千葉県香取市、水郷地帯の与田浦。JR鹿島線「十二橋駅」の近くで毎年開催されるイベントです。2020年は9月19日から10月18日の開催。イベントのポスターには「車イスでの入場可」と告知されています。車椅子で参加して確認した、現地のバリアフリー状況を紹介します。
なお会場には仮設トイレしかありません。車椅子の人はもちろん、そうではない人も、近隣で休憩をとってからの来場をお薦めします。

十二橋駅からコスモスまつりの会場までは、700mほどの距離があります。

そしてこの間の車道には歩道がなく、会場へ向かう車の通行が多いので、車椅子での移動はお薦めできません。特に会場手前の最後の50mは、車がすれ違うと一般歩行者でも居場所がないほどの狭さです。可能であれば電車ではなく車でアクセスして、会場に隣接する無料駐車場を利用することをお薦めします。

会場隣接の駐車場は未舗装路面です。会場の横に駐車スペースが縦長に伸びています。コスモス畑の横までは未舗装路面ですが、なんとか車椅子で移動できる程度のデコボコ路面です。

コスモス畑よりも奥の駐車スペースは、大粒の石がゴロゴロする路面で、車椅子の移動はかなり苦戦します。車椅子利用者は、コスモス畑の横までのスペースに駐車して下さい。2020年のイベントでは、身障者用駐車スペースは用意されていませんでした。

駐車場のすぐ横の畑が「鑑賞エリア」で、その奥が「摘み取りエリア」の畑です。

「車イスでの入場可」のコスモス畑ですが、舗装路面はまったくありません。未舗装路面を移動します。

「鑑賞エリア」の外側の通路は、路面にある程度固さがあり、決定的なデコボコは避けて通行できるので、慎重に車椅子を進めれば移動できます。

畑の中に立ち入ることができますが、中の路面は荒れています。

車椅子では畑の外側の路面からの鑑賞が無難です。

「鑑賞エリア」の横に、無料で摘み取りができるコスモス畑が用意されています。会場では挟みの無料貸し出しがあり、畑の中に入り、好みの花を摘み取ります。
摘み取りエリアの畑は、路面が荒れていて、車椅子では最も外側に近づくのも苦戦します。手を伸ばせば届く、畑の手前側に花があれば、ギリギリで車椅子から摘み取りができるかもしれません。畑の中に入る路面は、未整備の状態です。車椅子で畑の中に入ってコスモスを摘み取るのは困難です。
今回は日曜日のお昼過ぎに来場しました。帰り支度をしていた14時頃に「花が無くなるので、本日の摘み取りは終了します」というアナウンスが流れました。お詫びの言葉が重ねられていたので、滅多にあることではないようです。

コスモス畑のバックに鹿島線の高架橋を臨む位置が「カメラポイント」となっています。

ポイントと案内されていますが、50mほどの畑の一辺すべてがポイントです。現地には、電車や貨物列車の通過予定時刻が案内されています。本数が少ないので、そのタイミングを狙いたい方は、事前に時刻を確認して来場されることをお薦めします。

「与田浦コスモスまつり」の会場は、「車イスでの入場可」と告知されていますが、バリアフリーではありません。多少のデコボコならクリアできる車椅子利用者は、イベントに参加できます。
(本稿は2020年10月に執筆しました)