茨城県ひたちなか市のほしいも専門店「大丸屋」は、車椅子で買い物ができるお店です。そして恐竜がいます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
おさかな市場が有名な那珂湊駅の近くにあるお店です。広い駐車場があり、身障者用駐車区画は1台分用意されています。
駐車場の奥に「ほしいも乾燥施設」があります。
店舗正面入口は階段がありますが、駐車場から店舗に向かうとルートは段差を回避するフラットな舗装路で、車椅子での移動に問題はありません。
店舗エントランスは広いフラット構造で自動ドア。車椅子での出入りに問題はありません。
店内はフラットで余裕のあるスペース。様々な種類のほしいもが並びます。車椅子で快適に買い物ができる店舗です。
そして広くて綺麗なバリアフリートイレが1つ用意されています。
店舗前にある巨大なモニュメントは、創業110年記念で製作されました。笠間産の稲田石を使用した「ほしいも」で、作者は石像作家の浅賀正治氏です。夜はLEDで多色にライトアップされます。
裏側には石のベンチが置かれます。
店舗の前でお芋を食べているティラノサウルスはキャロット君です。
鉄の作家、西田光男氏が1年の歳月をかけて製作しました。芋づる式に芋を食べています。
ひたちなか市で化石が発見された翼竜は「ヒタチナカリュウ」と命名されました。キャロット君は自称「ナカミナトリュウ」です。
キャロット君の足元には、恐竜の卵とアンモナイトの化石も配置されています。
エントランスにならぶ一対の恐竜は、トリケラトプスとステゴザウルスです。
デリケートな作品なので、触らないように、とお願い書きがあります。
ほしいも専門店「大丸屋」は、バリアフリー店舗です。「ほしいも」国内生産の9割が茨城産といわれています。そして茨城の中で最も「ほしいも」生産が盛んな市は「ひたちなか市」です。
ひたちなか市の「那珂湊おさかな市場」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年10月に加筆修正しました)