大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

海に建つ「神磯の鳥居」が有名な神社です。創建は856年。その後戦乱により荒廃しましたが、水戸光圀公が復興造営を始め、江戸時代に再建されました。社殿の彫刻は当時のものということです。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

海沿い山の上に建つ社です。境内はバリアフリーではありません。車椅子から見た現地の状況を紹介します。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

〇参道は階段路

一の鳥居は173号線に建っています。その先に二の鳥居があり、その正面の磯に「神磯の鳥居」が建ちます。

二の鳥居からの参道は階段です。階段を上ると三の鳥居があり、その先に境内があります。

参拝者用駐車場は階段の上、三の鳥居の高さに5カ所用意されています。車椅子利用者は、車でアクセスして駐車場から境内へ向かうルートがお薦めです。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

「神磯の鳥居」は、海沿いに用意された「神磯の舞台」から参拝するのが一般的です。しかしこの近くに一般用の駐車場がありません。車椅子利用者は、断りを入れて海沿いの近隣施設に駐車させていただき、アクセスできれば便利です。

「風景窓画」で有名な「大洗美術館」は、靴を脱いで上がる段差構造の和風施設です。車椅子向きではありません。

 

〇境内へのルート

三の鳥居の高さの駐車場から境内に向かいます。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

途中までは舗装路面です。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

その先にある「参拝者用休憩所」は、フリーテーブルがあるフラットな施設で、車椅子で利用できます。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

その先は未舗装路面で、中央部に車椅子のタイヤ間隔よりも狭い舗装通路があります。一輪はガタゴトしながら車椅子で進みます。それでもなんとか進行できます。

手水舎は砂利路面の先、そして段差構造なので、車椅子での利用は簡単ではありません。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

三の鳥居から海は見えます。しかし二の鳥居と「神磯の鳥居」は車椅子からは見えません。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

境内の入口「隋神門」は段差構造で車椅子での通行はできません。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

境内の両脇に入口があります。本殿を正面にみて左側の出入口は、多少の段差が残るラフなスロープ路です。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

右側の出入口は、10cm程度の段差があります。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

〇境内のバリアフリー状況

境内の中央部、「隋神門」から本殿への参道は舗装されています。他は未舗装ですが固い路面なので、少し無理をすれば車椅子で通行できます。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

拝殿の賽銭箱がある場所へは、ラフですが段差解消改良が行われていて、車椅子で参拝できます。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

本殿の彫刻の他にも、境内および「隋神門」周辺には、見るべき施設、参拝すべきお末社があります。

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

大洗磯前神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

〇博物館は段差構造

「参拝者用休憩所」に隣接して、神社の付属施設「大洗海洋博物館」があります。博物館の内部は段差があり、車椅子での見学は出来ません。

 

車椅子では一般的なコースでの参拝は困難ですが、駐車場から本殿拝殿まで、少し無理をすれば移動できます。荒れた路面と多少の段差がクリアできる人は、大洗磯前神社の参拝は可能です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

栃木県佐野・足利・栃木を車椅子で巡るお薦めバリアフリードライブコース

アウトレットとフラワーパークだけではありません。栃木県佐野市、足利市、栃木市には、障がいのある家族と一緒に楽しめる、バリアフリーな観光スポットが多数あります。車椅子利用者にお薦めできる、バリアフリーなドライブコースを紹介します。

東北自動車道の佐野藤岡ICを起点に3市を東回りで周回して、佐野藤岡ICまた戻るルートです。主要時間は丸一日から一泊二日のコースです。

 

(佐野藤岡IC⇒1km)

「道の駅みかも」

ショップと食事処が入るメイン棟と、独立したトイレ棟、そして別棟の無料休憩所で構成される施設です。

「新鮮野菜直売所・物産館」は、通路幅に余裕があり、少々の混雑なら車椅子での店内回遊は可能です。開店は8時です。

 

(道の駅みかも⇒2km)

「とちぎ花センター」

屋外施設は「大花壇」と「バラ園」で、大花壇の横の通路は階段ですが、中央広場から花壇を眺めるのなら、車椅子からでも問題はありません。

大温室の「とちはなちゃんドーム」は有料の施設で、一棟立ての温室としては国内最大級。ドーム内の通路はフラットで極端な傾斜はありません。車椅子で温室を鑑賞できます。

 

(とちぎ花センター⇒12km)

