東京都中野区、中野駅前の「中野サンプラザ」は、老朽化のため取り壊し建て替えられます。本稿では2016年4月時点での、中野サンプラザの状況を紹介します。
1973年の開業。基本設計は段差構造の建築物です。正面玄関までに階段がある設計で、現在ではスロープが設置されています。迂回しますが車椅子で正面玄関に回ることが出来ます。
車椅子でサンプラザ館内に入ることが出来るルートは、この正面玄関迂回スロープルートだけです。中野通り沿いの入口は階段です。
正面玄関は手動ドアが並ぶエントランスです。ドアを開けたままで固定できるので、開けっ放しにしていれば車椅子でも通行できます。コンサートの開始、または終了時以外の時間帯は、人の出入りはほとんどありません。地下のボウリング場やフィットネス、音楽スタジオに出入りする一般の人は、中野通り沿いの階段入口を使います。
1Fは広いロビースペースで、その奥に総合案内カウンターがあり、スタッフが常駐しています。
フロア構成です。B2がフィットネス。B1が音楽スタジオ。半地下のMBFにはボウリング場とカフェや花屋など。1Fは広大なロビー。2Fから4Fがコンサートホール。5Fが運営会社の事務所。6Fが結婚式用の神殿やチャペル。7Fと8Fは研修施設。9Fはレンタルオフイス。10Fから15Fは宴会場。16Fから19Fがホテル宿泊ルーム。最上階の20Fはレストランです。用事がなくても利用できるのは1FとMBFです。
MBFフロアのトイレには、バリアフリートイレが1つ併設されています。設備はかなり老朽化していました。以上が2016年4月時点での中野サンプラザの状況です。