古賀政男音楽博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

古賀政男音楽博物館

国民栄誉賞を贈られた音楽家の古賀政男氏は、34歳から亡くなるまでの40年間、東京都渋谷区の代々木上原に居を構えていました。その邸宅跡地に氏の遺志を引き継いで1997年に開館した博物館です。

古賀政男音楽博物館

アクセスは代々木上原駅から徒歩3分の案内。一般来館者用の駐車場はありませんが、身障者の利用に限り地下駐車場を使用させていただけます。身障者用駐車区画は1台分で事前予約制です。

古賀政男音楽博物館

地下駐車場は、井の頭通りから博物館敷地内に左折してスロープを下ります。スロープの先にあるシャッターの手前で停車し、駐車場スタッフに予約氏名を告げ、誘導を受けてください。スペースに余裕がある地下駐車場です。

古賀政男音楽博物館

駐車場から音楽博物館へ進むルートです。「古賀政男音楽博物館入口」と掲示がある手動ドアを通ります。車椅子では開けにくい開閉式のドアですが、ドアストッパーは置かれています。

古賀政男音楽博物館

その先にあるもう一枚の開閉式手動ドアを通ります。2枚目の手動ドアにもドアストッパーは置かれています。

古賀政男音楽博物館

するとB1のエレベーター乗降場所にでます。

古賀政男音楽博物館

エレベーターのかごは大きく、一般的なサイズの車椅子が余裕で乗り込めます。

古賀政男音楽博物館

古賀政男音楽博物館の受付は1Fです。エレベーターで1Fへ上がります。

古賀政男音楽博物館

バリアフリートイレは1Fにあります。やや狭いスペースですが一般的なサイズの車椅子は入る個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

古賀政男音楽博物館

古賀政男音楽博物館の入館料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名まで無料に減免されます。1Fのインフォメーションで障害者手帳を提示して減免措置を受けます。

古賀政男音楽博物館はポイントカードがあり、1回の来館で1ポイントつき、10ポイントで記念品をいただけます。障がい者減免制度により無料で入館しても、1ポイント付与されました。

古賀政男音楽博物館は、B1が音楽情報室、2Fが「大衆音楽の殿堂」、3Fは「古賀政男の世界」です。今回取材時はコロナ対策でB1が音楽情報室は休室でした。通常の観覧ルートは、1Fから階段で2Fへ上がり、2Fからスロープで3Fへ上がります。

古賀政男音楽博物館

2Fはエレベーター乗降が出来ないので、車椅子では1Fから3Fへエレベーターで上がり、3Fからスロープで2Fへ下り、2Fを観覧後にスロープで3Fへ戻り、3F観覧後にエレベーターで1F、または地下駐車場を利用した場合はB1へ下りて退館します。

3Fのエレベーター乗降場所は、スペースに余裕があります。

古賀政男音楽博物館

3Fからスロープで2Fへ下ります。スロープの入口は3Fの中央部にあります。

古賀政男音楽博物館

スロープは「石畳の道」。古賀邸にあったエントランスまでの石畳のスロープをイメージしています。

古賀政男音楽博物館

スロープの床は石畳風のデザインですが、柔らかいカーペット素材なので、車椅子で通行してもゴツゴツしません。傾斜角度も緩やかなスロープです。

古賀政男音楽博物館

2F「大衆音楽の殿堂」は、数多くの作詞家、作曲家、歌手、編曲家、演奏家を顕彰し、その業績を紹介しています。故人だけではなく、現役の音楽家も紹介されています。車椅子から問題なく観覧できる展示フロアです。2Fは写真撮影禁止です。

2Fを観覧後、車椅子でスロープを上がり3Fへ戻ります。

古賀政男音楽博物館

3Fの展示も、ほとんどは車椅子から観覧できます。

古賀政男音楽博物館

古賀邸の一部を再現した展示があります。

古賀政男音楽博物館

作曲をしていた執務室の再現展示です。

古賀政男音楽博物館

「くつろぎの場」は畳みに上がることができます。車椅子で立ち入れないのはこの展示だけです。段の手前から内部を車椅子で見学することはできます。

古賀政男音楽博物館

展示空間はスペースに余裕があります。

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古賀メロディーを自動演奏するギターが展示されています。

古賀政男音楽博物館

壁掛展示や壁面ケース内展示も、車椅子で観覧できます。

古賀政男音楽博物館

車椅子で観覧できる企画展示室があります。今回取材時は「日本の歌めぐり 静岡」が開催されていました。

古賀政男音楽博物館

段差なく移動できるテラスの休憩スペースがあります。

古賀政男音楽博物館

3Fエレベーターの前にある最後の展示「ご当地ソング」を観覧して退館します。

古賀政男音楽博物館

古賀政男音楽博物館は、新しい施設ではありませんが、車椅子で観覧できるバリアフリーな博物館です。

茨城県日立市の「吉田正音楽記念館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年3月に執筆しました)