千葉県銚子市の妙福寺は1314年に開創された名刹で、そのころに植栽されたと推定される樹齢750年の「臥龍の藤」が咲く、藤の名所です。境内はバリアフリー構造ではありませんが、少し無理をすれば車椅子で藤棚を楽しむことができます。境内にバリアフリートイレは見当たりません。
銚子駅から徒歩5分の案内です。境内に一般参拝者用の駐車場はありません。車の場合は銚子駅近隣の有料駐車場の利用が推奨されています。
車椅子では、駅に近い裏門から境内に入るとデコボコがある石畳路面を通行するので、少し迂回して表門から入ることをお薦めします。表門から境内を進むと「龍神滝」横の「太鼓橋」が車椅子では通行できません。
太鼓橋を避けて「弁財天」が鎮座する左側に迂回します。
路面は石畳ですが、この付近のデコボコは小さいので車椅子で移動できます。ここに「紫大藤」があります。
紫大藤も素晴らしい藤棚です。
境内は全域未舗装路面に石畳風の参道が整備されています。紫大藤から大本堂へ向かう参道の左側に「白藤」があります。大本堂は2段の段差の手前からのお参りになります。
そして右側に「臥龍の藤」があります。近づくには未舗装路面を通りますが、デコボコがあまりない硬い路面なので、車椅子で移動できます。
臥龍の藤の解説版があり、品種や樹齢が紹介されています。
「臥龍」の由来となった根の様子がよく見えます。臥龍の藤は、少し未舗装路面を進めば、車椅子で楽しめます。
(本稿は2023年4月に執筆しました)