丸の内 KITTE 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

KITTE

元は東京中央郵便局で事業主は日本郵便。丸の内を代表する施設になったKITTEは、全国津々浦々に広がる郵便局ネットワークを活かして、日本中から美味しいモノ、素敵なモノを集めた商業施設としてオープンしました。そして東大のミュージアムがあります。

丸の内~KITTE

KITTEは2013年に誕生した、丸の内では比較的新しいバリアフリー商業施設です。商業フロアはB1から6Fまでの7フロア。1Fを除いて各フロアにバリアフリートイレが配置されています。ユニバーサルベッドを備えたトイレもあります。

設計上の大きな特徴は、中央部の大きな吹き抜け空間。1Fから6Fまでの各階は、中央吹き抜け部を囲むように商業エリアが広がります。東京駅前の超一等地の空間を、贅沢に利用した商業施設です。

丸の内~KITTE

アクセスは良好です。東京駅からは地下通路で直結します。地下駐車場がありB2とB3が丸の内パークインで、身障者用駐車スペースが用意されています。

B1は開業当初「全国ご当地銘品フロア」として、郵便局ネットワークを活かした、全国のお店を誘致したフロアとしてオープンしました。その後、店舗は入れ替わり、現在では人気5店舗が営業する「ラーメン激戦区東京丸の内」などがあります。

他に、イベントスペースがある観光情報センター、CVSやドラッグなどが営業しています。車椅子での利用に大きな問題はありませんが、ラーメン店はカウンター席しかないお店もあります。

1Fには大きな吹き抜け空間の下にあるアトリウムがあり、クリスマスイベントや相撲イベント「はっきょいキッテ」など、様々なイベントが開催されます。

丸の内~KITTE

またKITTEがあるJPタワーの1Fには、現在も東京中央郵便局があります。

2Fと3Fには東大のミュージアムがあります。正式名称は「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」です。東大が蒐集した学術標本コレクションを、東大で使用された什器を利用して展示しています。入場無料の施設です。

KITTE

フロア内はフラットで通路幅は広くてバリアフリーな施設です。2Fと3Fのフロア間移動は、健常者はミュージアム内の階段を利用します。ミュージアム内にエレベーターがないので、車椅子利用者はKITTEの一般エレベーターを利用してフロア間を移動してください。

丸の内~KITTE

KITTEの4Fフロアには、旧東京中央郵便局長室が保存展示され、無料で見学できます。

KITTE

当時を再現した局長のデスクが配置されています。

KITTE

黒電話などは手を触れないように案内されています。

KITTE

大きな窓から東京駅舎が見えます。

KITTE

ここは東京駅前、東京の真ん中です。

KITTE

東京の真ん中からふるさとに出した手紙が展示されています。旧東京中央郵便局長室は、KITTEのアイデンティティです。

KITTE

5F、6Fの飲食店は、日本各地の有名店を誘致しています。ほとんどのお店は車椅子で利用できます。人気が高く混雑するので、予約をすることをお薦めします。

6Fにある屋上庭園「KITTEガーデン」は人気スポットで、赤レンガの東京駅丸の内口を眼下に見るビュースポットです。

丸の内~KITTE利用ガイド

6Fに出入口が2か所あります。

丸の内~KITTE

バリアフリーな庭園で車椅子で散策できます。

丸の内~KITTE利用ガイド

KITTEのエレベーターはよく混み合います。エレベーターは2系統で、B3から6Fを結ぶ系統と、1Fから5Fを結ぶ系統です。混むのはB3から6F系統の3基のエレベーターです。車椅子優先基がありますが、よく混んでいます。

KITTE

1Fから5F間のフロア間移動をする場合は、空いてる1Fから5F系統2基のエレベーター利用をお薦めします。

KITTE

周囲の施設と地下通路で連絡しています。隣接する「TOKIA」とはB1で連絡しています。

東京駅京葉線乗り場及びブリックスクエア方面への地下連絡通路は、通常ルートは階段を通行します。車椅子では、B1のドラッグストアやドライ食品店がある先を突き当りまで進んで下さい。そこにB1とその下の地下連絡路をつなぐエレベーターがあります。このルートを利用すると、KITTEからブリックスクエア、そして丸の内マイプラザまで、すべて地下通路で移動できます。

KITTE

丸の内KITTEは、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2022年7月に加筆修正しました)