伊豆 河津七滝 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

伊豆 河津七滝 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

静岡県河津町の「河津七滝」は、全長850mの遊歩道が整備され、途中までは段差がなく、車椅子で眼前の滝を楽しむことが出来ます。車椅子で散策可能な七滝観光ルートを紹介します。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

バリアフリールートの概要です。七つの滝を巡る散策路で、車椅子で通行出来るのは「河津七滝町営無料駐車場」周辺から「初景滝」までの区間です。この間に「カニ滝」があります。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

以上の2つの滝以外の5滝は、すべて階段路を通行します。車椅子での散策はできません。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

車椅子利用者は、アクセスは車が便利です。「河津七滝町営無料駐車場」は、旧七滝観光センター、現在はワサビ料理の「泣かせたい食堂」と「ジオパークビジターセンター」の前にあります。収容台数は約60台で、観光シーズンの週末などは満車になることがあります。

身障者用駐車区画はありません。駐車場自体はほぼフラットな敷地で、80%は舗装路面です。

ただし駐車場の出入口は角度のある坂道です。歩行者用の階段ルートが「泣かせたい食堂」の横にありますが、車椅子では車道の坂道を通行しなければなりません。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

「河津七滝町営無料駐車場」周辺には、複数の駐車場がある土産屋などがあります。お店の利用が条件になりますが、坂道を避けることができる立地の店の駐車場を利用するのも作戦です。

なお七滝に誕生した新しい観光施設、体感型カエル館「カワズー」には、広くてフラットな駐車場があり、入館者は無料で利用できます。入館料は1000円で、障がい者減免制度があり、障がい者本人と介助者1名の入館料は半額に減免されます。入館せずに駐車場だけを利用した場合は、駐車料金1000円と掲示されています。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

初景滝までのバリアフリー状況です。「河津七滝町営無料駐車場」またはその周辺の駐車場から、ループ橋方面から続く車道を車椅子で直進します。

「初景橋」の横から車両通行止めになります。この先のルートはすべて舗装路ですが、経年劣化による小さなデコボコはあります。アップダウンはありますが緩やかで、一般的な車椅子利用者は通行できます。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

川の流れを見ながらの散策ルートで、ほどなく「カニ滝」が現れます。「踊り子と学生の像」の先にある公衆トイレには、バリアフリートイレがあります。そのまま舗装路を進むと「初景滝」に着きます。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

初景滝のバリアフリー状況です。滝の手前に「踊り子と私」の像があり、記念撮影ポイントになっています。像まではフラットな舗装路が続くので、車椅子での記念撮影は可能です。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

その先、滝壺まで舗装路は続きますが、短くて幅の狭い傾斜を通過します。無理をすれば車椅子で通過できる傾斜です。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

傾斜の先はほぼフラットな路面です。ここまで来ると、水しぶきがかかる距離から初景滝を楽しめます。車椅子でこれほど近づける滝は滅多にありません。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

初景滝から先の散策路は、すぐに階段路になります。

河津七滝 車椅子散策ガイド 

駐車場は利用者の障がいの状況に応じて選択して下さい。河津七滝は、初景滝までは車椅子で散策できます。

100℃の源泉が30m噴き上がる河津町峰温泉の「峰温泉大噴湯公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年12月の取材に基づいています)