福島県下郷町の「道の駅しもごう」は、周辺には何もない山の中にあります。南会津の玄関口となる道の駅。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
国道289号線、通称「甲子道路」にある道の駅、郡山ICと大内宿の中間になります。したがって東北自動車道を起点に見ると南会津の玄関口にあります。
現在「甲子道路」はバイパス化改良工事を実施中。整備が完了した区間は、2車線の素晴らしく走りやすいバイパスに進化しています。その国道から少し外れた、道の駅への入路の先に「道の駅しもごう」はあります。
2009年に開業した道の駅です。2010年代の設計に比べると少し見劣りしますが、問題のないバリアフリー設計。身障者用駐車スペースは1台分ですが、屋根付きです。
そこから直結するバリアフリートイレは、綺麗で広くてウォシュレット付き便器が備えられています。外見よりもバリアフリー設計が進んでいる道の駅です。
施設の構成は、直売所とお土産コーナー、食事処、観光案内コーナーなどで、一般的な道の駅の構成です。
敷地は広いのですが、施設建物は小ぶり、ショップや食事処は面積的には狭いお店です。店内通路も余裕はなく、車椅子での回遊はギリギリですが、それでも空いていれば問題なく車椅子で利用できます。
狭い店舗ですが品揃えは豊富。地元の産物、名産品、地酒など、数多くの商品が並びます。食事処は地産地消のお蕎麦や地鶏が自慢。立ち寄る価値のある道の駅です。
道の駅の案内表示には「道の駅しもごう Ematto」と表記されています。「エマット」とカナ標記されている場合もあります。「えまっと」とはこの地の方言で「もっと」という意味。それを道の駅の愛称に用いているそうです。Emattoという案内があっても、道の駅のことです。
道の駅から見える限り、山と道路しか見えません。キャッチコピーは、大自然の中で「ゆとり」と「くつろぎ」を満喫。まさにその通りの立地です。周辺には他に休憩施設はありません。道の駅しもごうから、会津山脈の雄大な景観を車椅子で楽しむことができます。写真愛好家に人気の撮影ポイントです。
茅葺屋根の家並みがそのまま残る「大内宿」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2018年4月の取材に基づいています)