長野県長野市の「川中島古戦場史跡公園」は、イメージするよりも車椅子で利用できる公園です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
武田信玄、上杉謙信の合戦で有名な古戦場の公園です。高速のICから便利な立地で、古戦場ながらある程度はバリアフリーに楽しめます。
公園には古戦場のシンボルの神社、美味しいお蕎麦屋さんがあり、市立博物館もあります。
アクセスは車です。約150台収容の無料駐車場があり、身障者用駐車区画が用意されています。
この駐車場の公衆トイレにバリアフリートイレが併設されています。とても綺麗なトイレで、清掃が行き届き、広く、設備が新しい使いやすいトイレです。冬場でも暖房が効き暖かく利用できます。
古戦場跡のシンボルが「八幡社」。この付近まで、舗装路や固い路面の未舗装路を通り、車椅子で移動可能です。戦争で破壊された社を信玄が再興したという伝説が伝わり、信玄と謙信の一騎打ち伝説の場面を再現したモニュメントがあります。
川中島の合戦には後世の創作が入った話が多いのですが、解説をしてくれるボランティアスタッフの方がいれば、川中島の歴史を教えていただけます。
「領土拡大意欲に燃える武田信玄が北進し、信州全体を治める要所としてこの川中島に進出してきました。困ったのは川中島の地場の侍たち。これが上杉謙信に援軍を依頼し、義侠に燃える謙信がやってきた・・・。」話の入口の口上のイメージです。
信州と言えばお蕎麦。この公園内に、お蕎麦屋さんがあり、なんとか車椅子でも利用ができる構造になっています。大盛りのお蕎麦が名物です。
長野市立博物館があります。専用の身障者用駐車スペースがあるので、そちらに車で移動した方が便利です。この地の古来の歴史が展示解説され、信玄・謙信の解説展示もあります。バリアフリートイレやエレベーターがあるバリアフリー博物館です。なお長野市立博物館の詳しいバリアフリー情報は、別稿「川中島古戦場史跡公園内 長野市立博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を参照してください。
戦国時代の史跡ですが、川中島古戦場史跡公園は車椅子で楽しめる公園です。
(本稿は2022年5月に加筆修正しました)