藤と紫陽花の名所 騎西総合公園 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

藤と紫陽花の町、埼玉県加須市騎西にある公園です。6月のアジサイの季節は、アナベルが咲き誇る田んぼの中の道を車椅子で散策することができます。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

アクセスは車が便利です。無料駐車所があり、騎西総合体育館のエントランス前に身障者用駐車スペースが2台分あります。体育館の周りにもアナベルが植栽され、アジサイ鑑賞が楽しめます。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

体育館の別称は「ふじアリーナ」。藤の花の名を冠した大きな施設で、公園内の隣接地には見事な藤棚があります。藤棚の付近まで、路面は舗装されています。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

体育館の裏側は池。川面テラスに移動できるスロープが設置されています。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

車椅子でのアジサイ見物にお薦めなのは「紫陽花の遊歩道」です。駐車場から坂道を下りてアクセスします。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

「紫陽花の遊歩道」は騎西城方向へ420ⅿ続く歩行者専用道路。水田の中にある真っすぐでフラットな舗装路です。

なお騎西城の詳しいバリアフリー情報は、別稿「騎西城・キャッスルきさい 車椅子見学ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

公園から反対方向に伸びる車道の歩道は、560ⅿ続く「藤の散歩道」。パーゴラが藤で、歩道の脇にアナベルが植栽されています。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

道路を挟んで釣りができる「中央公園」があります。総合公園とは段差回避スロープがある地下通路で連絡しています。

藤と紫陽花の名所 騎西総合公園

車でアクセスすればバリアフリーに散策が楽しめる「紫陽花の遊歩道」。ただし日差しを遮るものがないので、晴天の日は暑さに気を付けてください。

(本稿は2021年6月に執筆しました)

房総横断鉄道 車椅子で菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

春の訪れとともに菜の花畑の中を走るローカル鉄道「小湊鐡道」と「いすみ鉄道」沿線は、千葉県を代表する観光名所になりました。しかしながら両鉄道の駅および車両は、あまりバリアフリーではありません。車椅子で電車に乗り、車窓から菜の花や桜を楽しむのは、かなりの労力が必要です。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

また線路の脇などで、のどかな春の風景、菜の花畑とレトロな電車のコラボレーションを車椅子で安全に楽しめる場所は、あまりありません。例えば撮り鉄に人気の、小湊鐡道が菜の花畑の中を走る「石神菜の花畑」一帯は、駐車するスペースは近くにありますが、そこから急坂路や段差路を通り、花畑に近づきます。花畑はもちろん未舗装路面です。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

大多喜町にある「小湊鐡道」と「いすみ鉄道」の接続駅「上総中野駅」は、車椅子で菜の花と桜を楽しめるスポットです。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

ただしホームと車両のドアは段差があるので、車椅子での車両の乗降は簡単ではありません。車で駅を訪れて、ホーム周辺から春の風景を楽しむ観光をお薦めします。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

駅前広場はスペースに余裕があります。身障者用駐車スペースが整備されているわけではありませんが、よほどの混雑日でなければ、適当な場所に駐車可能です。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

駅舎は貫禄のあるログハウス風。ハウスの中が待合室になっています。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

ホームは2本あり、駅舎側が小湊鐡道、線路を跨いだ先がいすみ鉄道のホームという案内でした。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

駅舎の出入口は段差のない構造で、車椅子で小湊鐡道ホームに問題なく移動できます。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

そこからスロープ路を下ると、線路の高さまで車椅子で下りることができます。この位置が撮り鉄に人気の場所です。

その気になれば、多少デコボコはありますが、車椅子で線路を跨ぎ、スロープを上がり、いすみ鉄道のホームまで移動することも可能です。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

駅の周辺は、線路沿い、そして近隣一帯が、菜の花と桜に彩られています。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

竹を割ったデザインの建物はトイレ棟です。バリアフリートイレはありません。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

