ショップ&レストランが営業する「商業棟」、館山湾を一望する「展望デッキ」、海に500ⅿ伸びる「館山夕日桟橋」、タッチングプールがある「海辺の広場」、さかなクンの世界が広がる「渚の博物館」などがあるバリアフリー施設です。車椅子からみた各施設のバリアフリー状況を紹介します。

渚の駅たてやま

館山駅から徒歩15分程度の距離。アクセスは車が便利です。普通車90台超を収容する来場者用の無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが4台分設定されています。

渚の駅たてやま

幅広い駐車区画で後部スペースも余裕がある構造です。

渚の駅たてやま

商業棟のバリアフリー状況です。駐車場から商業棟までフラットな舗装路面を通行します。

渚の駅たてやま

商業棟の手前、海辺の広場の横にあるトイレにバリアフリートイレがあります。

渚の駅たてやま

スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。他には、渚の博物館内にバリアフリートイレが用意されています。

渚の駅たてやま

商業棟の1Fは「海のマルシェたてやま」。農産物、物産品、そしてお刺身など海産物を販売するお店です。店内の通路幅は一般的なサイズで、混雑していなければ車椅子で買い物ができます。

渚の駅たてやま

2Fはレストラン「館山なぎさ食堂」。海を眺めながら、海鮮丼やお刺身など南房の海の幸を味わえます。人気店でランチタイムは混雑するという情報でしたが、週末の13時過ぎ、大勢のお客さんがウェイティングしていました。2Fへはエレベーターで上がります。エレベーターのかごのサイズは余裕はありませんが、普通サイズの車椅子は乗り込めます。

渚の駅たてやま

レストラン「館山なぎさ食堂」は、フラットでスペースに余裕があり可動式のテーブル席がある、車椅子で利用できるレストランです。

館山なぎさ食堂

商業棟の2Fは展望デッキです。レストラン「館山なぎさ食堂」の前から、大きくフラットな空間が広がります。

渚の駅たてやま

渚の博物館の横までデッキは広がります。

渚の駅たてやま

内陸方面の駐車場側を眺めることもできます。

渚の駅たてやま

もちろんオーシャンビュー。左側が沖ノ島方面です。

渚の駅たてやま

右側が館山夕日桟橋方面。展望デッキは全域がフラットなバリアフリー構造です。

渚の駅たてやま

館山夕日桟橋のバリアフリー状況です。桟橋形式では日本最長500ⅿ。車椅子で海上散歩が楽しめます。

館山夕日桟橋

商業棟から直接海岸方面へ向かうと、段差箇所があります。館山夕日桟橋に車椅子で行くルートは、渚の博物館側に迂回して進みます。

渚の駅たてやま

桟橋の路面は、一般的な舗装路面と簀の子のような路面に分かれます。一般舗装路面のほうが幅広いので、車椅子で通行しやすい印象です。どちらの路面にも、入口箇所には小さな段差があります。

渚の駅たてやま

その先は海上をフラットにまっすぐ進みます。車椅子で問題なく散策できる桟橋です。

渚の駅たてやま

「海辺の広場」のバリアフリー状況です。入場無料。出入口はフラットな構造です。

渚の駅たてやま

館山の海が再現されたタッチングプールがあります。車椅子から手が届く箇所は限られますが、プール内のヒトデや小魚を観察することはできます。

渚の駅たてやま

渚の博物館のバリアフリー状況です。渚の博物館は入館無料の施設です。1Fには「さかなクンギャラリー」とショップ、休憩室、2Fは館山市立博物館分館の「渚の博物館」です。