「太平山謙信平」

上杉謙信があまりの絶景に目を見張ったという故事が伝わる「謙信平」。車でアクセスすれば、車椅子で眺望を楽しめる景勝地です。

「大平山県立自然公園」内の「謙信平駐車場」を利用して、そこから車椅子で絶景ポイントに移動することができます。ただし自然公園全体を車椅子で散策することは無理です。

 

(謙信平⇒6km)

「岩下の新生姜ミュージアム」

「岩下の新生姜」の世界を表現した展示、アトラクションを核にした施設です。テーマ色は新生姜のピンク。館内外は新生姜色で彩られています。

障害者トイレは「ジンジャー神社」の奥にあります。関係者以外立入禁止のロープを外して奥に進み利用します。

 

(新生姜ミュージアム⇒1km)

「とちぎ山車会館」

観光駐車場として有料の「蔵の街第一駐車場」があります。「蔵の街」の観光スポットは必ずしもバリアフリーではありませんが、「とちぎ山車会館」は、2フロア構成ですがエレベーターがあり、車椅子で利用できます。

時間があれば無理のない範囲で「蔵の街」の散策をお薦めします。観光地としては「蔵の街大通り」沿道と、「重要伝統的建物群保存地区」があります。

 

(蔵の街⇒16km)

「吉澤記念美術館」

市町村合併により佐野市立になりましたが、元は葛生町立の美術館でした。旧家「吉澤家」が建設し、コレクションを寄贈した美術館です。

近隣には「葛生化石館」「葛生伝承館」そして町の駅「葛の里壱番館」がある、石灰の町葛生の観光スポットにあります。

平屋構造の美術館で、エントランスから館内、そして展示室、すべてバリアフリー仕様です。

 

(吉澤記念美術館⇒9km)

「道の駅どまんなかたぬま」

佐野市の旧田沼町、日本の中心点に位置するので「どまんなか」と称する道の駅です。

産直ショップ、物産コーナー、レストランが2軒、たい焼き屋など出店は4店、週末には屋台が多数出店します。屋外には、ミニSL、ちびっこ広場、足湯にイタリアンガーデン。「どまんなかホール」という屋内型イベント会場があります。

 

(道の駅どまんなかたぬま⇒12km)

「ココ・ファーム・ワイナリー」

足利市の障がい者施設「こころみ学園」が運営する、誰でも利用できるワインショップとカフェがある施設です。最低限のバリアフリーは確保されて、車椅子で利用できます。

ブドウ畑は1950年代に施設の少年たちによって手作業で開墾されました。そしてワイン造りは1984年から続いています。

 

(ココ・ファーム⇒5km)

「足利学校」

足利学校の正面にある「太平記記念館」観光駐車場の利用が便利です。

足利学校内の散策路の車椅子での難所は「学校門」です。かなりのデコボコ路を通過します。他の箇所はマットを敷くなど最低限のバリアフリー対策があり、車椅子での通行はなんとか可能です。

「庫裏」「書院」「方丈」そして「遺蹟図書館」は内部見学が出来ますが、段差構造で靴を脱いで入るので、車椅子での見学はできません。

 

(足利学校⇒7km)

「あしかがフラワーパーク」

このエリアでもっとも有名な観光施設です。季節により入園料が大幅に変わります。見どころが多い時期、すなわち料金が高い時期は、混雑して車椅子での観覧に苦労することがあるので注意してください。

施設自体はバリアフリー仕様です。

 

(あしかがフラワーパーク⇒6km)

「佐野厄除け大師」

通常期は厄除大師の境内正面の無料駐車場が利用できます。

「佐野厄除け大師」の境内は未舗装路面がありますが、主な参拝ルートは舗装路または、小さなデコボコがある石畳路です。本堂前の賽銭箱は、段差のない路面に設置されています。車椅子でのお参りは可能です。

 

(佐野厄除け大師⇒4km)

「佐野プレミアムアウトレット」

エリア最大の商業施設でバリアフリー仕様です。駐車場が複数個所あり、障害者用駐車区画は豊富に用意されています。

バーゲンシーズンなど大混雑することがあるのが難点で、周辺道路が大渋滞することがあります。

ここから佐野藤岡ICまでは、渋滞しなければ2~3分です。

(佐野プレミアムアウトレット⇒1km 佐野藤岡IC)

 

以上の全ての施設に立ち寄ると、走行距離は約80kmになります。栃木県の佐野市、足利市、栃木市のドライブが、家族の楽しい思い出になることをお祈りします。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

