京都 城南宮 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

平安遷都の際に創建された「城南宮」は、京都南の方除の大社で、有料の「神苑」は春のしだれ梅、秋の紅葉など四季折々の景観が楽しめます。境内のバリアフリー状況を紹介します。

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竹田駅からは徒歩15分の案内です。

参拝者用の無料駐車場があります。身障者用駐車区画は、お祓いを受ける車両が利用する「斎館」の前のスペースに5台分用意されています。

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この身障者用駐車区画の後ろ側に、バリアフリートイレが1つあります。

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本殿拝殿のバリアフリー状況です。斎館から本殿へ向かいます。フラットな舗装路を通り「城南鳥居」をくぐります。

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その先の境内は、未舗装路面の中央部に舗装路があり、本殿方面へ車椅子で問題なく移動できます。手水舎は車椅子から手を伸ばせば浄めることができないことはありません。

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境内の中央部にある神楽殿のような舞台が「拝殿」です。祭礼の際には神楽や舞を奉納します。

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「拝殿」の周囲は舗装路です。そのまま本殿へ向かいます。

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本殿の「前殿」が参拝をする場所です。

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段差構造ですが左側に段差回避スロープがあり、参拝場所に車椅子で上がることが出来ます。

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参拝後は、そのまま本殿の裏側まで行くことができ、車椅子で本殿を一周できます。戻ってくると別のスロープで境内に下ります。

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このスロープの先は境内の砂利路面です。短距離ですが、浅い砂利路面を車椅子で進むことになります。

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神苑のバリアフリー状況です。授与所の横が「神苑」の入口です。「神苑」は7月21日から8月31日までがB期間とされ、それ以外の期間がA期間と指定されています。「神苑」の拝観料は、A期間は障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が半額に減免されます。

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「神苑」の最初のコーナーは「春の山」。しだれ梅や椿が美しい庭園です。

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このコーナーの散策路は舗装路です。多少アップダウンがありますが、車椅子で散策できます。

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次のコーナーは「平安の庭」です。日本庭園で散策路が砂利路面になります。

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車椅子で移動できないことはありませんが、砂利がタイヤに絡み通行は苦戦します。

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迂回路はありません。「神苑」に入ったら、ここを通過する必要があります。

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次のコーナーへはいったん境内の道に出て、再度「神苑」に入り直します。「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」と続きます。

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これらのコーナーも、未舗装路面やデコボコがある石路面などが中心です。

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車椅子での移動は頑張れば可能ですが、快適ではありません。

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未舗装路面の走行が苦手な車椅子利用者には、「神苑」の散策は積極的にはお薦めしません。

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早春の「しだれ梅と椿まつり」の期間中、特にしだれ梅が満開の期間は、大変混雑します。ピーク時は終日駐車場の満車が続くそうです。

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城南宮本殿は車椅子で参拝できます。「神苑」の散策は、迂回路がない未舗装路面散策路を通行します。

(本稿は2020年3月の取材に基づいています)

「相国寺と承天閣美術館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

東京のお伊勢さま 東京大神宮 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

飯田橋駅から徒歩5分の案内。参拝者用の駐車場はありません。縁結びの神「東京大神宮」は、コンパクトな神社ですが、車椅子での参拝は苦戦する社です。現地の状況を紹介します。

東京大神宮

周辺はアップダウンがありますが、車椅子での通行が困難なほどの傾斜ではありません。

東京大神宮

通常の参拝ルートは、階段を上り鳥居をくぐります。

東京大神宮

マツヤサロン側に境内へ車が入る道があります。通常は出口ですが、車椅子では車道から境内に入ります。

東京大神宮

この傾斜路は、以前よりもバリアフリーに改修されました。部分的に車椅子用のデコボコが少ない路面が用意されています。

東京大神宮

傾斜路から参道へ行く途中には段差があります。車椅子ではそのままマツヤサロン前まで進みます。

東京大神宮

突き当りに社務所があります。窓口の手前に大きな玉砂利と飛び石がある構造です。縁結びの神として人気がある神社で、参拝者の大多数は女性。参拝後に、お守りと絵馬を買い、絵馬に願い事を書き、絵馬をつるす。そして「恋みくじ」を引き、結びます。

東京大神宮

社殿の参拝所は段差の上です。段差回避スロープはありません。

東京大神宮

参拝所の段差の前の参道に行くには、大きな玉砂利と飛び石を通過しなくてはなりません。

東京大神宮

下の写真は、この難所のアップです。

東京大神宮

参拝所手前の石と段差の状況です。車椅子では段差の手前まで行くことに苦戦します。

東京大神宮

東京大神宮は神前式発祥の神社。大正天皇の結婚式を契機に、一般向けに明治30年代「神前式」を開発した神社です。

当時は日比谷にありました。神殿で行う厳かな結婚式が大評判になり、予約が殺到したという記録が残っているそうです。

その後現在の地に移転してからも、結婚式場のマツヤサロンが併設された、結婚式が有名な神社であり続けました。現在でも、神前式から披露宴まで出来る神社です。マツヤサロンのエントランスは一段の段差があります。

