御殿場 秩父宮記念公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

静岡県御殿場市にあった秩父宮殿下のご別邸が公園として公開されています。秩父宮両殿下が昭和16年から約10年間お住まいになられたご別邸で、妃殿下のご遺言で御殿場市に寄贈され、平成15年に開園しました。記念館、庭園、そして管理棟などがある有料の公園です。

秩父宮記念公園

アクセスは車が便利です。記念公園の前に身障者用駐車スペースがある有料の駐車場が整備されています。駐車料金の障がい者減免制度はありません。秩父宮記念公園内の売店で買い物をすると駐車料金の減免サービスがあります。

秩父宮記念公園

駐車場から道路を横断して秩父宮記念公園正門に進みます。

秩父宮記念公園

正門から先の森の中の通路は砂利路面の未舗装路です。そのため車椅子利用者は左方向に公園沿いの道路を迂回し「西門」から入園します。

秩父宮記念公園

西門から入園すると目の前に管理棟があります。段差迂回スロープを上がり管理棟に入ります。

秩父宮記念公園

管理棟内に受付、売店、休憩所があります。秩父宮記念公園は入園料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

バリアフリートイレは管理棟内のトイレとその横にあるトイレ、駐車場にあるトイレにあります。

秩父宮記念公園

管理棟から出て園内の散策路に進みます。散策路はすべて段差回避できるバリアフリー改修が行われています。傾斜路や路面の舗装が荒れている箇所はありますが、園内は車椅子で散策できます。

秩父宮記念公園

元車庫であった建物が内部公開されています。車椅子で見学できます。

秩父宮記念公園

ロックガーデンは舗装散策路から見学できます。

秩父宮記念公園

散策路の一部は車椅子で動きやすいウッドデッキ仕様です。

秩父宮記念公園

両殿下用の防空壕が部分的に公開されていますが、階段で防空壕の中に入ります。車椅子では見学できません。

秩父宮記念公園

記念館は平成4年築の新館の一部を改装して公開されています。入口は自動ドアです。記念館内にはトイレはありません。

秩父宮記念公園

記念館内は土足を脱いで観覧します。車椅子のために段差解消スロープ、エレベーターが用意されています。車椅子のタイヤを拭いて入館してください。

秩父宮記念公園

館内には様々な資料が展示解説されています。展示室は車椅子で観覧できます。

秩父宮記念公園

茅葺の母屋は享保8年の築で、母屋内部のごく一部が公開されています。母屋のリビングは英国風の部屋です。家具やカーテンは英国から取り寄せたものです。

秩父宮記念公園

母屋は段差構造でバリアフリーではありません。母屋内部は車椅子では見学できません。

秩父宮記念公園

坂道を上がりますが母屋の外側に回り、車椅子から外観を見学することはできます。

秩父宮記念公園

防空壕と母屋の内部は車椅子では見学できませんが、秩父宮記念公園はバリアフリーな施設です。

秩父宮記念公園

静岡県小山町にある「富士浅間神社富士山東口本宮」、別称「須走浅間神社」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年12月に執筆しました)

九段会館テラス 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

登録有形文化財「九段会館」が2022年10月「九段会館テラス」に生まれ変わりました。アクセスは九段下駅から徒歩1分の案内。有料地下駐車場は予約制です。

高層階はオフィスで、2Fから4Fに貸会議室と宴会場があります。1Fと5Fは一般利用できるカフェが営業。B1はクリニックモールです。5Fの屋上庭園は無料公開されています。

九段会館テラス

内堀通り沿いにある昔からのエントランスは階段路です。九段下交差点寄りから敷地内に入ります。植栽のある前庭があります。

九段会館テラス

前庭には自由に利用できるテーブル席が配置されています。奥にあるのは隣接する「昭和館」です。

九段会館テラス

前庭は内堀に面しています。内堀の上に日本武道館が見える立地です。

九段会館テラス

前庭から段差回避スロープを通り、B1と2Fをつなぐ外付けエレベーターを利用できます。

九段会館テラス

メインエントランスからもバリアフリーに館内に移動できます。

九段会館テラス

通常ルートは階段路です。階段の横に段差回避用のレベーターがあります。

九段会館テラス

このエレベーターで10段の階段を回避して、九段会館テラス1Fに移動できます。

九段会館テラス

1Fのエレベーターへの出入口は手動ドアです。

九段会館テラス

館内はバリアフリー仕様です。1Fには広いエントランスホールがあり、スペースに余裕があるカフェが営業しています。B1のクリニックモールもバリアフリー仕様です。

九段会館テラス

一般利用できるB1から5Fまで、各階にバリアフリートイレが用意されています。下の写真は1Fのトイレです。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

