車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

益子町は、多くの窯元があり、陶芸品のショップが並び、大規模な益子焼共販センターがあり、そして陶芸美術館がある、焼き物の町です。車椅子で行く益子町。益子焼関連施設を中心に、現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

 

 

○町中心部のバリアフリー概況

益子町はバリアフリー化に力を入れています。いくつもの窯元ショップが並ぶ「城内坂」沿道には、複数の公衆トイレがあり障害者用トイレが併設されています。

また「城内坂」の歩道は、まずまずの整備状況で、段差のないバリアフリー仕様ではありませんが、広さがあり路面のデコボコなどはあまりありません。「坂」ですから緩やかな傾斜路ですが、車椅子での散策が出来るレベルの傾斜です。

 

○陶器市は大混雑

春と秋の「陶器市」は人気です。この期間に車椅子でお出かけする場合は、周辺道路の渋滞や駐車場の満車、イベント会場の混雑などを覚悟して下さい。

 

○駐車場の状況

「陶器市」期間以外の、通常時の駐車場の状況です。町の中心部に近い無料駐車場は、町営が4か所、共販センターの駐車場が第一から第四まであります。

4か所の町営無料駐車場は、中心部までやや距離があり、且つ収用台数が30台、40台、50台、150台です。

車椅子利用者にお薦めなのは「益子共販センター」裏手の「共販センター第三駐車場」です。「新館」と呼ばれている建物の裏にある450台収容の駐車場で、新館前に障害者用駐車区画があります。もっともフラットな上、アクセスがバイパス方面からになるので、空いている確率が高い駐車場です。

 

○「益子共販センター」のバリアフリー状況

益子焼の陶芸品ショップが並ぶ「城内坂」。その中心施設が、日本一の大たぬき「ぽんたくん」がシンボルの「益子共販センター」です。

第一駐車場を中心にコの字型に建物が配置されています。9つのほどの建物があり、5つの建物には2F・3Fがありますが、エレベーターはありません。日本一の大たぬき「ぽんたくん」は第一駐車場の出入口近にあり、記念撮影用の簡単なセットが用意されています。障害者用トイレは、第一駐車場の横に設置されています。

第三駐車場から「新館」へは、ほぼバリアフリーに入ることができます。日用品系の益子焼商品、新鮮野菜などの産直品や加工食品、地元の銘菓などが販売されている「益子共販センター」内では最大規模の建物です。店内1Fは、車椅子で利用できます。

店内を抜けて第一駐車場側にでると、簡易タイプのテーブルや椅子が幾つか置いてある、「屋外休憩コーナー」があります。飲食は自由。ここはフラットで椅子やテーブルは可動式なので、車椅子で利用できます。

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○「益子陶芸美術館」のバリアフリー状況

益子の代表的な文化施設が「陶芸メッセ・益子」で、その中核施設が「益子陶芸美術館」です。美術館は1993年に開館した施設ですが、バリアフリーで車椅子での利用は可能です。有料の「益子陶芸美術館」と「笹島喜平館」の入館料は、障害者手帳の提示で本人と介助人1名が無料に減免されます。

車椅子利用者は車の利用が便利。アクセスルートは、「益子共販センター」の第三駐車場が起点です。途中に4か所ほど一般駐車場があり、最後の4番目の駐車場を過ぎて、いましばらく進むと美術館に到着します。美術館の正面入り口前に、縦列駐車で2台分の障害者専用駐車スペースがあります。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

「益子陶芸美術館」は、コの字型”に配置された2F構造で常設展と企画展のコーナーがあり、定期的に展示物が入れ替わります。館内にはエレベーターが1基ありフラット構造。車椅子での鑑賞に問題はありません。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

“コの字型”の正面からみて左側は、ミニ展示室と喫茶、土産物のコーナー。益子焼も売っています。障害者用トイレは喫茶コーナーの隣にあります。

隣接する「笹島喜平館」へは、バリアフリーに移動できます。「笹島喜平館」内は小さな展示室があり、棟方志功氏の弟子、木版画家の笹島喜平氏の作品が展示されています。館内はバリアフリーで、車椅子での利用に問題はありません

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「益子陶芸美術館」は山頂。山の中腹に「陶芸メッセ・益子」の施設として、益子焼の名工濱田庄司氏が住んでいた邸宅を移築した「旧濱田庄司邸」。濱田庄司氏が生前愛用していた焼き窯を移築復元した「登り窯」。そして「陶芸工房」があり、バリアフリーではありませんが、車椅子でも眺めることはできます。近くに駐車スペースがあるので、無理のない範囲なら車椅子から鑑賞できます。

 

○道の駅などの施設状況

陶器以外の観光なら「道の駅ましこ」の利用がお薦めです。2016年に開業した道の駅で、バリアフリーです。

車椅子で行く 道の駅ましこ バリアフリー情報

この他に真岡ICから益子を目指す通り道に「JAはが野益子フレッシュ直売所」があり、昔ながらのタイプの産直ショップですが決定的な段差などはないので、車椅子での利用は可能です。公衆トイレには障害者用があります。

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JAはが野が運営する「観光いちご団地」は、時間無制限でいちご狩りが楽しめるいちごハウス。東京ドーム一個分の広さに、111棟のいちごハウスがありますが、バリアフリー仕様ではありません。

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「益子陶芸美術館」はバリアフリーレベルが高く、車椅子利用者にお薦めできます。「益子共販センター」は、段差や傾斜があるので注意して利用して下さい。「道の駅ましこ」は新しくてバリアフリーな施設です。