再開発が進む渋谷駅。その中心に建つのが「渋谷スクランブルスクエア」です。駅そして周辺施設への車椅子での移動ルートを中心に、現地のバリアフリー状況を紹介します。

渋谷スクランブルスクエアの一般商業フロアは、B2から14Fまであり、ワンフロアの面積はそれほど広くはありません。

新しい施設なので、バリアフリー面での基本的な問題はありません。上下階移動のメイン動線はエスカレーターで、エレベーターは1系統です。
現時点で観察する限り、16フロアに及ぶ施設なので、高層フロアの利用者はエレベーターに流れます。時間帯によっては、混みあう可能性が高いエレベーターです。
バリアフリートイレはB1・3F・4F・5F・6F・7F・9F・10F・11F・12F・13F・14Fに用意されています。

展望施設「SHIBUYA SKY」の利用料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名のチケット料金が半額に減免されます。

B2で「東横線」「田園都市線」「半蔵門線」「副都心線」の渋谷駅に直結します。

現時点では改良工事中で階段路がまだありますが、3Fから「JR線」「銀座線」「井の頭線」に連絡します。

明治通りを挟んで建つ「渋谷ヒカリエ」とは、2Fから屋根のある屋内型連絡ブリッジ、B2では地下通路で連絡します。

車利用で「渋谷ヒカリエ」の駐車場を利用した場合は、「渋谷ヒカリエ」の2F先が駐車場の出庫ロビーになります。フロア移動をせずに、渋谷スクランブルスクエアから駐車場まで車椅子で移動可能です。

青山通りを挟んで建つ「渋谷ストリーム」とは、2Fから屋根付きの連絡ブリッジで連絡します。

「渋谷ストリーム」の駐車場を利用した場合も、雨天でも濡れずに渋谷スクランブルスクエアに移動できます。「渋谷ストリーム」の情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

渋谷駅および再開発ビルの商業施設間は、車椅子で移動できるバリアフリールートが整備されています。※今回取材時点では「渋谷フクラス」は開業前でした。
(本稿は2019年11月の取材に基づいています)