仁徳天皇の時代に建立されたと伝えられる栃木県野木町の野木神社は、野生のフクロウが営巣しフクロウの雛が姿を現します。2024年5月は、2羽の雛がケヤキにある巣穴から現れました。境内には固定カメラが設置され、また大勢の写真愛好家がその姿を待っています。フクロウは野木町の「町鳥」。境内にかわいいオブジェが設置されています。
アクセスは車が便利。参拝者用の無料駐車場が用意されています。未舗装路面でデコボコが多い駐車場ですが、無理をすれば車椅子が動く路面です。
手水舎は境内の外側にあります。段差があり車椅子から手を浄めるのは困難な構造です。
境内の入口は段差がありスロープはありません。車椅子では無理をして鳥居の下の2段を超えるか、フクロウが営巣するケヤキがある方面から境内に入ります。ただしケヤキの周囲は未舗装路面でデコボコしています。本殿拝殿は階段の上です。
デコボコ路面無理をして進めば、車椅子でフクロウが営巣するケヤキに近づけます。神社は「フクロウと適度な距離を保って観察してほしい」とメッセージを発信しています。
野木町の野木神社はバリアフリー構造ではありませんが、車椅子から野生のフクロウが観察できるかもしれない古社です。
(本稿は2024年9月に執筆しました)