九段会館テラス

エレベーターで屋上庭園とカフェがある5Fへ移動します。庭園とカフェは段差がある構造ですが、段差回避できるルートが用意されています。

九段会館テラス

旧九段会館の構造を残す箇所がエレベーターホールです。

九段会館テラス

屋上庭園の正面は日本武道館です。九段会館テラスの商業エリアと1Fと5Fの公開庭園は車椅子で利用できます。

九段会館テラス

日本武道館がある「北の丸公園」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年12月に執筆しました)

谷中 台東区立朝倉彫塑館 観覧ガイド バリアフリー情報

東京都台東区谷中にある朝倉彫塑館は、彫刻家の朝倉文夫氏のアトリエと住居だった建物で、国指定名勝・国登録有形文化財です。2009年から2013年にかけて耐震補強と保存修復工事が行われましたが、昭和30年代の建物を復元しているのでバリアフリーではなく、車椅子での見学はできません。

台東区立朝倉彫塑館

朝倉彫塑館は有料施設ですが、入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。館内外の状況を紹介します。

アトリエ側が出入口です。敷地内は未舗装の砂利路面で出入口は段差構造、段差の上で下足を脱ぎ、用意されている下足入れ袋に入れて持ち運びます。受付はさらに段差の上にある窓口です。受付の先はアトリエ手前のホールで、横に男女共用のトイレがあります。トイレは館内に合計で3か所あります。いずれも元々ある設備を改修した昭和レトロなトイレです。

台東区立朝倉彫塑館

館内の見学ルートは、1Fのアトリエから住宅棟へ進み、階段で住宅棟の2Fへ上がり、外階段で屋上に上がり、そこから階段で1Fまで戻ります。旧アトリエ棟以外は、すべて見学できます。それぞれの見どころとバリアフリー面のポイントを紹介します。

台東区立朝倉彫塑館

コンクリート造りのアトリエ棟の1Fは、8.5mの高い天井のアトリエがあり、数多くの作品が展示されています。アトリエの床面はフラットでスペースに余裕があります。

アトリエ棟の1Fにある書斎は、恩師から譲り受けた文庫が並ぶ巨大な書庫があります。書物を手に取ることはできませんが、作り付けの書棚は必見です。

書斎から応接室を経由して木造住宅棟へ移動します。中庭の中心は「五典の池」。住宅棟内の各所から中庭の景観を楽しめます。

住宅棟の「天王寺玄関」から、靴を履いて外に出ることができます。五典の池からの水が玄関先まで流れています。天王寺玄関から一枚の窓越しに見る中庭の景観が見事です。

木造住宅棟1Fの3つの部屋を見学し、グッズ展示場の「ピアノの間」を楽しみ、階段で2Fへ上がります。

2Fの「素心の間」からは、周囲の景観と眼下の中庭が楽しめます。さらに階段で3Fへ上がります。

3Fの「朝陽の間」は大勢の客人を招くことができる大広間です。朝倉文夫氏が考案した、折り畳み収容ができる大きな座卓が置かれています。

3Fのテラスから屋上へ上がることができます。ここは急階段なので足の悪い人は注意してください。当時としては先駆的な緑化された屋上で、大きなオリーブの樹が育っています。

屋上から階段を下りてテラスに戻り、さらに数段を下りるとアトリエ棟2Fの「蘭の間」があります。

台東区立朝倉彫塑館

朝倉文夫氏が好きであった蘭の栽培のための温室で、ガラス天井から屋上の作品「砲丸」が見えます。

台東区立朝倉彫塑館

蘭の間には、朝倉文夫氏が愛した猫の作品が展示されています。

台東区立朝倉彫塑館

多数の猫を飼い、創作のモデルにしていたそうです。

台東区立朝倉彫塑館

蘭の間から階段で1Fに戻ります。グッズを購入したい場合は、受付でグッズの番号を申告し代金を支払い、品を受取ります。

台東区立朝倉彫塑館は見所が多々ある国指定名勝・国登録有形文化財です。

日暮里の大仏様がいらっしゃる、谷中霊園に隣接した「天王寺」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年11月に執筆しました)