2020年6月に開業した神奈川県南足柄市の道の駅です。南足柄市は金太郎のふるさと。物産品コーナーには、金太郎がテーマの地元開発商品が並びます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
施設全体が段差のない完全バリアフリー設計です。
身障者用駐車区画が屋根付きで2台分用意されています。そこからメイン棟まで屋根が続いています。
施設構造はシンプルで、メイン棟と交流コーナー棟の2棟構成です。
メイン棟の中に、農産物直売所、物産スペース、ふるさとごはん食堂、情報発信コーナー、そしてトイレがあります。木材を生かした外装です。
内装の天井部も木材が生かされています。
出入口はフラットな構造です。
バリアフリートイレは屋内に1つあります。屋外トイレはありません。
スペースは余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。
農産物直売所と物産スペースは、連続した売り場でレジは共通です。一般的な道の駅で使用される什器よりも、背の高い販売台が設置されています。通路幅はあまり余裕がありません。混みあうと売り場内の車椅子での移動は苦戦します。
ふるさとごはん食堂は、食券制セルフサービスの食事処兼喫茶です。
別棟の交流コーナーは、フリー休憩スペースです。フリーテーブル席が置かれ、自由に利用できます。
交流コーナーの横には屋外のテラス席コーナーもあります。
屋内の通路には、まさかりを狙うUFOキャッチャーがあります。
金太郎を前面に押し出したマーケティングが展開されています。道の駅足柄・金太郎のふるさとは、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。
天狗伝説の山、南足柄市の「大雄山最乗寺」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年2月に加筆修正しました)