長野県長野市の「エムウェーブ」は、1998年の長野オリンピック、パラリンピックでスピードスケート競技の会場となった施設です。現在、冬場はスケートリンク、夏場はイベント会場などに使用されています。
この施設のなかにバリアフリーな「長野オリンピックミュージアム」があります。入場無料の施設です。オリンピック以後「オリンピック記念展示コーナー」として公開されていましたが、2015年9月に「オリンピック・ミュージアム・ネットワーク(OMN)」の総会で「長野オリンピック記念展示コーナー」が日本で初めて「ミュージアム」として加盟承認されました。これを受けて2016年4月に「長野オリンピックミュージアム」に名称変更されています。
アクセスは車が便利です。エムウェーブには複数か所駐車場がありますが、長野オリンピックミュージアムに近いのは北側駐車場です。身障者用駐車スペースが設けられています。
駐車場からエムウェーブに車椅子で進みます。ところどころ舗装路面が老朽化しているので注意してください。
車道を通るか、歩道に上がるか、悩ましい路面状況です。
エムウェーブの正面まで進めば、デコボコのない舗装路面です。
エムウェーブのエントランス付近は、フラットな構造です。
長野オリンピックミュージアムのエントランスがあります。フラットな構造の自動ドアを通り館内へ入ります。
今回取材時はコロナ対策で、入口で検温と手指消毒、そして簡単な記帳が必要でした。
1F がミュージアムで、2Fはアリーナ見学エリアです。エレベーターで上下階移動できます。
ミュージアムはフラットな構造でスペースに余裕があります。懐かしいマスコットなどが展示されています。
競技の道具などが展示されるエリアがあります。日本代表が使用したボブスレーは乗り込める体験型の展示です。
聖火リレートーチ、メダル、長野オリンピック名場面の映像放映などがあります。
ユニフォームの展示コーナー、東京オリンピック・パラリンピックのコーナーがあります。
広いスペースの休憩室があります。車椅子で利用できます。
バリアフリートイレは1Fにあります。とても大きなサイズの個室で、片隅にウォシュレット付き便器が備えられています。
エレベーターで2Fへ上がりアリーナを見学します。
ここでオリンピック・パラリンピックの競技がおこなわれました。会場そのものが見学できるミュージアムです。
長野オリンピックミュージアムは車椅子で見学ができるバリアフリー施設です。
1400年の歴史がある「善光寺」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年5月に書き直しました)