学校法人文化学園を母体とする服飾専門の博物館です。住所は東京都渋谷区代々木ですが、新宿駅南口から徒歩7分の案内。甲州街道に面しています。博物館として1979年に開館、現在の地に2003年に移転しました。
HPでは「生活に欠かせない「衣」をテーマとした大学附属の専門博物館として、学術研究の目的で収集された衣服や染織品などを広く社会一般にも公開」し、「優れた実物資料による教育・研究」を目指すと自己紹介しています。
常設展はなく、年間4本程度の企画展が開催されます。今回取材時は「ヨーロピアン・モード」展が開催されていました。文化学園服飾博物館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。
出入口はフラットな構造の自動ドアです。入口で検温、手指消毒をして入館します。館内のトイレにはバリアフリートイレはありません。
文化学園服飾博物館は2フロアの構造で、2Fが第1展示室、1Fが第2展示室。通常の観覧ルートは階段で上下階移動します。
1F第2展示室の奥、扉の先にエレベーターがあり、自由に利用できます。車椅子では、1Fの第2展示室から入り、エレベーターで2Fに上がり第1展示室を観覧して、同じエレベーターで1Fに戻り、第2展示室を観覧する動線になります。
扉は車椅子で開けにくい開閉式の手動ドアです。2Fも同様にエレベーターと展示室の間に開閉式の手動ドアがあります。介助者がいない場合などは、博物館スタッフに声をかけていただければ、ドア開閉のお手伝いをします、とHPで案内されています。
1F、2Fとも、展示室内はフラットな構造でスペースに余裕があります。ドアの開閉だけ手助けをしていただければ、介助者がいなくても車椅子で観覧できる博物館です。
新宿「SOMPO美術館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年3月に執筆しました)