流鏑馬の里、福島県古殿町の「道の駅ふるどの」は、1000本の桜並木があるにある元「おふくろの駅」です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
福島中通りの町、古殿町。10月に行われる古殿八幡神社の流鏑馬は、県の重要無形民俗文化財に指定されています。
そして鮫川沿いに7km続く約1000本の桜並木。今回満開時に訪れ、その魅力を満喫しました。桜並木の近くに「道の駅ふるどの」はあります。
道の駅認定を受けたのは2010年ですが、実際の開業は2001年。古殿町営の「おふくろの駅」として営業を開始しました。そのため目立つ看板類はすべて「おふくろの駅」となっています。おそらく2001年の開業以来、大きなリニューアルは行われていません。
バリアフリー水準は2001年レベで、。施設内通路は狭く、空いていても車椅子では移動に苦戦します。
トイレは独立棟で、今回取材時の状況では、バリアフリートイレの設備はウォシュレット無しの古い設備でした。
身障者用駐車スペースは、一般駐車場の中に2台分。屋根などの特別な設備はありません。
施設は標準的な構成で、直売所、食事処、テイクアウトコーナーなどがあります。安全安心新鮮な地場産品を中心に、山菜など山の幸が自慢です。食事処は手打ちの蕎麦うどんが名物です。駐車場にはご当地ナンバーが目立ちます。地元の人に愛されている「道の駅ふるどの」です。
最新のバリアフリー施設ではありませんが、一般的な車椅子での利用は可能です。道の駅ふるどのは、福島の山の幸を楽しむことが出来る道の駅です。
平田村の「道の駅ひらた」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2018年4月の取材に基づいています)