赤城山 山頂周辺の車椅子観光 バリアフリー情報

群馬県の4市1村にまたがる赤城山は、12の山で構成される連山の総称です。代表的な観光コースは、南面の県道を上がり、大沼付近を散策するコースです。大沼周辺には複数の観光スポットがあります。車椅子で利用できる施設や散策できるルートはどこか。現地のバリアフリー状況を紹介します。

ただし冬季は大沼が全面氷結する寒冷地なので、多くの施設は休館します。開館状況は年によって変わるので、利用前に各施設に確認してください。

 

「赤城山総合案内所」

山頂へ向かう県道沿い、大沼の手前にある観光施設です。この案内所は車椅子で利用出来ます。

駐車場に障害者用駐車区画はありません。施設前の駐車場はほぼフラットなので、乗降しやすい場所を探して利用して下さい。

施設は「案内所」と「トイレ」そして「展望デッキ」で構成されます。

案内所の出入口は段差回避されています。

赤城山総合案内所

館内はフラットで、赤城の自然、由来の人々などの紹介があり、ソフトクリームなどが楽しめる軽食コーナーがあります。

赤城山総合案内所

赤城山総合案内所

赤城山総合案内所

トイレは半屋外型でウォシュレット付きの障害者用トイレが1つ用意されています。

案内所の隣接地は「赤城白樺牧場」です。展望デッキは、牧場方面を展望します。放牧されている家畜が、近くで草を食んでいることがよくあります。展望デッキはフラット構造で、案内所の手前から段差なくアクセスすることが出来ます。

赤城山総合案内所

赤城山総合案内所

赤城山総合案内所

赤城山総合案内所

「大沼周辺」

カルデラ湖大沼周辺には、複数の無料駐車場があり、自由に湖畔にアクセスできます。ただし湖畔は未舗装路面で、場所によってはかなり激しいデコボコ面や、石、砂利面です。車椅子では無理のない範囲での散策になります。

大沼周辺

冬季は湖畔も湖面も、全面的に氷結します。寒さに強く、かつ凍結路面を車椅子で移動出来る人なら、車椅子で湖面に立つことが出来ます。もちろんハードな観光になるので、無理はしないでください。

 

「赤城神社」

現時点では赤城神社の「神橋」は、経年劣化が激しく危険なため通行禁止です。そのため、神橋を通らない場所にある駐車場を利用します。

赤城神社

この駐車場は未舗装で、路面は荒れています。境内の近くに「思いやり駐車場」の看板が置かれている場所があります。駐車区画はありませんが、2~3台は駐車できるスペースがあります。

赤城神社

神社の周辺は未舗装路面です。固くて砂利が薄いルートを選べば、車椅子で移動来出ないことはありません。

赤城神社

手水舎は段差があり車椅子では利用しにくい構造です。

赤城神社

境内へは階段路ですが、段差回避する迂回スロープがあります。

赤城神社

赤城神社

ただしスロープから社務所へは行けますが、本殿前には段差を乗り越えないと行けません。

赤城神社

そして拝殿は、更に段差の上でスロープはありません。

赤城神社

したがって赤城神社は、「思いやり駐車場」から「社務所」まで、車椅子で移動できます。

赤城神社

「赤城山ビジターセンター」

覚満淵入口近くにある案内所です。駐車場には障害者用駐車区画はありませんが、フラットな舗装路面なので、車椅子で利用出来ます。

ビジターセンターの出入口はやや狭い構造ですが、決定的な段差はなく、車椅子で入館可能です。ガイドスタッフが駐在しています。館内には赤城山を紹介する展示室があります。

そして障害者用トイレが1つ用意されています。

 

「覚満淵」

木製歩道が用意される覚満淵ですが、その歩道まで車椅子でアクセスできるルートがありません。いずれのルートも、段差やひどいデコボコがあります。車椅子で覚満淵に近づくことは困難です。

赤城山ビジターセンターのガイドスタッフさんの情報では、覚満淵へのバリアフリールートの整備が計画されているそうです。

 

「小沼」

小沼見学者用の駐車場があり、そこには障害者用駐車区画が用意されています。

赤城神社

駐車場から道を渡った先が小沼へのハイキングコースの入口です。ただし入口すぐから未舗装の悪路です。車椅子で小沼へ進むことは出来ません。

赤城神社

以上、赤城山山頂周辺の主な観光施設、観光スポットの、車椅子から見たバリアフリー状況です。

(本稿は2020年6月に執筆しました)