東京湾フェリー港 金谷ザ・フィッシュ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

金谷ザ・フィッシュ

千葉県富津市の金谷港は、久里浜港と連絡する東京湾フェリーの発着港です。その港にある商業施設が「金谷ザ・フィッシュ」。ショッピングとグルメ、そして美しい東京湾の風景を楽しめます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

金谷ザ・フィッシュ

現在の姿でグランドオープンしたのが2000年。メインの棟の海沿いは全幅45m、最高部で高さ11mのガラス張りです。2019年の台風19号では大きな被害を受けました。

金谷ザ・フィッシュ

メイン棟の中には「カフェ・シーフードレストラン ザ・フィッシュ」、バームクーヘンなどのお菓子工房「見波亭」などが営業します。メイン棟とそれ以前からあった棟を連結して、お土産市場とお魚市場があります。この売り場内には建物連結部に段差があり、車椅子では段差回避スロープで移動します。

金谷ザ・フィッシュ

そして別棟で「海鮮浜焼き まるはま」、「地魚回転寿司 船主」があります。

金谷港はすぐ隣です。ザ・フィッシュから見た、フェリーが入港する様子です。

金谷ザ・フィッシュ

メイン棟の前が駐車場です。身障者用駐車スペースは、お魚市場の入口の近くに、パイロンとパイプで区画された2台分が用意されています。

金谷ザ・フィッシュ

区画のサイズは大きく、乗降スペースはゆとりがあります。

金谷ザ・フィッシュ

二輪車、自転車は、駐車場の端に駐車スペースが用意されています。

金谷ザ・フィッシュ

お魚市場側の出入口は、駐車場から段差のない構造です。出入口のドアは二重構造で、外側は手動ドア、内側は自動ドアです。

金谷ザ・フィッシュ

レストランなどがある方面への入口は、段差回避スロープを通ります。出入口は自動ドアです。入口の左側のテラスは車椅子で利用できる構造で、フリーテーブルが配置されています。

金谷ザ・フィッシュ

レストラン及び各ショップとも、車椅子で利用できる構造です。気になる段差や通路幅は特にありません。

バリアフリートイレは1つ用意されています。スペースはやや狭いサイズの個室で、シンプルな設備のトイレです。

金谷ザ・フィッシュ

「レストラン ザ・フィッシュ」はオーシャンビューが自慢です。

金谷ザ・フィッシュ

隣接する金谷港はフェリー乗り場と、その付属施設があります。

金谷ザ・フィッシュ

「金谷ザ・フィッシュ」の周囲を車椅子で散策することができます。金谷港側から舗装路を通行して海へ向かいます。途中に小さなデコボコはありますが、車椅子で通行できない決定的な段差はありません。これは富士山を臨む三浦半島方面です。

金谷ザ・フィッシュ

こちらは鋸山方面です。この先を進むと「海鮮浜焼き まるはま」の裏側に出ます。ここで行き止まりになるので、来た道を戻ります。

金谷ザ・フィッシュ

「金谷ザ・フィッシュ」に隣接して、地元の人気店があります。下の写真は「金谷食堂」。取材時は行列ができていました。店舗はバリアフリー仕様ではありませんが、1F席は決定的な段差はないテーブル席なので、車椅子で利用できないことはありません。

金谷ザ・フィッシュ

その隣の鮮魚ひもの直売所。路面店なので、車椅子で買い物ができます。

金谷ザ・フィッシュ

内房のこの一帯は、バリアフリーな施設が数多くはありません。「金谷ザ・フィッシュ」は、車椅子での休憩、食事、買い物に利用できます。

別稿の保田漁港の名店「保田漁協直営食堂ばんや 車椅子でお食事 バリアフリー情報」もぜひご覧ください。

(本稿は2021年1月に執筆しました)