足が悪い人のための 水戸弘道館 バリアフリー情報

足が悪い人のための 水戸弘道館 バリアフリー情報

旧水戸藩の藩校「弘道館」は、段差や砂利路面がある施設です。車椅子のままでの見学は出来ませんが、短距離の介助歩行が可能な方なら、見学が出来る可能性があります。足の悪い人の見学が可能か否か、その判断が出来るように、現地の状況を紹介します。

内部見学は車椅子で可能

アクセスは車が便利です。弘道館見学者用の無料駐車場が事務所の横に13台分用意されています。身障者用駐車スペースはありません。

専用無料駐車場あり

隣接する有料の「県三の丸庁舎駐車場」を利用することも出来ます。弘道館見学者は駐車料金の減免措置があります。

弘道館の敷地内に入るとすぐに未舗装の砂利路面になります。受付がある事務所棟までは薄い砂利面なので車椅子はなんとか動きます。

事務所までが未舗装路面

弘道館は有料施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

事務所までが未舗装路面

受付で入館手続きをして、砂利路面を通り正門に向かいます。正門は階段です。ここを何らかの手段で通過出来ないと、弘道館の見学は出来ません。段数は8段。一段の高さは低く、ステップの幅は広い、未舗装階段です。

正門は階段

正門をくぐると、正面に弘道館の建物「正庁」が見えます。未舗装の砂利路面を通り、弘道館内部見学入口に向かいます。

弘道館内部見学は専用車椅子で

弘道館内部は土足禁止で、一般見学者は専用入口から靴を脱いで内部に入ります。

車椅子での内部見学を希望すると、スタッフが専用の車椅子を用意してくださいます。車椅子を乗り換えての見学です。

弘道館内部見学は専用車椅子で

足が悪い人は正面入口からの入館を薦められました。ここで4段の木製階段を上がります。何らかの手段で階段を上ることが出来る人は、階段上に内部見学用の専用車椅子を用意していただけます。

それが難しい人は、簡易スロープを置き車椅子で上がることが出来ます。ただしスロープは急で楽な上りではありません。

ここまで来ている人はすでに正門の段差を上った人ですから、簡易スロープを使う人は少ないそうです。

段差を上るか、スロープを上るか

弘道館の内部見学はフラットな廊下と、廊下と段差のない畳部屋を巡るので、車椅子で問題なく移動できるバリアフリー見学ルートです。

内部見学は車椅子で可能

内部を一周まわる見学ルートで、最後の箇所に段差がありますが、スタッフが段差解消装置を用意してくれるので問題なく車椅子で移動できます。

内部見学は車椅子で可能

内部見学で車椅子では無理なのは、出口の横にある「資料室」です。5段ほどの階段を下りて上がります。

弘道館の有料敷地内を一周する屋外散策路があります。

お庭の散策路はバリアフリー

この路は樹木の保護のためにむしろが敷かれています。そのため車椅子で移動しやすい散策路です。

お庭の散策路はバリアフリー

車椅子で弘道館を外から見学できます。

お庭の散策路はバリアフリー

お庭の散策路はバリアフリー

階段構造の「正門」とは別に、お庭の散策路の途中に「退出専用口」があります。ここはスロープ構造です。

退出専用口はバリアフリースロープ

出口に内側からしか開かない手動式の門扉があります。

退出専用口はバリアフリースロープ

有料敷地の外側にも弘道館の施設は広がります。現在整備中ですが「孔子廟」や「八卦堂」などが復元されています。現時点では部分的ですが、車椅子で通行可能な散策路が一部整備されています。

バリアフリートイレの状況です。トイレは有料敷地内にはありません。事務所の裏と「孔子廟」などがあるエリアにある公衆トイレにバリアフリートイレが用意されています。

弘道館の見学は「正門」の段差を乗り越える必要がありますが、帰りはバリアフリースロープで退出できます。

日本三名園のひとつ「水戸偕楽園」の情報を別稿に掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年6月の取材に基づいています)