東京都中央区日本橋の三井記念美術館の特別展「日本の素朴絵」に車椅子でいきました。現地のバリアフリー状況を紹介します。特別展「日本の素朴絵」は、2019年7月6日から9月1日の開催です。

「ゆるく、かわいい、たのしい美術」が本特別展のコピーです。緩やかなタッチでおおらかに表現された日本の絵画や彫刻、鋳造物、焼き物などを集めた企画展です。
古墳時代の埴輪の展示から始まり、江戸時代までの素朴な味わいの作品が展示されます。
三井記念美術館は三井本館の7Fにあります。三井本館は地下鉄駅とB1で直結、またコレド室町など周辺の商業施設ともB1でつながります。ルートを選べば雨天でも濡れずに車椅子で利用できます。
三井記念美術館へは三井本館の1Fから向かいます。この1Fエントランスに階段があります。車椅子では昇降機の利用。インターフォンでビル管理センターに連絡をして、スタッフに来ていただき、昇降機を操作していただきます。帰りも同じ昇降機を利用します。

昇降機で段差の上にいけば、あとはバリアフリーです。2基の専用エレベーターで7Fへ直行します。

エレベーターを下りると、右手に美術館や三井家の紹介を放映する映像ギャラリーがあります。ここは無料エリアです。

バリアフリートイレはエレベーターを下りて左手にあります。

その先にミュージアムカフェとミュージアムショップがあり、ここも無料エリアです。どちらも車椅子で利用できるフラットな構造のお店です。

映像ギャラリーの先が展示室です。三井記念美術館の特別展は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。展示室入口で手帳を提示する運用です。その場で来館の記念になる無料観覧券を渡していただけます。

展示室1から展示室7まであります。「日本の素朴絵」展示室1は「立体に見る素朴1」。絵画ではなく、埴輪や仏像、狛犬などの展示です。
通路に置くタイプの展示ケースが使用されていますが、車椅子からは真横から鑑賞するイメージです。立体物なので車椅子から作品鑑賞は出来ます。いずれもとてもユニークで素朴な美が面白い作品です。
展示室2も立体作品の展示。展示室3から絵画作品の展示が始まります。
展示室4では複数の絵巻物が、壁面の展示ケース内に平面的におかれています。展示の高さが車椅子からの目線とほぼ同じなので、ほとんどの絵巻物は車椅子から十分には鑑賞出来ませんでした。
展示室5以後も、数点ですが車椅子からは鑑賞できない平面展示があります。壁面ケースにかけて展示される大型の絵画は、車椅子から問題なく鑑賞できます。もちろん全体としては車椅子から鑑賞できる展示品が多数です。
最後の展示室7では「立体に見る素朴2」として、円空と木食の木像が展示されます。いずれも車椅子から鑑賞出来ます。
一部に車椅子から鑑賞しにくい展示がありますが、三井記念美術館の特別展「日本の素朴絵」は車椅子で楽しめる企画展です。