東京上野公園、東京都美術館での「クリムト展」を車椅子で観覧しました。現地のバリアフリー状況を紹介します。
会期は2019年4月23日から7月10日。「クリムト展」の観覧料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。
上野公園内から東京都美術館へ向かいます。この間の路面は小さな凹凸があり車椅子に細かい振動があります。なるべくフラットな路面を選び、車椅子で移動して下さい。
敷地内に入ると正面にエレベーターがあります。LBフロアへ下りて館内へ入ります。館内の床面はフラットです。館内にバリアフリートイレは複数用意されています。

人気の企画展です。会期前半から、週末の日中は入場規制1時間待ち程度が頻繁に発生しています。今回は会期前半の土曜日16:30に会場に行きました。入場待ちは「0分」ですが、会場内は「混雑しています」という表示が掲示されています。

入場待ちの列が発生していると利用できませんが、会場入口の横に記念撮影用の大型看板があります。もう一か所、会場内1F出口にも記念撮影ポイントがあります。今回取材時は大行列でした。

「クリムト展」の展示は3フロアを使用しています。車椅子利用者のための、上下階移動用のエレベーターは1基です。LBフロアから1Fへ。1Fから2Fへ。2FからLBフロアへと、エレベーターを計3回利用して鑑賞します。フロア移動のポイントでは、美術館スタッフが車椅子ルートを案内してくれます。
今回は入場待ち0分で、会場内は混雑という状況。人気のある作品は人垣が出来ています。車椅子からしっかり鑑賞できるポジションを確保するには、数分は待つ必要がありました。入場待ちが発生している状況であれば、もっと厳しい状況になることが予測されます。
展示方法はオーソドックスな壁掛け展示が主流で、車椅子からの鑑賞に、混雑以外の基本的な問題はありません。

大作「ベートーヴェン・フリーズ」の原寸大模写の展示があります。巨大な作品を大きな空間で展示するので、混雑に関係なく車椅子からゆっくり鑑賞できました。展示室内には「第九」が流れています。
2F展示室は「クリムト展」のショップです。土曜日の閉館前17時過ぎでしたが、ショップは混雑して車椅子で通過するのも苦労する状況でした。グッズはよく売れています。
人気企画展なので混雑は覚悟をしてご覧ください。混雑が苦手な方は、東京都美術館独自のイベント、事前申し込み制「障がいのある方のための特別鑑賞会」のご利用を、会期前にご検討ください。