電車の運行本数は多くはありません。電車との出会いを求める人は、運行ダイヤを確認して現地を訪れてください。

菜の花と桜を楽しめる上総中野駅

春の房総半島で人気のローカル線観光。上総中野駅は、車椅子で菜の花と桜とレトロ電車を楽しめるスポットです。

(本稿は2021年3月に執筆しました)

竹とタケノコが特産の大多喜町にある「道の駅たけゆらの里おおたき」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

水郷 与田浦コスモスまつり 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

千葉県香取市、水郷地帯の与田浦。JR鹿島線「十二橋駅」の近くで毎年開催されるイベントです。2020年は9月19日から10月18日の開催。イベントのポスターには「車イスでの入場可」と告知されています。車椅子で参加して確認した、現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお会場には仮設トイレしかありません。車椅子の人はもちろん、そうではない人も、近隣で休憩をとってからの来場をお薦めします。

与田浦コスモスまつり

十二橋駅からコスモスまつりの会場までは、700mほどの距離があります。

与田浦コスモスまつり

そしてこの間の車道には歩道がなく、会場へ向かう車の通行が多いので、車椅子での移動はお薦めできません。特に会場手前の最後の50mは、車がすれ違うと一般歩行者でも居場所がないほどの狭さです。可能であれば電車ではなく車でアクセスして、会場に隣接する無料駐車場を利用することをお薦めします。

与田浦コスモスまつり

会場隣接の駐車場は未舗装路面です。会場の横に駐車スペースが縦長に伸びています。コスモス畑の横までは未舗装路面ですが、なんとか車椅子で移動できる程度のデコボコ路面です。

与田浦コスモスまつり

コスモス畑よりも奥の駐車スペースは、大粒の石がゴロゴロする路面で、車椅子の移動はかなり苦戦します。車椅子利用者は、コスモス畑の横までのスペースに駐車して下さい。2020年のイベントでは、身障者用駐車スペースは用意されていませんでした。

与田浦コスモスまつり

駐車場のすぐ横の畑が「鑑賞エリア」で、その奥が「摘み取りエリア」の畑です。

与田浦コスモスまつり

「車イスでの入場可」のコスモス畑ですが、舗装路面はまったくありません。未舗装路面を移動します。

与田浦コスモスまつり

「鑑賞エリア」の外側の通路は、路面にある程度固さがあり、決定的なデコボコは避けて通行できるので、慎重に車椅子を進めれば移動できます。

与田浦コスモスまつり

畑の中に立ち入ることができますが、中の路面は荒れています。

与田浦コスモスまつり

車椅子では畑の外側の路面からの鑑賞が無難です。

与田浦コスモスまつり

「鑑賞エリア」の横に、無料で摘み取りができるコスモス畑が用意されています。会場では挟みの無料貸し出しがあり、畑の中に入り、好みの花を摘み取ります。

摘み取りエリアの畑は、路面が荒れていて、車椅子では最も外側に近づくのも苦戦します。手を伸ばせば届く、畑の手前側に花があれば、ギリギリで車椅子から摘み取りができるかもしれません。畑の中に入る路面は、未整備の状態です。車椅子で畑の中に入ってコスモスを摘み取るのは困難です。

今回は日曜日のお昼過ぎに来場しました。帰り支度をしていた14時頃に「花が無くなるので、本日の摘み取りは終了します」というアナウンスが流れました。お詫びの言葉が重ねられていたので、滅多にあることではないようです。

与田浦コスモスまつり

コスモス畑のバックに鹿島線の高架橋を臨む位置が「カメラポイント」となっています。

与田浦コスモスまつり

ポイントと案内されていますが、50mほどの畑の一辺すべてがポイントです。現地には、電車や貨物列車の通過予定時刻が案内されています。本数が少ないので、そのタイミングを狙いたい方は、事前に時刻を確認して来場されることをお薦めします。

与田浦コスモスまつり

「与田浦コスモスまつり」の会場は、「車イスでの入場可」と告知されていますが、バリアフリーではありません。多少のデコボコならクリアできる車椅子利用者は、イベントに参加できます。

(本稿は2020年10月に執筆しました)