茨城県石岡市の「石岡のこんぴらさん」、金刀比羅(ことひら)神社のバリアフリー状況を紹介します。
アクセスは石岡駅から徒歩10分の案内。参道の横に参拝者用の無料駐車場が用意されています。
参道の入口に太鼓橋を模した箇所がありますが、車椅子の通行を妨げるほどのカーブではありません。
参道の横にある手水舎は、多少のデコボコはありますが、車椅子で近づけないことはありません。今回参拝時は、水が止まっていて、かつ柄杓がありませんでした。
社殿の手前は階段構造ですが、左側に段差回避スロープがあり、車椅子で3段の上まで行くことができます。
賽銭箱は更に2段の上にあります。車椅子ではその段の手前からの参拝になります。
金刀比羅神社は「森の神社」として古代から信仰をあつめていたとされます。こんぴら信仰のよりどころとなったのは1827年。2000年に火災で社殿を焼失。現在の社殿は2007年に再建されました。
石岡は古い建物が残る町。金刀比羅神社周辺にも古い町並みが残っています。
金刀比羅神社の並びにあるのが「石岡まち蔵藍」。登録有形文化財の店舗兼住宅を活用したショップです。駄菓子、民芸品、テイクアウトのかき氷などを販売しています。
木製のドアの下は段差がありますが、少し無理をすれば車椅子で乗り越えることができます。
まち蔵藍の隣に無料で利用できる観光駐車場があります。
石岡市の金刀比羅神社は、段差回避スロープを上がり、拝殿の手前から車椅子で参拝ができます。
石岡市にある有料施設「いばらきフラワーパーク」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年10月に執筆しました)