福島県 道の駅ふくしま東和 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅ふくしま東和 車椅子で行く福島観光バリアフリー情報

福島県二本松市の「道の駅ふくしま東和」は、施設屋内にも綺麗なバリアフリートイレがある3棟構成の道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

身障者用駐車区画のブルーが鮮やかな道の駅です。福島県中通り北部、阿武隈山系の西斜面、国道沿いにある旧東和町の観光施設です。

2000年に「あぶくま館」として開館。2004年に道の駅に登録。名称は町名を入れて「ふくしま東和」へ変更し「あぶくま館」は愛称になりました。

2000年の建物なので、基本設計は段差が全くない完全バリアフリーではありませんが、車椅子での利用に大きな問題はない道の駅です。

独立したトイレ棟があり、バリアフリートイレがあります。またショップ棟の中にもバリアフリートイレがあります。2000年の施設としては、先駆的な設計です。

「道の駅ふくしま東和」の敷地は正方形に近く、国道から見る印象よりも奥行きがあります。身障者用駐車スペースから見ると、ショップ棟とトイレ棟の2棟施設に見えますが、この2棟の奥に食事処などが入る第3棟があります。第3棟の横には第二駐車場まである構成。建物のデザインは統一されています。

予約制の漬物加工室、予約制の会議室も併設。産直、お土産、食事、体験、地域コミュニティと、道の駅の一般的な機能を有した施設です。

阿武隈山系の恵みを楽しむ道の駅です。今回は4月の取材のため旬の時期が合いませんでしたが、リンゴとサクランボが特産ということ。もちろんリンゴは販売されていました。夏場は各種の地産野菜や山菜、キノコが美味しいそうです。

道の駅の観光案内では「ロードレース大会」「カヌー大会」などの大きなイベントの開催が紹介されています。自然環境を活かしたイベントに熱心な地区です。イベント開催時はこの道の駅が拠点として機能します。

駐車場に面して、屋外対面販売方式のジェラートショップがあります。メニューをみると、桑の葉、からし、さくら・・・、など見慣れない商品の案内も。地物素材を工夫して商品化しています。

福島県は桜の名所。「道の駅ふくしま東和」近隣のブランド桜としては「中島の地蔵桜」と「愛蔵寺の護摩桜」があります。

車椅子で両桜に出向きましたが、残念ながら車椅子での鑑賞には、かなりの無理が必要です。本稿では詳細は省略しますが「中島の地蔵桜」と「愛蔵寺の護摩桜」の車椅子での鑑賞は、積極的にはお薦めしません。

豊かな自然にいだかれた旧東和町の道の駅。道の駅ふくしま東和は、車椅子での利用に大きな問題はありません。

福島中通りの町、古殿町にある「道の駅ふるどの」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2018年4月の取材に基づいています)