東京大神宮

以前よりも境内は改修されていますが、東京大神宮は現時点ではまだ、車椅子での参拝に苦戦する社です。

近隣の商業施設「飯田橋アイガーデンテラス」の情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2021年11月に書き直しました)

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京十社での東京都千代田区の神田明神は、車椅子で参拝ができる神社です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

神田明神

参拝者用の駐車場がありますが、収容台数が少なく利用できないことが多いので、近隣の有料駐車場の利用、徒歩でのアクセスをお薦めします。

本郷通り側から「隋神門」への参道はフラットです。門の近くの路面は、小さなコブになっている箇所があるので注意してください。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

裏参道は急な階段です。車椅子では通行できません。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

境内のバリアフリー状況です。2017年に境内の路面が全面舗装されました。車椅子で快適に境内の移動が出来ます。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

鳳凰殿を取り壊して「文化交流館」を新設したことにより、本殿への正面参道が広くなりました。

本殿の前は広場のような空間になり、それを取り囲むように「明神会館」、「文化交流館」、本殿の裏側に「資料館」があります。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

「御神殿」前までフラットな舗装路面を通り車椅子で行くことが出来ます。参拝の行列ができることが多い神社です。その場合は、御神殿前の階段に列ができてしまいます。

神田明神

拝殿の横に段差迂回スロープが設置されています。参拝行列に横入りするイメージになってしまいますが、車椅子で賽銭箱の前に行くことができます。

神田明神

反対側には御神殿内に入る段差解消スロープがあります。

神田明神

2018年12月に開館した「文化交流館」の概要です。地上4階、地下1階の構造で、1Fの外側にお札やお守りの「授与所」、祈祷の「受付所」があります。

神田明神

館内は、1Fにはお土産が買える「EDOCCO SHOP」と飲食の「EDOCCO CAFÉ」。どちらもフラットでスペースの余裕があり車椅子での利用は可能です。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

2Fと3Fは700名収容の「神田明神ホール」。4Fは多目的ラウンジ。B1はステージがある「EDOCCO STUDIO」。いずれも基本設計はバリアフリー仕様です。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

バリアフリートイレは3Fを除く各フロアに用意されます。

「文化交流館」にはエレベーターが1基あります。1Fは誰でも利用できるフリースペースですが、B1や2F以上は各施設を利用する人のためのフロアです。したがって一般用にはエレベーターを運行していません。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

B1から本殿および資料館へ地下通路が伸びています。この通路は該当施設を利用する人だけの施設で、一般には開放されていません。資料館が有料公開されている期間は、観覧券を購入して見学ができます。

神田明神

この地下通路は途中に階段がある構造です。車椅子では通行できません。また資料館は3フロア構造で、階段しかありません。しかし資料館の入口には段差解消スロープが設置されています。

神田明神

「文化交流館」の正面前には「だいこく様」。入口の横には「えびす様」がいらっしゃいます。どちらも周囲はフラット構造で車椅子での参拝は可能です。

江戸総鎮守 神田明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

境内には他にも、数多くのお末社や銭形平次の碑など、見どころが多々あります。

神田明神

御神殿の横の獅子山は、平成2年に再建されました。

神田明神

神田明神の主なお守りを紹介します。

「勝守」「かちまもり」と読みます。関ヶ原の戦いの前に家康が神田明神に戦勝を祈願して、天下分け目の戦いに勝った、そのご利益があるお守りです。

「おねがい兎守」。因幡の白ウサギのお話で、大黒様は兎のお願いを聞きとどけてくれました。ということは兎になってお願いをすると願いは叶う、という論理構成で、お守りの中には兎マスコットがついた短冊が入り、そこに願いを書くお守りです。

「IT情報安全守護」。平成14年に発売が開始された、情報システム関連のトラブルを防止してくれるお守りです。ウィルス感染、パソコンの突然のフリーズ防止などにご利益があります。電気街が氏子の神社なので、ニーズに応えたお守りということです。そして2014年には、個人情報保護法の施行にともない、個人情報漏えい防止のご利益も加わりました。

更には、通常のお守りとこの「IT情報安全守護」、これに名刺入れを加えた3点セットの「しごとのおまもり」パックがあります。パックのカバーカラーは3種類から選べます。

神田明神

HPには「神田明神は創建から1300年目を迎える2030年をゴールに定めて、文化の鼓動を生むを合言葉にして創建1300年記念事業を展開しています」と記されています。

神田明神

2018年に境内大改修が完了し、神田明神は車椅子で参拝しやすいバリアフリー神社になりました。

東京十社のバリアフリー状況を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年2月に加筆修正しました)