茨城県土浦市の霞ヶ浦総合公園は、その名の通り、霞ヶ浦に面した大きな公園です。グランド、体育館、遊具広場、日帰り温泉施設などがあり、休日は賑わいます。公園のシンボルは、霞ヶ浦を背景にした風車です。
風車の近くには「ネイチャーセンター」や、水生植物園などがあり、車椅子で散策ができます。ネイチャーセンター周辺を中心に、霞ヶ浦総合公園のバリアフリー状況を紹介します。
ネイチャーセンターに隣接して50台を収容する駐車場があります。身障者用駐車スペースは一般駐車場とは区分けされています。
未舗装の幅広い駐車スペースが3台分用意されています。未舗装ですが固い路面なので、車椅子は動きました。
身障者用駐車スペースの横にある段差解消箇所を通り、車椅子でネイチャーセンター方面に進みます。
エントランスまでの正面ルートは階段路です。横に段差回避スロープ路があります。見た目よりは角度はきつくなく、少し力を入れる程度で、車椅子で上がることができます。
スロープ路の近くにあるネイチャーセンターの段差解消スロープは、トイレを利用するためにあります。
スロープの先にある入口から館内に入ると、バリアフリートイレがあります。トイレの先は行き止まりです。
バリアフリートイレのスペースは一般的なサイズで、シンプルな設備の洋式便器が備えられています。
ネイチャーセンターの入口へは、車椅子で未舗装路面を通り、段差解消箇所から上がります。
入口前の未舗装路面からは、下の写真のような霞ヶ浦の風景が眺望できます。
眼下にあるのは水生植物園です。
段差解消箇所からネイチャーセンター入口へ進みます。
出入口はフラットな自動ドアですが、現在はコロナ対策で入口と出口を分けるポールが置かれています。そのため出入口は、一般的なサイズの車椅子がギリギリで通過できる幅です。もっともポールは簡単に動かせるので、ひっかかっても何とかなります。
ネイチャーセンターは無料の施設です。館内に入るとミニショップがあります。2Fへは階段のみです。
ネイチャーセンターの1Fは、霞ヶ浦の生物の展示があり、ミニ水族館のようです。1F内に段差はありません。
綺麗に飾られたミニ水槽があります。
霞ヶ浦の魚たちが展示されています。
「えさやり体験」ができる金魚の水槽があります。すべて車椅子から鑑賞可能です。
ネイチャーセンターから、霞ヶ浦方面へ車椅子で散策ができます。段差回避スロープ路を下ります。
路面が荒れていますが、部分的にフラットに回収されている舗装散策路があります。そこから霞ヶ浦をバックにした水生植物園を眺めることができます。
そのまま進むと風車の近くに着きます。
固い路面の未舗装広場は車椅子で通行できます。
霞ヶ浦総合公園のネイチャーセンターとその周辺は、ラフな箇所はありますが、車椅子で霞ヶ浦の自然を楽しめるスポットです。
土浦駅から徒歩3分ほどの場所にある「土浦モール505」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年10月に執筆しました)