渚の駅たてやま

身障者用駐車スペースの隣が渚の博物館の入口です。

渚の駅たてやま

博物館の周囲には、漁業に関わる屋外展示物が幾つか設置されています。

渚の駅たてやま

段差解消スロープを上がりエントランスへ向かいます。

渚の駅たてやま

出入口はフラットな構造の自動ドアです。

渚の駅たてやま

館内に入ると、さっそくさかなクンが出迎えます。

渚の駅たてやま

1Fのさかなクンギャラリーに入ります。

渚の駅たてやま

ここにもさかなクンがいます。

渚の駅たてやま

さかなクンが描いた様々な絵が展示されています。

渚の駅たてやま

さかなクンの世界がギャラリーいっぱいに展開されます。

渚の駅たてやま

一部吹き抜け構造の開放的なギャラリーです。魚が空中を泳ぎ、さかなクンの大漁旗が飾られています。

渚の駅たてやま

魚に関する深い知識が詰め込まれた展示です。子供から大人まで楽しめます。1Fさかなクンギャラリーは、車椅子で観覧できます。

渚の駅たてやま

2Fへの通常ルートはギャラリー内にある階段です。

渚の駅たてやま

車椅子では、ギャラリーの外にある1基のエレベーターを利用します。普通サイズの車椅子は乗り込めるかごサイズのエレベーターです。

渚の駅たてやま

2Fは館山の漁業と生活の歴史をテーマにした、正統派の歴史民俗資料館です。

渚の駅たてやま

広々としたフラットな展示室です。

渚の駅たてやま

海と生きる人々の生活を展示解説しています。

渚の駅たてやま

漁の方法やその姿を分かりやすく紹介しています。2F館山市立博物館分館「渚の博物館」も、車椅子で観覧できます。

渚の駅たてやま

1Fには海が見える休憩室があり、自由に利用できる可動式テーブル席が配置されています。

渚の駅たてやま

休憩室の近くに、博物館内のバリアフリートイレがあります。

渚の駅たてやま

一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられている、綺麗なトイレです。

渚の駅たてやま

地物に出会える直売所と人気のレストラン、バリアフリーな展望デッキと桟橋、そして硬軟の展示が相混じった楽しいギャラリーと博物館があります。「みなとオアシス渚の駅たてやま」は、幅広い層が楽しめるバリアフリー施設です。

(本稿は2023年6月に加筆しました)

内房の名店 漁師料理かなや 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京湾フェリー金谷港から北へ約2㎞。千葉県富津市金谷の海沿いの高台にある人気大型グルメ店です。2棟構成の施設で、東京湾を眺望する食事処は450席。一部は座敷席ですが、約8割は車椅子で利用できる可動式のテーブル席です。

食事処隣の棟は、1Fがお土産処、2Fは日帰り温泉が営業しています。車椅子で食事ができるお店ですが、より快適に車椅子で利用するために、知っていると役立つバリアフリー情報を紹介します。

来店者用の広い駐車場が用意されています。

漁師料理かなや

身障者用駐車スペースは、食事処棟の前ではなく、お土産処棟の前に2台分設定されています。

漁師料理かなや

駐車区画の幅はあまり余裕がなく、一般駐車区画とそれほど違いません。

漁師料理かなや

食事処棟のエントランスは階段構造で、横に段差回避スロープが設置されています。このスロープは傾斜が急でカーブがあり、路面とのつなぎ目に小さな段差があります。車椅子で快適に通行できるスロープではありません。

漁師料理かなや

通常の移動ルートは、食事処棟のエントランスから入店して食事を楽しみ、その帰りに屋内連結ルートを通り、お土産処棟へ移動します。

漁師料理かなや

お土産処棟のエントランスの段差回避スロープは、車椅子で通行しやすい、なだらかで段差のないスロープです。

漁師料理かなや

バリアフリートイレはお土産処棟1Fに用意されています。食事処棟にはありません。スペースはやや狭い個室でウォームレット付便器が備えられています。

漁師料理かなや

以上のような状況です。したがって車椅子利用者は以下のルートの利用をお薦めします。

①お土産処棟前の身障者用駐車スペースを利用する

②お土産処棟のエントランスから入館する

③必要であればお土産処棟1Fのバリアフリートイレを借りる

④屋内連結ルートを逆流して食事処棟に移動する

食事処棟の1Fは一般席。2Fは浜焼きバイキング席ですが、エレベーターはなく階段の利用になります。なお現在2Fのバイキングはお休みしています。

1Fの食事処の大きな窓から内房を眺望します。窓側の席へ店内移動する場合、途中に段差がありますが、すべての段差箇所に段差解消スロープが設置されています。

漁師料理かなや

空いている席を自由に選び、注文はタブレットから行います。お茶やお水はセルフサービス、お料理は店舗スタッフが運びます。お帰りの前にタブレットで会計をタップして、テーブル番号札を会計所に持参します。現在、休日は9時から19時の営業です。

メニューは多彩。各種の魚定食、様々な天丼、お寿司、お刺身の舟盛、単品メニューも豊富です。活魚料理もあります。

漁師料理かなや

食事処棟の横の駐車場に面して、クレープやシェイクのテイクアウトショップ、お土産店、海産物店などが、長屋構造で営業しています。この長屋店舗は、土地が少し傾斜しているためか、食事処棟寄りは段差がある構造です。テイクアウトショップは10㎝以上の段差があります。

漁師料理かなや

最も奥の海産物店の出入口は、ほぼ段差解消されています。車椅子では注意して利用してください。

漁師料理かなや

漁師料理かなやは、出口から逆流して入館すると、車椅子で快適に利用できます。

別稿の金谷港の観光拠点「東京湾フェリー港 金谷ザ・フィッシュ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」もぜひご覧ください。

(本稿は2022年1月に執筆しました)