銀座メゾンエルメスフォーラム「湊茉莉展」バリアフリー情報

車椅子で行く 銀座メゾンエルメスフォーラム「湊茉莉展」

銀座メゾンエルメスフォーラムの「湊茉莉展」は、2019年3月28日から6月23日までの開催。入場無料です。

隣接するソニービルが解体され、エルメスビルのガラスブロックがよく見えるようになりました。そのビル壁面にファザードペインティング「Utuwa」が描かれました。

制作方法は、ビル壁面の清掃に使用されるようなゴンドラに湊氏が乗り、刷毛でペイント。「Utuwa」の展示は5月6日までの予定です。

銀座エルメスに入る前に、壁面アートを鑑賞します。数寄屋橋方面の広範囲から眺めることができます。お隣の銀座ソニーパークからは、見上げるような角度になります。

会場の「銀座メゾンエルメスフォーラム」は銀座エルメス8Fです。通常は晴海通り沿いのエルメス出入口から入りますが、この入口は段差があります。車椅子では別の入口からビル内に入るので、スタッフの誘導を受けて下さい。

エルメス1Fから8Fへはエレベーターの利用です。このエレベーターは小型で、一般的な車椅子は入りますが、大型の車椅子はリクライニングを倒した状態だと入らないことがあります。

8Fギャラリー内はフラット構造で、車椅子での利用に大きな問題はありません。ギャラリー内の作品は、黄河文明、メソポタミア文明、エジプト文明などで重要な役割を担ったモチーフに焦点をあてたもの。個展のテーマは「うつろい、たゆたひといとなみ」です。

ファザードペインティング「Utuwa」を内側から楽む。その日、その時間の日光の状況によって見え方が変わります。一部にはガラスブロックの内側からもペインティングされた箇所がありました。ソニービルがない、今だからこそ日が当たる時間が長いエルメスフォーラムです。

会場内では、ファザードペインティングの作業の様子が繰り返し放映されています。「Utuwa」は外から内から、光の加減による変化を楽しめる作品です。

銀座メゾンエルメスのバリアフリー状況を、別稿で紹介しています。ご参照ください。